1年保存なら褒められる

 小学校の通知表の多くは、その学年に求められている学力の標準に達したか、を表していると思います。
A,B,Cで表されているとすると、Bに達したかを示すものです。

 子どもの成長に合わせ、学習も難しくなるようにプログラムされていますから、「標準」のレベルも通知表をもらうたびに上がります。

まじめに勉強を続け、昨年Bだったものが、今年もBというのは、とても素晴らしいことなのです。

 「この前はCだったから、今度の通知表がAに上がったら、クリスマスには好きなものをサンタさんに頼んでやる」というようなジャンプアップをお子さんに要求するのは、ほぼ無名の役者さんに、半年で国民のアイドルになりなさい」というくらいの無理難題です。

 とはいえ、変わらぬBを見て、「今年もBなの。すごくがんばったね」と心から言えないというお父さん、お母さんもの気持ちも、わからないではありません。

 そこで、いつも、クラスのお父さん、お母さんには、「お子さんのものは必ず1年間保存してください」とお願いしています。

 テスト1枚とってみても、4月の最初のテストと3月最後のテストでは、進歩がはっきりわかるのが、小学生のよいところです。

毎日、書き取りをていねいにやった子は、字が上手になっています。

字形はあまりかわらなくても、ますの中にしっかり書けるようになったり、筆圧が上がって字の線がしっかりしてきたことが、はっきりわかる場合もあるでしょう。

1年前の4月にやった「それほど点数のよくないテスト」を見て、「この問題は簡単だよ」と話すお子さんは、1年前より明らかに進歩しています。

 春休みにお子さんと、1年分の整理、処分をしながら、お子さんの進歩をたくさん見つけると、お父さん、お母さんは、自然に笑顔になってきて、その笑顔をエネルギーにして、お子さんは、これからの1年もがんばるのです。

 春休みは忙しい、という場合は、年末でも、お正月でも、お盆の時期でもいいので、「1年間のものを整理する日」を家族で決めて、毎年の家族の重要な行事に位置づけると、続けられると思います。

これができるのは、お子さんが小学生のうち、特に有効なのは4年生までなので、さっそく今日から始めてくださいね。


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