短くなった鉛筆
ノート、テスト、プリント類は、1年分残っていますか。
ノートは、今年1年間の学習の記録が書かれています。
低学年、中学年では、先生の指示で板書を写したり、大事なことを書いたりします。
中学年では、その中でも、自分で色や印を工夫できるようになります。
自分で大事だと思ったことに、色や線、印がつけられているノートなら、中学年として、とてもやる気を持って授業に参加していたことがわかります。
高学年になると、レイアウトなども含めて、少しずつ自分でノートを「創れる」ようになってきます。
これまでのノートとは少し変わったと感じられるノートが見られたら、高学年らしく学習ができるようになっている証拠です。
ノートも残しておくとかさばるので、いずれ処分しなければいけませんが、「このノートだけは残しておきたい」とお子さんが言ってくれたら、本当にうれしいですね。
百円で買ったノートが、何百倍もの価値のある、世界でただ一冊の自分専用の参考書になっているのです。
テスト、プリント類も残しておくとかさばるので、処分してしまいますが、算数、社会、理科のテストは処分する前に読み直すと、一年間を振り返るのに有効です。
テストは、教科書のダイジェスト版だと考えるとよいと思います。
最後に見てほしいのは、筆箱の中です。鉛筆は、どれくらい使われているでしょうか。
鉛筆が短くなった分、ノートに学習したことが書き込まれ、お子さんが育つ栄養になったと思うと、筆箱の中に並んでいる短い鉛筆も、かわいく思えます。
春も忙しい時期ですが、1時間でいいので、お子さんといっしょに机周りの整頓をしてみてください。