テストは重要な参考書
今年1年の学習は身についているでしょうか。
書店に行くと、1年の総仕上げ、のようなうたい文句の参考書や問題集が売られています。
それを買ってみるのも一つの方法ですが、実は、もっと身近に、1年の総復習が簡単にできるアイテムがあります。
それは、今年1年、学校でやってきたテストです。
4月から、テストは全部残してありますか。
厚い教科書の中の、最低限必要なことが上手にまとめられているのが、小学生のテストです。
特に、算数のテストは、やった順番に、丁寧に読み返していくと、過不足なく、今年学習したことを見返すことができます。
先日、算数の授業で、6年生に、今までテストを持ってきなさいと言ったら、1年生からのテストを全部持ってきた子がいました。
お父さん、お母さんが、ていねいにファイルに綴じて残しておいてくれたようです。
さて、残してあったテストは、春休みに1年分を見返し、全部理解できているようなら、処分して結構です。
ただし、算数は別です。算数が苦手な子は、一つ学年を戻って学習しなおすと、すぐに学力を取り戻すことができます。
ですから、算数のテストは、前の学年のものも残しておいてください。
子どもの勉強が心配になると、新しい参考書、新しい塾などが気になりますが、よく考えると、教科書やテストなど、学校から分けられているものを活用しきっていないことが多いようです。
お子さんの教科書やテストを使って、家族で一緒にわいわい「遊んで」みませんか。