「新しい」を演出する
「新しい」は、脳にとって栄養ドリンクのようなものです。
新しい服、新しい道具、…何でも、新しいものを手にすると、自然に心がうきうきします。
うきうきしている時の脳は、活発に働いています。初めての場所、初対面…、「初」がつくことは、うきうきに、わくわくやどきどきがプラスされ、もっと脳が働くので、その日のことは、なかなか忘れません。
小学生にとって4月は「新しい」こととたくさん出会う時です。
学校で、「新しい」が、たくさん起こります。
せっかくですから、これを大事にしましょう。
そうすれば、子供たちの脳は、いつもの何倍も活発になり、いろいろなことを脳の引き出しに収めていきます。
学校から帰ってきたら、「どうだった」と、いつもより楽しそうに聞いてください。
他の11か月よりも、たくさん「新しいこと」が学校で起こっているのですから、日頃、口が重い子も、ついおしゃべりになります。
家族とのおしゃべりこそが、小学生にとって最も効率のよい復習です。
また、学校でわくわくしやすいように、身の回りを演出してやってください。
鉛筆を全部、新しいものに替える。
下敷きや消しゴムを新調する。
給食のふきんやマット、お箸などを新しくする。ハンカチや靴下を新しくする。
ほんの小さなことでいいので、1週間、2週間と「4月は新しい季節」だと感じ続けられるように、演出してみてください。
一流の人は、口をそろえて、「毎日毎日が、新しい1日だ」と言います。
「新しい」は、脳を活性化し、能力を伸ばすための、重要なキーワードのひとつです。
お子さんの話の中に、新しいこと、発見などがあったら、一緒に感動するのも、大事な大人の役目ですね。
読者の方からのお便り***************************
勉強道具など新品は間に合いませんでしたが、会話の中で「新しさ」を気づかせるようにしてみます。
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これは、本当に大事なことですね。よいことを教えていただきました。