自分を変える夏休み
6年生Bさんの日記*********************
私の今までの夏休みは、暑くて暑くて勉強に集中できなくて、宿題をため込み、夏休み残り3日となった所で追い込まれ、ブァ〜ッとやっていました。
でも、先生が、この前、Aさんの計算ドリルの話をしてくださった時に、気がつきました。
私は今まで、人に決められた締め切りに追いつめられてやってきたことを。
先生は「Aさんは、自分の締め切りを作っていた」と言っていましたね。
それを夏休みの宿題の計画に、私は取り入れてみたいです。
いつも夏休みになると、宿題がいっぱい出て、ほとんど他のことをやる時間がなかったのですが、今年は、自分で苦手な教科を克服したりしてみたいです。
そして、夏休みが終わったら、自信を持って、勉強、授業に取り組めるようにがんばりたいです。
今年の夏休みは、自分を変える夏休みにしたいです。
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私からの返事****************************
決心をして、何かをやりとげようとがんばる人生。
目の前の快楽に身を任せる人生。
どちらの人生が本当に幸せなのかは、私には、よくわかりません。
でも、決心をしてがんばろうとするBさんは、かっこいい。私は尊敬します。
尊敬するから、できる限りの援助をしてやりたいと思います。
でも、自分を変えられるのは、自分だけ。決心した人だけが、なりたい自分になれるでしょう。
ひとつだけ、アドバイスを。
自分に厳しくするのは大事なことですが、無理に苦手な教科ばかりに手をつけるのではなく、「今の自分も未来の自分も楽しくなる」勉強をした方がいいでしょう。
自分を変えるのは、「大変だけど楽しいこと」だと思ってください。
自分が変われば、昨日と違う明日が来るのですから。
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読者の方の感想*****************************
一番にやると周りの子たちがそういう目で見る、という話、もっともです。
以前息子を受け持った担任がドリルを早く終わった順に黒板に名前をかいていました。
息子はいつも一番に終わり、まわりから「できる子」と思われていたようです。
そのことが励みになりなんでも早く取り掛かる子になりました。
中学になった今でも一番になることを目標とし自分から取り組みます。
あのときの担任の「出来た子を褒める」という態度がなければ今の息子はなかったかなと思います。
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