名前を書きましょう
「どうしたら字がうまくなるでしょう」というお便りをいただきました。
書道の先生に聞けば、たくさん助言をいただけると思いますが、残念ながら、ここでは答えられません。
私自身が上手ではないからです。
でも、ひとつだけわかっているのは、「好きになったら、たくさん書く」ということです。
ですから、自分の字が好きになるまで、ちょっとだけ背中を押してやれば、後は、自分で上達していくでしょう。
お正月に家族そろって書き初めをするのも楽しいですが、書き初めの道具を広げるのはなかなか大変なものです。
そんな時は、家族みんなで名前を書いてみませんか。
書道の道具が出せるなら、普通の半紙を折って16ますを作ります。
そうすると、ちょうど、子どもが書く書き初めの名前と同じ大きさの字が書けます。
これなら、こたつの上で書けます。
みんなでわいわいやっていると、知らぬ間に子どもは、たくさん書くことができます。
たくさん書くと、必ず上手な部分が出てくるので、それを見つけたら、ほめてやってください。
子どもの顔を見ていれば、この字がうまくいったかもしれないと本人が思っているかどうか、すぐわかります。
書道の道具を出せない時は、筆ペンで普通の紙に書くだけでかまいません。
質の高い筆ペンを買ってやってください。
みんなでやると楽しい。楽しいと、自然にたくさんやっている。たくさんやると、中には上手に書けているものも出てくる。
それをほめられたら、自分の字が好きになって、一人になっても書いてみる。
字を書く量は格段に増えてくるほめられた字を書こうとするから、さらに上手な字も増えてくる。
お子さんが0からスタートする時の「背中押し」をたくさんしてみませんか。