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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R102 2020/4/24 発行部数 978
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『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
2020年6月発売予定
全国どこの書店からでもお求めになれます。
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こんにちは。
子どもたちも自宅待機で大変かとも思いますが、テレビやネット
動画に浸りきりではありませんか。
久しぶりに学級担任になって発見したことがあります。6年生の
クラスです。
(^o^) 体験しよう
先週の金曜日、クラスに「テレビ禁止令」を出しました。
このクラスにいる1年間、テレビおよびテレビゲームは一切禁止
という「法律」です。(くわしくは、ホームページ、「よい子」の
バックナンバーをお読みください)
こうじ先生が怖くて何でも言うことを聞いてきた子供たちも、さ
すがにこれは抵抗しました。
そこで、「では、3日後の月曜日に一度だけ、抗議するチャンス
をあげよう。その抗議に私が納得できたら、テレビ禁止令は撤回し
ます」と言いました。
2日間の休日をはさんで月曜日。
一所懸命テレビのよさを考えてきた子、家でテレビを見る(時間
等の)約束を確認してきた子、中には、手作りの人形を持ってきて
「これをあげるから、テレビ禁止にしないでください」という子も
いました。
残念ですが袖の下では私は動きません(^o^)。
手を上げて発言したA君の話に驚きました。
「テレビのない生活の苦しさを先生にわかってもらうために、僕
は土日テレビを見ないで過ごしたんだけど…」
それを聞いて、私はうれしくなりました。
とにかく何かをやってみる。
A君のこの生き方は素晴らしいからです。
人はものを考える時、必ず体験した記憶を必要とします。
箱の中に記憶があるから、それをつないで新しいことを考え出せ
るのです。くわしくは、ホームページや「よい子」のバックナンバ
ーの「脳の話」をご覧ください)
大人はたっぷり体験の記憶を持っているので、その場にいってそ
れをしなくても考えたり、判断できることも少なくありません。
でも、子どもはその体験や記憶が少なくて、その場で考えなさい
と言っても、無理なことが多いのです。
だから、子どもに考えさせたい時は、まず体験させることが大事
です。
それをつい忘れて、体験していないことを考えさせて、「君はそ
んなこともわからないのか」と子どもを責めたことが若い頃あり、
ちょっと反省しています。
また、A君のように、まず何はともあれ体験してみよう、と考える
人に育てたいと思います。
A君の話を聞いて、「私もテレビの画面を見ないで音だけ聞いて
みた」と発言した子もいます。
この子達は、お父さん、お母さん、5年生までの先生に、しっか
り育てられているなあと感心しました。
子どもの脳を成長させるには、経験させ、肌で感じる、手を動か
すということを重ねていくことがとても重要です。
考えなさい、と言う前に、この子はこのことについて体験してい
るのだろうか、と確認してみてください。
さて、子どもたちの抗議の結果、このクラスの「テレビ禁止令」
はどうなったと思いますか。
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