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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R106 2020/5/30 発行部数 975
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『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
(発売元 静岡新聞社)
2020年6月11日発売
全国どこの書店からでもお求めになれます。
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こんにちは。
学校、始まりましたか。
(^o^) 1、2、たくさん
3以上の数字がない部族がいる、という話を聞いたことがありま
す。
3以上の数は、どれも「たくさん」と呼ぶそうです。
真実かどうか、たとえ真実だとしてもいつの時代のことなのか、
まったくはっきりしませんが、この「1、2、たくさん」を教室の
いろいろな場面で使っています。
新しい漢字を覚える時、3回だけ、気持ちを込めて書かせます。
おぼえようという気もなく100回書くよりも、こちらの方が絶
対しっかり覚えます。
字形を美しく書くためには、工夫しながら何百回も書かなければ
いけませんが、その漢字を覚えるためだけなら、じっくり3回の方
が、しっかり覚えられます。
その場で3回覚えたら、その夜、また3回、そして週末に3回書
けば、もう忘れません。
(バックナンバーの脳の話をお読みください。)
後は、日頃書く文に使っていけば「一生物」です。
私の音楽の授業では、新曲も3回で覚えることになっています。
1回目で全体像をつかみ、2回目で印象的なフレーズをいっしょ
に口ずさみ、3回目に全部を口ずさみ、4回目は前から知っていた
曲のようにしっかりした発声で歌います。
各回の前に、歌詞を充分読ませて理解させたり、歌の形式(バッ
クナンバーの小さな恋の歌をごらんください)をつかませたりする
必要はありますが、多くの歌に接し、慣れてくると子どもたちはこ
れで1曲歌えるようになります。
あとは漢字の学習と同様、普段、朝の会などで時々歌います。
学校の勉強も宿題も、時間をのばそうと思っても物理的な限界が
あります。
また、時間が延びるほど集中力が薄くなるという悲劇も生じます。
質を高める方法や、質を高めようとする気持ちを教えてあげるこ
とが重要です。
授業中、発表するのが苦手な子がいます。
いろいろな工夫をして何とか1回発表できたとします。
その子はそれで乗り越えられるかというと、なかなかうまくいき
ません。
1回目の壁は大きいのですが、2回目の壁もなかなか大きいので
す。
だから、気持ちが熱いうちに2回目の発表ができるようにしてあ
げなけれはいけません。
2回目の発表ができてほっとしたら、すかさず3回目の発表がで
きるようにしてやります。
短い期間のうちに3回発表できると、もう自分は前から発表がで
きる子であるような気になれます。
もし、発表できないと悩んでいるお子さんが、家で「今日、発表
したよ」とうれしそうに言ったら、2回目3回目まで発表できるよ
うに、おもいきりほめて、持ち上げ、涙を流さんばかりに喜んでく
ださい。
3回目の発表ができたら、あとはほうっておいても大丈夫です。
「1、2、たくさん」他に使えることがあったら、教えてくださ
い。
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