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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R108     2020/6/12  発行部数 974
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  『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
    全国どこの書店からでも、お求めになれます(注文できます)。
    静岡県内の書店なら店頭に並んでいます。(表紙は濃い桜色です)
    Amazonなら、速効よい子、で検索してください。
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    こんにちは。

    このメールマガジンを本に書き直した『速効よい子〜10歳ま
   でにしたいこと、10歳からでもできること〜』が発売になりま
   した。

    静岡県内のほぼすべての書店の店頭で購入できます。

    表紙は少し濃い桜色です。

    もし、書店で見かけたら、その様子を教えていただけると嬉し
   いです。

    また、全国どこの書店からでも注文できますし、アマゾンでも
   購入可能です。

    https://www.amazon.co.jp/速効よい子-増田浩二/dp/4783880085/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E9%80%9F%E5%8A%B9%E3%82%88%E3%81%84%E5%AD%90&qid=1591703173&sr=8-1

    この本が助けになると思われる方が近くにいたら、ぜひ、お勧
   めください。

    さて、ようやく学校が始まりましたが、コロナ対策の一つとし
   て、家庭学習も充実させるようにという話が出ているのを新聞で
   読みました。

    こんなお便りをいただきました。
   
       (^o^) ちょっと家でもやってみますか

   みなさんの声***********************************************
    いつも、購読しています。

    すごく励まされ、勇気づけられる文面をありがたく感じています。
   
    3年生の息子のことでお話させていただきます。
   
    息子は、本をスラスラ読めません。

    家庭訪問でも、読みが苦手だと聞き、「これからですよ」と励ま
   されましたが不安を感じています。
   
    読解力が当然身についてないので文章を理解するのが苦手です。

    読解力が未熟だから、算数でも何を聞かれているのか分らないよ
   うで、宿題も、すぐに「教えて」となります。
   
    その日に勉強したことが宿題(復習)となってるはずなのに理解
   できてないのかと不安になります。

    私がついて説明してやると分かる場合がほとんどなのですが、自
   分で考える力が未熟です。
   
    家庭学習をどのように進めていけばいいのでしょう。

    先生のおっしゃるように、まず、国語の本をスラスラ読む練習を
   していかなければと思っています。
   
    算数も計算が速く出来るわけでもありません。

    学校でも時間を決められて穴あき九九などやっているようですが
   時間がかかっているようです。

    家でトレーニングしていかないとダメだと思いますが、やっても
   本人も嫌がって続きません。
   
    3年生になって字は丁寧に書くようになってきましたが、まだま
   だだと思います。
   
    私は、結局、鬼になって怒ってばかりで悪循環です。

    息子もやらなくてはいけないという気持ちはあるのですが、すで
   に苦手意識が強いようで、やればできるよと言いつつも、親として
   どう接すれば、どう助言してやればいいのか悩みます。
   
    長文になり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
   ***********************************************みなさんの声

   私から
   ************************************************************
    こんにちは。お便りありがとうございます。

    お子さん、勉強、がんばってるみたいですね。

    お便りの文面から、できるようになりたいと一所懸命がんばって
   る様子がわかります。
   
    さっそくですが、お便りを読んで思いついたのは、本読みを、国
   語の教科書でやるのではなく、算数の教科書でやるという方法です。
   
    本読み、というと、国語の本、と思いがちですが、意外に、他の
   教科の本を読むと、力は伸びます。

    国語以外の算数などの本を声に出して読んでいる姿を見たことあ
   りますか。

    声に出させると、読めているようで実は読めていない場所、とい
   うのがはっきりわかります。

    国語の朗読は上手でも、他の教科書を朗読させるとへたくそだと
   いう子はたくさんいます。
   
    算数が気になるのなら、算数の教科書を朗読すればいいでしょう。
   
    理解力が気になるということですが、理解力を高めるためには、
   大人との会話が必要です。
   
    子どもが一人で本を読んでも理解力は高まりません。

    思考力というのは、まず人とのキャッチボールがあって基礎がで
   き、基礎ができた子だけが、一人で思考できるのです。

    ですから、もし理解力が不足していると、お父さん、お母さんが
   感じるのならば、今まで以上に親子の会話を増やしてください。
   
    子どもの言葉で、などと気を使う必要はありません。

    普通の大人の会話をお子さんとしてください。

    途中で、「それ、なんのこと?」と聞かれたら、その時は、お子さ
   んにわかるようにていねいに説明してあげます。

    理解力は大人との会話から生まれます。
   
    算数の計算ですが、学校の要求する「時間」にはひとまず目をつ
   ぶってください。

    もちろん、その時間内にできることを最終的な目標としますが、
   今日できなくてもいいじゃないですか。
   
    そのうえで、カードなどを使って練習しましょう。

    くりあがりのある足し算、くりさがりのある引き算、九九の割り
   算(または虫食い九九)、この3種類をやってください。

    答えだけ口頭で答えるという方法で1問1秒以内になるまでやり
   ます。

    50問を50秒以内くらいがいいと思います。
   
    一度に練習してもだめです。

    同じ問題を1日2回、がんばっても3回までで充分です。
   
    毎日続けることが大事です。

    1リットルの牛乳を100日間飲み続けると体は丈夫になります
   が、100リットルの牛乳を1日で飲むと下痢をします。
   
    毎日、時間を記録してください。

    「昨日」より記録が悪くてもしかってはいけません。

    たんたんと毎日続けさせてください。

    1週間前の記録と比べると、格段の進歩をお子さん本人も確かめ
   ることができ、やる気もわいてくるでしょう。
   
    よく、「ほめてのばす」と言いますが、それは、「よくがんばっ
   たね」と言うことではありません。

    進歩が実感できるような状況をつくってやることが「ほめて伸ば
   す」だと私は考えています。
   
    ここに書いたことがお子さんに当てはまるかどうかわかりません
   が、成果が出ても出なくても、またご連絡いただけるとうれしいで
   す。

    だめだった時は、また違う方法を考えます。
   ************************************************************

   みなさんの声(お返事)****************************************
    ご多忙な毎日をお過ごしだと思いながらご相談させて頂いたにも
   関わらず、ご丁寧な内容の文面を本当にありがとうございました。
   
    算数の本の朗読、早速やってみます。
   
    それから、大人との会話が理解力を高めるというお言葉、心を打
   ちました。

    典型的な核家族で主人の帰りも遅いので私と子ども2人という生
   活で大人同士の会話を聞かせることもなく育ててきたかもしれませ
   ん。
   
    長男は小3年、次男は年中です。もっと、会話を楽しめるように
   子どもの言葉を聞き逃さないように会話をしていこうと思います。
   
    先生のメルマガでも今回のお返事にもカードが出てきますが、ど
   のようにカードを作ればいいのでしょうか?

    くりあがり、くりさがりの計算をカードに書けばいいのでしょう
   か?(ひっさんなのでしょうか?)

    すみません、質問ばかりになってしまいました。
   ***********************************************みなさんの声

   私から
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    4+8とか、12−4という式をカードに書いてください。
   
    むか〜し、英単語を覚える時に使ったようなカードです。

    九九は32÷8という割り算をつくればいいでしょう。

    やる気が出てきたら、32÷6というような式を書き、5あまり
   2と答えさせましょう。

    筆算ではなく、瞬間的に答えを言えるまで練習してください。
   ************************************************************
   
    お父さん、お母さんが、おもしろがってお子さんの勉強に付き合
   ってくれると、お子さんは勉強ということそのものが楽しくなって、
   力をうんと伸ばせるでしょう。

    お子さんが家で勉強している時、お父さんとお母さんが楽しそう
   だと、お子さんにとって、勉強することが正しいことだと思えるよ
   うになります。

    ご意見、感想は、電子メールでお寄せ下さい。

    メールアドレス  kojimasuda@tokai.or.jp

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    無記名、匿名でかまいません。
      
   ★☆うまく答えられないかもしれませんが、ご相談がありましたら、
     どうぞ、お寄せください。あなたのご相談の内容が、他の方の
     悩みを解決する鍵になるかもしれません。全く知らない人だか
     らこそ、言える話もありますよね。          ☆★


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