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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R115     2020/8/21  発行部数 958
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  『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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    こんにちは。

    夏休みが終わった学校もありますね。
   
    「予定帳」にお便りをたくさんいただきました。ありがとうござ
   います。
   
    本も、手に取っていただけたでしょうか。

    感想をいただけるとうれしいです。
   
        (^o^) 待ちましょう
   
    漢字書き取りの宿題を出し始めて1ヶ月半が過ぎました。

    私の学級の宿題はこれだけです。
   
    私はこの宿題を出すにあたって3つのことをしました。
   
   ・ひらがなのお手本を渡して、平仮名はお手本のように書けるよう
   にしなさいと言う。
   
   ・うまく書けていない平仮名は、その子のくせがわかるように(ど
   こを直せばいいか、本人が類推できるように)赤くペンを入れる。
   
   ・気を抜いた字を書いてきた子は、呼び出して叱る。
   
    私がこわいので、子どもたちは、毎日必死に100文字の書き取
   りをやってきました。

    ほとんどの子が、毎日まじめにやってきました。

    先日、学級懇談会であるお母さんが、1ページ書くのに3時間、
   かかっている、とおっしゃっていました。
   
    そして、1ヵ月半、まじめにやってきた子は、どの子も自分で進
   歩が感じられるほど、平仮名が変わりました。
   
    もちろん、どの子も同じレベルの平仮名が書けるようになったわ
   けではありません。
   
    でも、1ヶ月前、とても下手だった子が見違えるような字になっ
   たり、最初から上手だと言われていた子は、大人の上手な人が書い
   たのと変わりない字がかけるようになったり、一人ひとりが大きな
   進歩をしました。
   
    学級懇談会でも2人の子のノートのコピーを見てもらい、その進
   歩をお母さん方にも認めてもらいました。

    18歳(脳の部屋の増加が止まる年齢)までは、誰でも、どんな
   ことでも、がんばれば必ず成果が出ます。
   
    が、今日の本題はそこではありません。
   
    とても字が進歩したA君。

    実は、つい先日まで、最初の字と変わらないへたくそな字だった
   のです。
   
    A君はとってもまじめな子です。

    書き取りにも毎日まじめに取り組みました。

    でも、1ヶ月以上、字は変わりませんでした。
   
    ところが、ある日突然、字が変わりだし、数日で瞬く間に進歩が
   現れました。

    きっと毎日繰り返し、考え抜いて、何かこつのようなものを見つ
   けたのでしょう。
   
    乳歯が抜ける頃までの子どもは、いろいろなことをすぐに身につ
   けてしまいます。

    大人よりずっと優秀です。5歳の子と25歳の人が同時に一輪車
   の練習を始めたら、5歳の子の方が必ず早く乗れるようになります。
   
    5歳と12歳でもその差はおこります。

    1年生では1日2日でいろいろなことが身につきますが、12歳
   では1ヶ月かかるのです。
   
    大人は、ついそれを忘れて、「1年生の頃はあんなに頭がよかっ
   たのに、6年生になるとだめになるんだねえ」などと嘆いたりしま
   す。
   
    でも、それは、その子に限ったことではなくて、人間はみんな同
   じなのです。

    脳は3歳までがいちばんフレッシュでいちばん吸収力があり、そ
   れ以後は、吸収力が落ちていきます。
   
    でも、やれば確実に進歩します。

    年齢に応じて、進歩するまでの期間の長さが待てれば、子どもた
   ちはみんな望んでいる力を身につけることができるのです。
   
    家族が一度でも嘆いたら、子どもの進歩はそこで終わります。
   
    「○才の頃はすごかった」などと言わずに、お子さんの進歩を、
   年齢に応じて気長に待ってください。

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