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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R121 2020/10/9 発行部数 957
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『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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こんにちは。
今年の小学生の修学旅行は、県内等の近場で行われることが多い
ようです。
中止にならなかったことは、本当によかったと思います。
場所が決まれば、そこで学べることは、先生方の知恵で、いくら
でも出てきます。
ただ、やはり、「先輩」たちと違う場所に行くのは、残念ですね。
娘の高校の修学旅行が9.11の事件のせいで、海外のホームス
テイから、突然、国内研修に変わったのを思い出します。
翌年は、また、海外に戻ったので、娘は、この年に当たったこと
を悔やんでも悔やみきれないようです。
(^o^) もし…だったら
「もし…だったら」これがA君の口癖でした。
「○○をしよう」と学級会などで誰かが提案すると、「もし、う
まくできなかったら、どうする」と必ず一言言うのです。
彼は必ず「否定の未来」をイメージしているようです。
話の腰を折られたような気がして、周りの子はいつも嫌な気持ち
になります。
未来を心配して、いろいろな対策を練ることは大事です。
でも、何の根拠もなしに、まず否定的な未来を口にするのは残念
なことです。
A君は、周りの子から「ひねくれた子」と見られていたかもしれ
ません。
不思議なのは、本人がそれをわかっていて、直したいと思ってい
ることでした。
直したいのなら直せばいいのに、と思ってしまいがちですが、本
人にもどうしようもないくらい体に染みこんでしまっていたようで
す。
本人に意識があるなら、まだ直せるチャンスがあると思い、厳し
い指導に切り替えました。
そして数ヶ月、とうとうA君から、「もし…だったら」ではない
言葉が出てきました。
彼は前月に続けて、宿題をサボっていることを隠していました。
宿題は毎日私が見ますが、その日、全員が提出しているかはチェ
ックしていません。
時にはやれない日もあるだろうから、そういう日は次の日にそ〜
っと2日分出せるように、やってきたかどうかのチェックは1ヶ月
に1度にしています。
「子どもたちが毎日提出していると信じているから」と言えれば
かっこいいのですが、なかなかそうもいきません(^-^)。
先月に続いて「来月は必ずやってきます」というA君。
「先月同じように誓ったのに嘘だった。もう信じない」と私が答
えます。
すると彼はいつものように「もしできなかったら、こういう罰を
自分で与えます」と言いました。
そんな考え方だから、君は何もできないのだと私は冷たく言い放
ちました。
彼は涙を浮かべて自分の席に戻っていきます。
いつもならここで終わるのですが、この日は違いました。
「来月は必ずできるように、家の中のあちこちに宿題をするとい
う紙を貼ります。それから…」
初めて彼の口から、「もしできなかったら」ではなく、やりとげ
るための工夫、アイデアが出てきたのです。
これを丁寧にしばらく重ねていけば、彼は変わると感じました。
もともと人の役に立つ力のある子ですから、友達からの信頼も厚
くなっていくでしょう。
これまで、否定の未来を想像することから、彼はすべてを失って
いたように思えます。
見つめる未来はいつも肯定的なものにしよう、と私自身も深く思
いました。
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