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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R133 2021/1/8 発行部数 948
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『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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こんにちは。
本が面白かったという年賀状を沢山いただきました。
ありがとうございます。
では、先週の続きです。
(^o^) いじめるひまがない 2
2週目の授業は「プロレスごっこ」(静岡県教育出版社発行「心ゆ
たかに〜6年生〜」)を読みました。
力の強い子が力の弱い子にふざけてプロレスの技をかけて遊ぶ。
それが次第にエスカレートして、周りの子もはやしたてたり技を
かけたりする。
技をかけられた子は学校に行くのが憂鬱になるという話です。
この話の感想を出し合うところから授業は始まりました。
子どもたちは口々にいじめは嫌なもの、悪いことと言います。
改めていじめのひどさを感じたのでしょう。
ではどうすれば、いじめはなくなるのかという私の問いに
・人の気持ちを考えた思いやりのある行動をする。
・やられた方も勇気を持って嫌だという。
という意見がたくさん出されました。
「本当にそんなことでいじめがなくなると思うか。全国の小学生
はそんなことにもまだ気づいていないのか」と私は問いかけました。
そして、同じ本に載っている「ライアンの願い」「私の体を五等分
に〜池内清消防指令補の手記より〜」という2つの話を読みました。
「ライアン〜」は、中学生で血液製剤からエイズに感染した主人
公が、中学校から登校を拒否されるのですが、高校は彼を受け入れ、
彼は幸せな3年間を送って亡くなったという話です。
「私の体を〜」は、阪神の震災で救助活動にあたった消防の方の
手記です。
編集者は、この2つの話をいじめの教材として採用したのではな
いでしょう。
子どもたちは、一読後、この話をいじめにつなげることができず、
首を傾げました。
「いじめをなくすために、この話から何を学べばいいか、1週間
考えておいで。」
ここで2週目の授業を終えました。
(次号に続きます)
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