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    ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
    真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
    子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R134     2021/1/15  発行部数 949
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  『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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    こんにちは。

    緊急事態宣言が出されましたが、1回目の時よりも、町の人出が
   多いというニュースを見ます。

    慣れることで緊張感がなくなったのでしょうか。

    能力の進歩という点において、「慣れた」は、それができるよう
   になったということなので大事なことなのですが、同時に、新鮮さ
   を失い、それによって集中力を欠くというマイナス面をも伴います。

    慣れるまで繰り返してやって技術などを獲得することと、いつで
   も新鮮さを失わない工夫をすることの両立が、力を伸ばすこつのよ
   うです。

    コロナに関しては、解決するまで、慣れないようにしたいですね。

    では、先週の続きです。
   
         (^o^) いじめるひまがない 3
   
    子どもたちは1週間真剣に考えてくれたようです。

    お父さん、お母さんにも相談したという子もいました。

    このクラスには、私の投げ掛ける問題を子どもといっしょになっ
   て考えてくれるお父さんお母さんがたくさんいて、うれしくなって
   きます。
   
   ・学校がライアンを登校させなかったのはいじめだ。
    いじめは子供同士だけじゃない。

   ・相手のことをよく理解しないのがいじめだ。
   
    「ライアンの願い」(静岡県教育出版社発行「心ゆたかに〜6年生
   〜」)を読んだ子どもたちの意見はここに集中しました。

    確かにそのとおりです。
   
    「私の体を五等分に〜池内清消防指令補の手記より〜」といじめの
   関係を見つけるのは難しかったようです。

    でも、「必死になって救助活動をする消防隊員に、もっとはやく
   やれと文句を言った人がいるけど、そういうこともいじめである」
   と、いじめと結び付けて読んできた子がいます。

    本当によく考えてくれます。
   
    確かにそれもそうです。

    でも私がこの話を取り上げた意図は、前々号で書いたように、人
   のために忙しく働いている人には、いじめるという発想は起きない
   ということです。
   
    答えを言おうかなと思った時に、Aさんが発言しました。
   
    「前に先生が、忙しいと悪いことをしなくなるっていってました。

    ライアンを受け入れた高校の人たちはエイズの勉強をしたり、設
   備を整えるのに一所懸命でした。

     池内さんは体がぼろぼろになるくらい活動を続けました。

     高校の人たちも池内さんも、人をいじめる暇がありません。」
   
    ずっと以前、私がぽろっとこぼした言葉を彼女は覚えていてくれ
   ました。

    教える側の人間にとってこんなに幸せなことはありません。
   
    彼女の説明のとおりです。

    よいことをしたいと忙しい毎日を送っている人には、いじめなど
   をしている暇がないのです。

    人を助けたい、こればかり思っている人の心の中には、いじめと
   いう言葉そのものが存在しません。
   
    いじめをなくそうと言っている限り、いじめという言葉そのもの
   が心から消えません。

    心から消えないものは、この世界から消えないのです。
   
    いじめという言葉がチーム全員の心の中から消えてしまえば、い
   じめはなくなります。

    全員がいつも青い空の方を向いて、人のために忙しくしていれば、
   このクラスからいじめはなくなるのです。
   
    これでいじめの授業は終わりです、と言いたいところですが、実
   は肝心なことがひとつ抜けています。

    いつも心が青空の方を向いていられるためには、必要なことがあ
   るからです。
   
    それはなんだと思う?来週までに考えてきて。

    そう言って、この日の授業を終わりました。

    (次号に続きます)

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