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◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
子どもをよい子にする方法。
vol.R140 2021/2/26 発行部数 950
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『速効よい子〜
10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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こんにちは。
例年ですと、6年生の最後の保護者会で、卒業式の説明がされる
時期です。
今年の卒業式は、どんなふうに行われるのでしょう。
小学校の卒業式は、子どものためというより、お父さん、お母さ
んへのねぎらいの儀式だと、私は考えています。
先生方も身を削って頑張ってくれています。
全国すべての小学校で素敵な卒業式になるように、お祈りしてい
ます。
(^o^) おなかがすく
私の勤める学校には、年に数回、ハートランチデーという名前の
日があります。
普段は給食ですが、この日はお父さんやお母さんの作ってくれた
お弁当を食べます。
子どもたちは、本当にうれしそうです。
6年生でも、いつもと全然違う顔をして食事をしています。
給食の制度はとてもすばらしいものですが、やはり、お父さん、
お母さんの作ってくれたお弁当にはかないません。
さて、このハートランチデーに、ちょっとした実験をしてみまし
た。
空腹体験です。
方法は、
・お弁当は、塩むすびに限定する。
・12時以降、下校時刻の4時までの間の好きな時におむすびを食
べる。
です。
「歴史の勉強の中で、多くの時代、人々が飢えてきたのを知った。
現在でも、日本以外の国で飢えている人がいることを知っている。
飢えるということがどういうことか、体験してみてほしい」
そう投げかけ、希望者だけ、参加するように言いました。
楽しそうな顔で、みんなおむすびを用意してきました。
中には、朝ごはんも抜いてきたという子がいました。
朝食の重要性がことさら叫ばれている今ですから、おこられてし
まうかもしれませんが、こうして意図的に朝食を抜かなければ、朝
食の重要性はわからないのではないかと私は思います。
4時間目が終わり、12時。
給食がないとこの時間はたっぷりあるのに気づきます。
子どもたちのほとんどは、卒業文集作りなど、学級の仕事をして
過ごしました。
外で遊ばないの?といじわるく聞く私に、動くとおなかがすくと
いう答え。
どれだけ長く食べないままいられるか、という我慢比べになって
います(^-^)。
本来の目的は違う、と私が言うと、でもね〜、などと言って、子
どもたちは仕事を再開しました。
5時間目は、体育。
偶然今日は、「過酷な」ハバネロ(ハンドサッカー)の日。
他の種目なら自分をコントロールして動きを抑えられますが、ハ
バネロだけは、自然に体が動いてしまいます。
そして、6時間目も終わり、下校時刻。
「自分は体調が悪いので、いつもどおり食べます」と12時に食
べた子、昼休みに食べた子、体育の自分のゲームの合間に食べた子、
下校時間まで待って食べた子、いろいろいましたが、感想はほぼ一
致していました。
◎最後までがまんしていたら、終わりごろ、やはりおなかがすいて
きました。
食べ物のない国の人の気持ちを考えたら、こんなに死ぬほどおなか
がすくのが何日も続くのは大変なことだとわかりました。
◎塩むすびがこんなにおいしいとは思わなかった。
今、食べ物が足りなくて死にそうな国の人に食べ物をあげたら、ど
んなに喜ぶだろう。
もう無駄に物を捨てるのはやめようと思う。
◎おなかがすいた後のおにぎりは本当においしかったです。
塩おにぎりはいつもなら食べる気がしないけど、私達は贅沢をして
いるのだと思いました。
私は好き嫌いが多いけど、今までのことを見直したいと思いました。
◎がまんしていて限界になってから食べたら、作ってくれたお母さ
んの味がしました。
◎今日食べたおにぎりは、いつも食べる物よりおいしく感じた。
塩とお米の味がよくわかった。私達にはいつでも食べ物があるけれ
ど、空腹のままの人もいる。
今はまだ何もできないけれど、We are the worldを精一杯歌おうと
思った。
お米は甘い、という体験をしないで大人になってほしくないなあ、
といつも思います。
アウトドアが得意なご家族なら、これに似た体験をさせられるで
しょうか。
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