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        ◇◆◇◆ 速効!!よい子 ◆◇◆◇
   
        真剣に子育てを考えている人だけに教えたい、
   
        子どもをよい子にする方法。
   
    vol.R148     2021/4/30  発行部数 945
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    『速効よい子〜
    10歳までにしたいこと、10歳からでもできること〜』
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    こんにちは。

    ゴールデンウィークですが、遠くに出掛けるのは難しそうですね。

    どうせ出かけられないのなら、家の大掃除はいかがでしょうか。

    家の大掃除は、お父さん、お母さんの腕の見せ所です。

    年末にすることが多いでしょうが、今年は、思い切って、春の行
   事にしてみませんか。

    和室のある家は、畳をあげて、障子を貼り替えて…。

    大掃除が面倒なら、平仮名の練習でも、いかがでしょう(^-^)。

    「ひらがなをかこう」
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    さて、今日も6年生の教室でのできごとです。
   
          (^o^) 運がいい人
   
    「運がいい人と悪い人っていると思うか」と質問しました。
   
    すると何人もの子が、

   ・運というのは、いい時と悪い時があってみんな平等

   ・幸運はみんなにやってくるけど、それを見つける力を身につけて
    いる人が幸運をつかめる

   と言いました。

    「平等説」です。
   
    私もしばらく前まで、そう思っていましたが、最近、いろいろな
   本を読んだり、自分の人生を振り返ったりするうちに、考えが変わ
   りました。

    そこで、それを子どもたちに知ってほしいと思いました。
   
    それで最初の質問をしたわけです。

   「この1年、自分は幸運だったか。今夜一晩考えて、その理由も書
   いておいで」という宿題を出しました。
   
    次の日、全員が2、3行ずつ、今年の自分を振り返って書いてき
   ました。
   
    数人、いいことも悪いこともあった、と書いていましたが、他の
   ほとんどの子は、「今年は幸運だった」と書いてきました。

    AさんとBさんは、こんなことを書いてきました。
   
    Aさん「病気で1ヶ月以上入院した」

    Aさんは、突然病気になり、1ヶ月以上入院し、2学期の終わり
   ごろを棒に振ってしまいました。

   Bさん「漢字テストで1問間違えただけで、テスト直しをすること
   になった」
   
    3学期の初めに静岡県では定着度テストというのをするのですが、
   そこで「1問でも漢字の問題を間違えた者は、この1年のすべての
   漢字テストの再テストをする」という罰を設けました。

    Bさんは、1年間漢字の勉強をがんばってきたのですが、なぜか
   うっかり1問間違えてしまい、14枚の再テストを受けることにな
   ったのです。
   
    実は、AさんもBさんも、自分は幸運だったと文を結んでいます。
   
    「入院したおかげで、たくさんの友達に励まされ、友達の大切さ
   がよくわかった。この入院を機会に、今までそれほど親しくなかっ
   た友達とも仲良くなれた。幸運だった」とAさんは書いてきました。
   
    「あの1問を間違えたおかげで、今年1年の漢字の復習ができる。
   幸運だと思う」とBさんは書いてきました。
   
    これを読んで、すごくうれしくなりました。

    大人だって、こんな考え方は簡単にはできません。
   
    きっと、お父さんとお母さんが、12年間、こういう考え方でこ
   の2人を育ててこられたのだろうと思います。

    なんてすてきな子育てでしょう。
   
    この2人の考え方が、私の言いたかったことに大きく関係します。
   
    私の言いたかったのは、
   「運のいい人と悪い人というのはいる。しかも、運のいい人はずっ
   と運がいい」ということでした。

    (次号に続きます)

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