会津 バイクツーリング

○きっかけ
ネットを見ていたら、むかしむかしスキーでお世話になった宿を見付けた。旅館ではなくビジネスホテルに転換していた。 以前から、4年前に鉄道で行った会津方面へバイクで行きたいと思っていた。会津まで行けばその足で米沢まで行くのはそんなに大変ではなさそうである。 そうすれば一石二鳥である。
『思い立ったが吉日』というから、海の日の三連休の日月を利用して出掛けることにした。

○日時 05年7月17,18日
○ルート(走行距離 570km)
・行き(300km) 太田−草木湖−日光−会津若松−猪苗代湖−裏磐梯(檜原湖)−白布峠−米沢(泊)
・帰り(270km) 米沢−大峠トンネル−喜多方−会津若松−日光−草木湖−太田

○1日目
定番の草木湖(ダム)を目指す。それより先は未知の世界であった。今日初めて走ることができた。 長いトンネルを抜け、日光に入る。日光がこんなに近いとは。今度は中禅寺湖から金精峠の方へも行ってみたい。 今市のコンビニでひと休みして、会津西街道を北上する。信号も少なければ交通量も少ない。快適に走って栃木県を通過していよいよ福島県に入った。 入ってまもないところにある道の駅「たじま」で休憩した。
道の駅を出て、最初のガソリンスタンドで給油した。若い女性店員が「雨が降らないといいですね」と言ったので何となく嬉しくなった。 会津西街道には温泉が多い。芦ノ牧に気軽に入れる温泉があると書いてあったので注意しながら走っているとドライブ温泉が見えてきた。 ここまで走ってきた疲れを取るためのんびり入っていた。
ここまで来れば会津若松はもうすぐである。市街地に入り案内標識に従い、猪苗代湖を目指す。多少渋滞気味の49号線を走っていると猪苗代湖が見えてきた。 猪苗代湖に沿って走る区間はそう長くはなかったが気持ちがよかった。そしてその大きさを実感した。 野口英世記念館の前でバイクをとめ、大して美味くないことが分かっている観光地の食堂でラーメンを食べた。ちょうど正午過ぎで空腹だったから何か食べたかったのである。 本当は喜多方まで行って喜多方ラーメンを食べたかったのですが。
そしていよいよ本日の最終目的地である米沢に向かう。まずは裏磐梯を目指す。いくつもの湖がある裏磐梯は流石に有名な観光地だけあって人出が多かった。 檜原湖に沿って気持ち良く走っていくと西吾妻スカイバレーの入口が見えてきた。2年前に無料開放となったようである。九十九折りの峠道を上ると白布峠に到着した。 いよいよ山形県である。山形県にバイクで踏み込むのはこれが初めてである。峠道を下りたところにある白布温泉で温泉タイム。有名な東屋に入ると団体客(日帰り)もやってきた。 しばらくすると雨が降り出した。温泉に入っているうちには止むだろうと思っていたがなかなか止まなかった。雨があがるのを待って出発した。 もう目指す宿までは30分ぐらいだろう。宿はすぐ見付かった。フロントでむかしむかしのスキーの話しをすると「おぼろげながら覚えています」。昔話に花が咲いた、とまではいかないまでも会話が弾んだ。

つたや
ホテルつたや。まごころのこもったよい宿です

○2日目
朝起きると、携帯にメールが入っていた。軽い気持ちで開くとそこには驚くべきことが。今日は何が何でも無事故で帰らなくてはならない。 宿で朝食を食べ出発した。宿の人が「このあたりにはバイクで走ると楽しいところがたくさんあるのでまた来て下さい」と言った。機会があればまた来たいと思う。
悩んだあげく、帰りは会津若松まで別ルートでそこから先は行きの逆ルートに決めた。大峠トンネルを抜けて福島県に戻り、喜多方を経由して会津若松に向かう。 会津若松にはいろいろ見所がありそうだが今回はやめとこう。会津西街道を南下。以前入ったことがある湯野上温泉の河原の露天風呂にだけ寄り道した。無料は嬉しい。 行きと同じく道の駅「たじま」で休憩した。そこからこまめに休憩して無事帰宅した。

○写真


芦ノ牧のドライブ温泉
大浴場はちょっと誇大な表現
野口英世記念館
前回入館したから今回はパス

檜原湖。裏磐梯で一番大きい白布峠。ここから山形県です

白布温泉の東屋です有名な湯野上の露天風呂
(注記:その後閉鎖されました)

○まとめ
東北が近くなったわりにはなかなか行くことができなかった。今回やっとそれが実現した。残念ながら向こうでのプチオフは実現できなかったが、ソロツーもそれなりに楽しい。 無事故無違反で終えることができた。 最後に、Shimaさんのご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌

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