0.ルート
01年8月13日(月)
沼津−三島−東京−北千住−(東武線-野岩鉄道-会津鉄道)−塔のへつり−
湯野上温泉−(会津鉄道-只見線)会津若松(泊)
01年8月14日(火)
会津若松−猪苗代−郡山−福島−(福島交通)−飯坂温泉−福島−仙台−陸前浜田(泊)
01年8月15日(水)
陸前浜田−(徒歩)−松島−(遊覧船)−塩釜−仙台−(東北新幹線)−東京−三島−沼津
1.経緯
お盆に不良中年友の会の松島オフが開催されることになった。松島まで沼津から500km以上もあるのでとても銭湯機(バイクのこと)で行く気がしない。しかしそこで考え直して鉄道ならどうか。隠れ鉄道ファンとしてはたまには鉄道にも乗ってみたい。
前日から寄り道しながらのんびり行けばいいではないか。そんな訳で2泊3日の鉄道の旅となった。
2.1日目
東京までは新幹線である。浅草発の快速会津田島行きに北千住から乗る予定である。上野まで山手線に乗り、常磐線に乗り換えて北千住で下りる。東武の乗り場がよく分からずとりあえずきた電車で春日部まで行くことにした。しばらく複々線の区間が続く。春日部に着いたころには複線だった。春日部で少し待って予定の快速に乗車した。
社内は満員である。1時間ぐらいは立っていた。新鹿沼でたくさん降りたのでやっと座ることができた。先頭2両が日光行きだったので下今市で後ろの会津田島行きに乗り換える。かつて日光までは乗ったことがある。鬼怒川方面は初めてである。
ここから今回のメインである野岩鉄道・会津鉄道に向かう。下今市から単線となりスピードが落ちる。鬼怒川温泉で下りる人が多く車内が空いてきた。新藤原駅に到着していよいよ野岩鉄道である。同駅を出ると車掌が検札にやってきた。実はJR北千住までの切符しか持っていなかった。車内で精算して塔のへつりまで買った。
飲食店のレシートみたいな大きな切符である。こういう切符は懐かしい。野岩鉄道は旧国鉄時代の計画線だった野岩線を第3セクターとして引き継いだ鉄道である。この鉄道のお陰で東京と会津がJR以外でも結ばれた。以前から一度は乗ってみたいと思っていた。野岩鉄道はトンネルと橋が多い。山の中を走る鉄道である。
景色を楽しむのは無理だった。
会津高原ですれ違いのため7分ほど停車した。ホームに下りてタバコを吸っている人がたくさんいた。会津高原から会津鉄道である。最初の下車駅塔のへつりまであと1時間弱となった。
終点の会津田島駅で乗り換えである。
ここからは電化されていないので2両編成の気動車だった。また検札があった。でも今回は大丈夫。水戸黄門風に「この切符が目に入らぬか」とは言いませんが。運転席の方を見ると運転手と車掌が話しをしている。のどかなものである。そしていよいよ塔のへつりが近づいてきた。東京から4時間の長旅である。
下車する時、記念に切符をもらった。もう乗ることはないと思うので大事な記念品である。
駅は小さな待合室があるだけの無人駅。周りは杉林であった。景勝地「塔のへつり」の下車駅ではあるが鉄道で来る人がいるのか(はい、ここにいます)。
下りると案内板があった。それに従って歩いていくとお土産屋や食べ物屋が見えてきた。更に進むと「塔のへつり」が見えてきた。写真で見ていたのでやや感動は薄いが、確かに奇妙な風景である。
つり橋を渡ってへつりの下を歩く。洞窟のようで少し涼しかった。