独特の芳香と味を持つこの系統 良くも悪くも面白い存在 |
1. アロマチックビターズ……ラムにリンドウの根から採取する苦味成分を配したもので、苦味が強いのが特徴。
苦味をつけるときほんの数滴使用する。『アンゴスチュラビターズ』が代表的な製品。
>使用代表的カクテル…『オールドファッションド』
2. オレンジビターズ……オレンジ果皮の苦味成分を原料にしたリキュール。香りはいいがそのまま舐めると非常に苦い。
3. ガリアーノ……アニス、バニラなど40種類以上の薬草や香草から造られる透明な黄色のリキュール。
>使用代表的カクテル…『ゴールデンキャデラック』
4. カンパリ……イタリアを代表するリキュール。
食前酒の代表でそのままの飲み物としても親しまれている。
鮮紅色でほどよいほろ苦さと甘みが特徴のお酒。
ビターオレンジ、キャラウェイ、コリアンダーなどが使用されているが、製造方法は秘密だそうな。
>使用代表的カクテル…『カンパリオレンジ』
5. キュステンネベル……アニスとキュンメルをミックスしたリキュールで、鶴首型のボトルが有名である。
6. キュンメル……キャラウェイという香辛料が主原料
砂糖とアニス(アニゼット)、クミン、コリアンダー、シナモンなどの香辛料の入ったリキュール。
7. グリーンティーリキュール……日本茶の味と色、香りをつけた日本産リキュール。
8. シャルトリューズ……18世紀半ばすぎ、フランス南東部グルノーブル山中の修道院で最初に造られたもの。
修道院リキュールといわれるものの代表ではあるが、現在は民間企業が製造している。
多数の香草や薬草が配合され、樽でじっくり熟成されて出来上がる。
『ヴェール』(グリーン)と『ジョーヌ』(イエロー)の2種類がある。
前者はスパイシーでアルコール度は55度と高く、後者はハチミツの風味を持っている。
リキュールの女王ともいわれ女性には人気が高い。
近年、それぞれに長期熟成を意味するフランス語の頭文字をとってVEPと冠する高級品もある。
ちなみにその年数は8年以上熟成させたものなのだそうだ。
>使用代表的カクテル…『ホンコンコネクション』
9. ドランブイ……スコッチモルトに各種のハーブ、ハチミツを配合したリキュール。
>使用代表的カクテル…ラスティネイル
10.パルフェタムール……スミレの花、レモンの果皮、コリアンダーなどから造られるスミレ色とその香りを持つリキュール。
バイオレットリキュールのこと。
11.ブラックサンブーカ……エルダーベリー(ニワトコの実)を香味、色つけの主原料とした黒紫色のリキュール。
透明なサンブーカよりハーブの香りが弱く、柑橘香がある。
12.ペパーミント……清涼感のあるリキュールで、無色透明の『ホワイト〜』と着色料を加えた『グリーン〜』がある。
代表的な銘柄で『ジェット27』(グリーン)と『ジェット31』(ホワイト)がある。
日本では『ゲット〜』と呼ばれていることがほとんどで、購入時は注意が必要です。