カクテルを語る上では忘れられない存在 だけどかなりの種類に閉口してしいそう…… しかし極めればカクテル通に大きく前進! |
リキュールとは?
リキュールとは『混成酒』のことで、スピリッツ(蒸留酒)に薬草、果実など香味成分と甘味料、着色料を作ったものの総称です。
しかし日本では醸造酒をベースにしたものも含め、酒類と糖類その他のものを原料とした酒類で、他の酒類に分類されず、エキス分( 度)が2度以上あるものをリキュールとしています。
リキュールの種類と製法
リキュールは原料の違いから以下の4種に大きく分けられます。
1.ハーブ、スパイス系
2.フルーツ系
3.ナッツ、種子、核系
4.特殊系
リキュールの製法には、蒸留法、浸漬法、エッセンス法の3種類があり、ひとつの製法だけで作られることはまれです。
『CREME DE』とは?
リキュールの中には『クレーム・ド・カシス』や『クレーム・ド・カカオ』のように『クレーム・ド・〜』と冠される物があります。
これはエキス分(糖分)がアルコール分より多いものにつけられる呼称です。
つまり、カカオリキュールとクレーム・ド・カカオではエキス分が多いことが普通です。
ただし数値が具体的かつ厳密に決められているわけではなく銘柄によっては、他のものよりエキス分が少ないケースもあります。
リキュールの恐怖
リキュールがどういったものかおぼろげに見えてきたところで、はじめて怖さがわかってくることがあります。
それは、『種類が無数に存在する』ということです。
「このカクテルにあうリキュールはこれだ!」
なんてそのたんび買っていくと、あっという間に酒専用の棚がびっしりと埋め尽くされてしまいます。
しかもベースとなる蒸留酒と違って、減りが極端に少ないこともあり処理に困ることしばしば……。
フルーツ関係のリキュールなんかは、封を切ってしばらく置くと香りや風味がなくなってしまい無駄になることもあります。
決して安くはありません。
無駄のないように使用頻度の低いお酒は、ぜひとも『ミニボトル(ハーフボトル)』を購入されますようご忠告申し上げます。
さて、長々と説明をしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
下にご用意いたしましたリンクは、先に述べました種類別に代表的なリキュールを取りまとめました。
皆様のリキュール購入のお手伝いになれば幸いです。
また、若干(?)編集者の好みも入っていますので、その辺はあらかじめお詫び申し上げます。
ハーブ・スパイス | フルーツ | ナッツ 種子 核 | 特殊 |