DISCOGRAPHY Part 1-01 (Original Albums 1968 - 1970) |
1 |
My people were fair and had sky in their hair... |
1968 |
★★★★ |
【Side-A】 |
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本格的に音楽聴き始めたり,レコ集めたりし始めたのが,1972年だったのですが,この年日本のヒット・チャートを席巻していたのが,国内のアーティストではよしだたくろう,海外のアーティストでは T. Rex だったわけで,この両者は私にとってはその後ず〜っと音楽にはまる原因となった戦犯なのです.当時日曜日の朝やってたラジオのベストテン番組(名前は忘れた)で,『テレグラム・サム』・『メタル・グゥルー』を聴いて,とにかくカッコいいって思って,まずはシングルから買い集めました.そして,もちろん T.Rex から遡ってこのアルバムを聴いたわけですが,最初に聴いたとき,何が何だかわからんけど凄いと思いました.でも,聴けば聴くほどハマっていくヘンな魅力があって, Bolan 氏独特のヴァイブレーションとアコスティック・ギターとパーカッションの醸し出す雰囲気は,ひとつの小宇宙を形成しているかのような感がしました.ここに収録されている曲の中では, 比較的わかりやすい "Hot Rod Mama" ・ "Child Star" ・ "Strange Orchestra" ・ "Mustang Ford" あたりが好みなのです. |
2 |
PROPHETS, SEERS & SAGES |
1968 |
★★★★ |
【Side-A】 |
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前作に引き続き,アコースティック・ギターとパーカッションのサウンドおよび難解な詩で摩訶不思議な世界を堪能させてくれる作品で,個人的には一番良く聴く Tyrannosaurus Rex のアルバムです.ラジオで耳にした T. Rex のシングル曲のカッコ良さに打ちのめされて,当時中学生でお金があまりなかったので,シングルから買い集めていったのですが,その頃 Tyrannosaurus Rex 名義のシングルで再発リリースされていたのが『デボラ』でした.最初は一連の T. Rex のブギ・ヒットとはあまりに違った雰囲気を持つこの曲を聴いて,「何じゃこりゃ〜」と思ったものでしたが,聴き続けていくうちに何かしらんけどハマって行きました.アルバムとしては, やはり"The Slider" ・ "Electric Warrior" ・ "T. Rex" と遡って聴いていった後,やはり当時日本でリリースされていた Tyranosaurrus Rex の 2nd & 1st のカップリング 2LP を聴いたのですが, T.Rex とは違った妖しい魅力に次第にハマっていったのでした. Tyrannosaurus Rex のサウンドについては,『麻薬のような魅力』が明らかに存在していたと思います.故植草甚一さんでしたか,「 '70年代は麻薬のような時代だった」という名言がありますが,その時代を作りだしていったのは,やはり '60年代末期に次々に現われたアーティストとその優れた作品たちだったと思うのです.ここに収録されている曲の中では, "Deboraarobed" ・ "Stacy Grove" ・ "Saramanda Paraganda" ・ "Eastern Spell" あたりが好みなのですが,再発テイチクCD で "Deboraarobed" の邦題が『デボララボデ』となっていたのには「???」でした. |
3 |
UNICORN |
1969 |
★★★★ |
【Side-A】 |
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このアルバムを最後に Steve Took さんと訣別.ここに収録されている曲の中では,何と言っても "Catblack (the witherd's hat)" と "She was born to be my Unicorn" の2曲.「凄い曲作るな〜」って思いましたね. |
4 |
A BEARD OF STARS |
1970 |
★★★★ |
【Side-A】 |
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Steve さんをクビにした後,Micky Finn さんを新しいパートナーに迎え,エレクトリック・サウンドを導入した Tyrannosaurus Rex としてのラスト・アルバムですが,気分はもう T.Rex.収録されている曲の中では, "Woodland Bap","By the Light of a Magical Moon","Dove" そして何と言っても "Elemental Child",そのエンディングが最高にカッコよかったと思います. |