DISCOGRAPHY Part 04 (1991 - 1999) |
37 |
BLACK MOON |
1992 |
★★★★ |
再結成第1弾アルバム.'70年代に活躍して解散してしまったグループの再結成は,この時期他にも多く見られましたが,個人的にはそれらのグループの中で『正解』を感じさせてくれたグループって少なかったと思うのです.私にとって EL&P の再結成はそんな数少ない『正解』の一つでした.このグループの場合,'70年代前半の作品群と "Ladies and Gentleman" 発表後の作品群とのギャップが大きかっただけに, '80年代の活動停止もまさしく『正解』だったと思います.また'70年代に素晴らしかったグループがどんどんダメになっていったのが'80年代で,そ〜ゆ〜意味からも,あの解散は『正解』だったのかも... う〜ん...流石プログレッシヴ... この作品についても,最初聴いたときモノ凄く新鮮に感じました.特にアルバム前半の盛り上がりは最高だと思います. |
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38 |
AFFAIRS OF THE HEART |
1992 |
- |
再結成アルバム "BLACK MOON"(37) の中の "Affairs of the Heart" と "A Brade of Grass" に,デジタル・リマスターした "Fanfare for the Common Man" と "Jerusalem" を追加収録した CD マキシ・シングル. |
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39 |
THE ATLANTIC YEARS |
1992 |
- |
EL&P 復活を機に,アトランティックからリリースされたコンピレーション. CD 2枚にわたって "In Concert"(23) を除く1980年の解散以前の作品9作から代表曲がセレクトされており,最も充実したベスト・アルバムということができそうです. |
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40 |
LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL |
1993 |
★★★★ |
1992年10月,ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールにおけるライブ・アルバム.新旧の代表曲が収められていますが,最も気になるのがやはり Greg Lake 氏の声質の変化で,ま〜こればかりは仕方がないかも... Finale(Medley : Fanfare for the Common Man 〜 America 〜 Rondo)における,特に Keith Emerson 氏のプレイは最高,絶品だと思います.ビデオ・LD も出ています(関連映像の項参照). |
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41 |
WORKS LIVE |
1993 |
★★★ |
1979年にアナログ1枚で発表された "In Concert" (23)に,未収録曲7曲を加えて発売された CD 2枚組.1977年8月22日のカナダ・モントリオール・オリンピック・スタジアムにおける収録. "In Concert" が発表された '79 年当時,第1期 EL&P はすでに活動を停止しており,このアルバムが発売されたのもアトランティックとの契約上の理由によるものであると推測されたわけですが, CD 化に際して未収録曲追加による作品としての完全化を狙ったものであると思われます.それ以外には正直言ってあまり意味のある作品であるとは思えず,こんなことするんだったら最初から LP 3枚組で発表していたらよかったのにね... ただ "Ladies & Gentleman" (19)以降の作品の第1期 EL&P によるライブ音源はこれしかなかったので,そ〜ゆ〜意味では貴重だったのかも... |
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42 |
THE RETURN OF THE MONTICORE |
1993 |
- |
EL&P 結成25周年記念 CD 4枚組 BOX SET.第1期・第2期の代表曲以外に Emerson, Lake & Powell の "Touch and Go" , The Nice の "Hang on to a Dream" , King Crimson の "21st Century Schizoid Man" ,そして "Pictures at an Exihibition" のスタジオ録音等の新録や, "Londo" のライヴ・バージョン等の未発表音源が多数収録されており,充実した Box Set だと思います. |
43 |
IN THE HOT SEAT |
1994 |
★★★ |
再結成スタジオ作第2弾. "The Return of the Manticore"(42)に収録されていた "Pictures at an Exihibition" のスタジオ・ヴァージョンが追加収録,さらに日本盤のみ Keith Emerson 氏の "Hammer It Out" がボーナス・トラックとして収録されています.アルバム自体の内容としては,前作 "Black Moon" 同様,かつての "Tarkus" や "Karn Evil #9" のような組曲・大作は収められておらず,5分前後の小曲10曲による構成で,そのへんかつてのファンには物足りない感じがするとも言えますが,それぞれの曲はもちろん水準以上の出来できっちりまとまっている...というのが第一印象でした. |
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44 |
THE BEST OF EMERSON, LAKE & PALMER |
1994 |
- |
第1期 EL&P 解散直後にアナログ1枚にて発表されたベスト・アルバム(24)と全く同じタイトルのベスト・アルバムですが,こちらは CD でジャケットも収録曲も全く違います.収録曲の中では "Fanfare for the Common Man" と "Black Moon" のシングル・バージョンが収録されているのが目をひきます. |
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45 |
Live at the Isle of Weight Fedtival |
1997 |
★★★★ |
1970年8月のワイト島ポップ・フェスティバルにて収録されたライブ・アルバム.ファースト・アルバム発表直前の音源で,ファースト・アルバムからの2曲と, "Pictures at an Exhibition" ・ "Londo" ・ "Nutrocker" の3曲が収録されており,結成直後の熱気あふれる演奏が収録されています. |
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46 |
KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS |
1997 |
★★★★ |
こちらは1974年3月のオクラホマならびに'77年11月ウェスト・ヴァージニアにおける収録で,第1期 EL&P の最盛期のライヴだけあって,ほぼ完璧なライヴ・パフォーマンスを感じさせてくれる作品となっています. "Karn Evil 9" が全曲収録されているのも嬉しいです.2枚組,2枚目にライブ映像等を収録したエクストラ・トラックが追加収録されています. |
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47 |
THEN & NOW |
1998 |
★★★ |
タイトルから明らかなように第1期(1974年)と第2期(1997〜98)におけるライヴをカップリングした2枚組ライヴ・アルバム.やはり聴き比べてみると,どうしても Greg Lake 氏の声質の変化が気になってしまいますが,これを衰えと取るか円熟と取るかは...聴く方次第でしょうね...? |
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48 |
THE BEST OF EL&P |
1999 |
★★★ |
1994発表のベスト・アルバム(44)から "Honky Tonk Train Blues" と "I Believe in Father Christmas" の2曲がカットされ,その代わりに "MAR Y SOL" (16)に収録されていた "Take a Pebble 〜 Lucky Man" が収録(初 CD 化)されています. |