DISCOGRAPHY Part 1 (1960 - 1970) |
1 |
かまやつヒロシの俺の歌を聞いてくれ |
1960 |
- |
青山学院高等部在学中にソロ・デビューしたムッシュが,テイチク・レコードからリリースした唯一のアルバムでオリジナルは全8曲収録ですが,こちらは残念ながら未入手です.1994年にシングルでリリースされた20曲を追加収録した CD がリリースされ入手しました. | |||
2 |
かまやつヒロシ テイチク・イヤーズ 1960→1961 |
(2004) |
- |
こちらはムッシュがテイチク時代に残した1枚のアルバムと19枚のシングル収録曲の中から,夏洋一さん(この人誰でしょう?)とのデュエット曲2曲を除いた全38曲を収録したコンピレーション 2CD.スパイダース以前,『3人ヒロシ』時代のムッシュの軌跡を俯瞰できます. | |||
3 |
THE SPIDERS ALBUM No. 1 |
1966 |
★★★★ |
全曲オリジナルによるスパイダースのデビュー・アルバム.ムッシュは12曲中9曲の作曲もしくは作詞あるいはその両方を担当しており,従ってヴォーカリストとしても一番目立っています.ちなみに当初ヴォーカル担当だった井上孝之(後の堯之)さんが大野克夫さんから教えてもらってギターに転向し,当時テクニックが上だったムッシュを抑えてリード・ギタリストの座に就いたのはリーダー・田辺昭知さんの意向だったらしいということを最近知りました.またこのアルバムのスリーブでは,ムッシュは昭和16年生まれとなっており2歳サバ読んでます. | |||
4 |
THE SPIDERS ALBUM No. 2 |
1966 |
★★★ |
今度は全曲カヴァーによるセカンド・アルバム.A面6曲がビートルズ・ナンバー,B面6曲がその他のカヴァー曲となっています.やはり4人のヴォーカリスト(堺正章・井上順・井上孝之・かまやつひろし)の中で,ムッシュの個性的な声が一番目立っています. | |||
5 |
THE SPIDERS ALBUM No. 3 |
1967 |
★★★ |
今回はオリジナル・カヴァー織り交ぜて12曲を収録したサード・アルバム.4人のヴォーカリストが仲良く分担してリード・ヴォーカルをとっています.このアルバムに収録されているムッシュの『ブーン・ブーン』が,最も昔に聴いたスパイダースのナンバーで,今でも大好きです. | |||
6 |
THE SPIDERS MEETS THE SAVAGE |
1967 |
- |
ザ・スパイダースとザ・サベージの両GSによる共演ではなく競演アルバム.A面にスパイダース,B面にサベージ,それぞれ6曲ずつ収録されています. |
7 |
THE SPIDERS ALBUM No. 4 ザ・スパイダース・アルバム No. 4 |
1967 |
★★★ |
全盛期,サード・アルバム同様オリジナル・カヴァーを織り交ぜたアルバム作りをしていますが,どちらかというと急速な歌謡曲サイドへの接近が気になる作品でした. | |||
8 |
THE SPIDERS STORY |
1967 |
- |
グループ存続中にリリースされた唯一のオフィシャル・コンピレーション.『オリジナル・ヒット』と『ワールド・ヒット』の 2LP.曲と曲の合間にメンバーのおしゃべりによる解説が入るのが当時の雰囲気を醸し出していますが,現在聴くとちょっとウザイのです. | |||
9 |
THE SPIDERS ALBUM No. 5 |
1968 |
★★★ |
例によってオリジナル・カヴァー織り交ぜてますが,今回はカヴァーの比重が大きいです.ムッシュが Procol Harum の "A Whiter Shade of Pale",マチャアキが Jefferson Aorplane の "Somebody to Love" と, ROCK の名曲に果敢に挑戦していて,素晴らしいです. | |||
10 |
明治百年,すぱいだーす七年 |
1968 |
★★★★ |
ファースト・アルバム以来久々の全編オリジナルによる結成7周年記念アルバム.A面にはメンバー7名それぞれをフィ―チュアした7曲を収録.ムッシュは『ミスター・タックス』で作詞・作曲・歌唱および全ての楽器の演奏を一人でこなしており,この試みは解散後のソロ・デビュー・アルバム(13)に引き継がれていくのでした. | |||
11 |
THE SPIDERS '69 |
1969 |
★★★★ |
ムッシュの『ソー・ロング・サチオ』と『ムッシュー&タロ―』はソロ作品だと思っていたのですが,このアルバムで初出だったのですね? 知りませんでした失礼いたしました. | |||
12 |
ROCK'N ROLL RENAISSANCE |
1970 |
★★★★ |
今度はセカンド・アルバム以来の全編カヴァーによるラスト・アルバム.今回ビックリしたのは井上順さんが Steppenwolf の "Born to Be Wild" と Shocking Blue の "Venus" をモノにしていたことで,この方吉田拓郎さんも「歌うたびに曲が変化する」と著書であきれていたほど音程に問題のあるシンガーとして認識されていて,本人も「ROCK は特に苦手」とされていたはずなのですが,かなり上手にキメています.一時芸名を『順之』としていたのはソロになってからだと思っていたのですが,このアルバム・リリース時には既に改名していたことを今回初めて知りました.後に痔になってもとの『順』に戻したそ〜です.ムッシュは今回2曲でリード・ヴォーカルを取っていますが,残念ですがちょっと影薄い感じがしてしまいました. |