吉田 拓郎

Discography Part 1-4(Oliginal Albums 1984 - 1989)

 '86年「幕末青春グラフィティ RONIN 坂本龍馬」,'87年「微熱少年」と2本の映画に出演,TV番組へのゲスト出演も多くなっていきました.

21
FOREVER YOUNG

1984

★★★★

【Side-A】
ペニーレインへは行かない - 作詞・作曲:吉田 拓郎
旧友再会フォーエバーヤング - 作詞・作曲:吉田 拓郎
大阪行きは何番ホーム - 作詞・作曲:吉田 拓郎
心が届いた - 作詞・作曲:吉田 拓郎
Life - 作詞・作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
気分は未亡人 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
君が先に背中を - 作詞・作曲:吉田 拓郎
7月26日未明 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
one last night  - 作詞・作曲:吉田 拓郎
ガラスのワンピース - 作詞・作曲:吉田 拓郎

LP : 28K-76

CD : FLCF-29025
 私生活のゴタゴタが一段落したせいか,少しおとなしめというか落ち着いた雰囲気の漂う作品ではあります.この頃のアルバムは珍しく3作続けて本人の作詞作曲による曲のみが収められていました.やはりこの方も Dylan 先生と同じで,何かあったときに創作意欲が沸いてくるのかどうなのか? 従来の拓郎ワールドを感じさせる『ペニーレーンへは行かない』・『Life』・『7月26日未明』といった作品群の良さはさる事ながら,以前とは違った物語性を感じさせる『大阪行きは何番ホーム』・『気分は未亡人』・『君が先に背中を』といった作品群に新境地を見い出す事ができます,ただ,以前の拓郎氏からは絶対に考えられなかったよ〜な歌詞がところどころに見られるのが気掛かりな作品でもありました.

22
俺が愛した馬鹿

1985

★★★★★

【Side-A】
抱きたい - 作詞:吉田 拓郎/作曲:加藤 和彦
俺が愛した馬鹿 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
夏が見えれば - 作詞・作曲:吉田 拓郎
誕生日 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
ふざけんなよ - 作詞・作曲:吉田 拓郎
私は誰でしょう - 作詞・作曲:吉田 拓郎
LAST KISS NIGHT - 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎
男の交差点 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
風になりたい - 作詞・作曲:吉田 拓郎

LP : 28K-90

CD : FLCF-29026
 作詞家には,岡本おさみ氏・松本隆氏・森雪之丞氏・石原信一氏と名パートナーの多い拓郎氏(フォーク・シンガーが自分で作詞せんでどーする!)ですが,サウンド面においては石川鷹彦氏とこの作品でも組んでいる加藤和彦氏・瀬尾一三氏がベスト・パートナーであると言えるでしょう.拓郎氏の『俺が愛した馬鹿』・『誕生日』・『男の交差点』といった作品も素晴しいですが,そんな中で,加藤氏の『抱きたい』が,アルバム全体をぐっと引き締める役割を果たしています.また,以前フォーライフ新人第1号として,拓郎氏のプロデュースでデビューした川村ゆう子に提供した『風になりたい』を10年ぶりにセルフ・カバーしていますが,このアレンジは大正解だったと思います.ちなみにこの頃巷では『拓郎引退説』が囁かれており,このアルバムのジャケットは『墓標』扱いされておったそ〜な?

23
One Last Night In つま恋

1985

★★★

【Side-A】
暑中見舞い - 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎
誕生日 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
I'm in Love - 作詞・作曲:吉田 拓郎
大阪行きは何番ホーム - 作詞・作曲:吉田 拓郎
サマー・ピープル - 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
言葉 - 作詞:松本 隆/作曲:吉田 拓郎
今夜も君をこの胸に - 作詞・作曲:吉田 拓郎
夏休み - 作詞・作曲:吉田 拓郎
やせっぽちのブルース - 作詞・作曲:吉田 拓郎
ビートルズが教えてくれた - 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎
【Side-C】
いつも見ていたヒロシマ - 作詞:岡本 おさみ/作曲:吉田 拓郎
川の流れの如く - 作詞・作曲:吉田 拓郎
Life - 作詞・作曲:吉田 拓郎
7月26日未明 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
【Side-D】
俺が愛した馬鹿 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
この指とまれ - 作詞・作曲:吉田 拓郎
明日に向って走れ - 作詞・作曲:吉田 拓郎


2LP : 45K-3


CD : 58KD-1
 ついに出たといった感じの『つま恋』でのライブ・アルバム,拓郎氏自身が「生涯最良の日にしたい」と言っていたオールナイト・イベントの記録ではありますが... 老いたとまで言っては言い過ぎかも知れませんが,全盛期は終ったというような気がしたのは私だけではないと思うのですが...

24
サマルカンド・ブルー

1986

★★★★

【Side-A】
レノン症候群 - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
サマルカンド・ブルー - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
パラレル - 作詞:安井 かずみ/作曲:加藤 和彦
ロンリー・ストリート・キャフェ - 作詞:安井 かずみ/作曲:加藤 和彦
七つの夜と七つの酒 - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
時は蠍のように - 作詞:安井 かずみ/作曲:加藤 和彦
風のダイアローグ - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
君の瞳に入りたい - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
初夏 '76  - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎
人生キャラバン - 作詞:安井 かずみ/作曲:吉田 拓郎

LP : 28K-113

CD : FLCF-29027
 「ジョン・レノンが死んだ40までは歌い続ける」とのたまっていた拓郎氏が40代を迎えて発表した初のニューヨーク録音盤.『つま恋』を最後に引退するのでは...とゆ〜予想はくつがえされたのです.全曲が故安井かずみさんの作詞,加藤和彦氏の編曲(うち3曲は加藤氏作曲)と加藤色の強い作品になっています.中でも拓郎氏作曲の『レノン症候群』と加藤氏作曲の『パラレル』はこのアルバム中,双璧をなす作品だと思います.個人的には他に,拓郎氏の『七つの夜と七つの酒』,加藤氏の『時は蠍のように』の2曲が,以前の拓郎氏の作品と趣が異なっており,印象に残りました.

25
MUCH BETTER

1988

★★★★

【Side-A】
「うの」ひと夏 by 高杉 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
眠れない夜 - 作詞・作曲:泉谷 しげる
気がついたら春は - 作詞・作曲:吉田 拓郎
流れ流され - 作詞・作曲:吉田 拓郎
よせばいい - 作詞・作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
MR. K - 作詞・作曲:吉田 拓郎
すなおになれば - 作詞・作曲:吉田 拓郎
いくつもの夜が - 作詞・作曲:吉田 拓郎
現在の現在 - 作詞・作曲:吉田 拓郎

LP : 28K-148

CD : 33KD-123
 前作とは異なり,旧友泉谷しげる氏の『眠れない夜』以外は全て本人作詞作曲による作品.前年「幕末青春グラフィティ RONIN 坂本龍馬」に高杉晋作役で出演したことからか『「うの」ひと夏 by 高杉』という曲が入っていますが,この曲かなり好きです.サッポロビール CM ソング『すなおになれば』収録,この曲は拓郎氏最後のアナログ・シングル盤となりました.拓郎氏のアルバムの中でも,わりとおとなしめというか,落ち着いた雰囲気の感じられる作品です.ちなみにこの年,初めてつま恋でのコンサートに行ったのですが,その時演奏された曲の中に,確かこのアルバムの収録曲はなかったような記憶があります(当日演奏されたのは,『冷たい雨が降っている』,『この指とまれ』,『君去りし後』,『ペニーレーンへは行かない』,『パラレル』,『言葉』,『アジアの片隅で』他,全10曲でした).

26
ひまわり

1989

★★★★★

【Side-A】
ひまわり - 作詞・作曲:吉田 拓郎
約束〜永遠の地にて〜 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
遠い夜 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
その人は坂を降りて - 作詞・作曲:吉田 拓郎
【Side-B】
楽園 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
冬の雨 - 作詞・作曲:吉田 拓郎
シンシア '89  - 作詞・作曲:吉田 拓郎
帰路 - 作詞・作曲:吉田 拓郎

LP : 28K-165

CD : 33KD-148
 最初にこの全曲拓郎氏自身の作詞・作曲による作品(意外に少なく,これまで他に「青春の詩」・「MARATHON」・「情熱」・「FOREVER YOUNG」の4作品のみ)を聴いた時,一種の新境地を開いたのかな〜との感じがしたものです.文句なくカッコイイ拓郎氏自身の詩がそこにはあります.特に,タイトル曲『ひまわり』は個人的に最高に気にいっている曲のひとつです,また,曲的にも,『俺が愛した馬鹿』の頃から,作風が変わって来ている感はあったのですが,その一応の結実を見た作品であるとも言えると思います. '80年代最後のこの作品は,LPで発売された最後の作品でもありました.タイトルは,『暇あり』とゆ〜意味らしいですが....?