危険な横断歩道

1996.10.06(日)
1998.07.30(木)改

左の写真は,私の家の近くにある横断歩道だ。
この道路は,何年か前までは国道1号線だった。少し北の方に新しい道路ができたために,この道路は今は県道になっている。しかし,今でも国道時代に負けないほどの交通量がある。

この横断歩道は,信号がついていない。交差点ではないからだろう。それほど横断者もいるわけではないし。
しかし,私たち近隣に住む人は,この道路をけっこう渡るのだ。でも,車の運転者は,こんな交差点でもないところにある横断歩道など無視しているの。横断しようとしている人がいても,ほとんどの車がスピードも落とさず,横断者なんかいなかったよという顔をして走り抜けていく。
そのため,この横断歩道は,へたに渡ると大変危険なのだ。

もう何年前になるだろうか。私の母が,この横断歩道を渡ろうとした。もちろん良心的なドライバーもいるわけで,1台の車が止まってくれたそうだ。しかし,良心的な車の後ろのドライバーも良心的だとは限らない。2台目の車は,初めから止まる気はなかったし,前の車が止まるなどとも思っていなかったのだろう。みごとに追突事故を起こしてしまった。その衝撃で,1台目の車が何メートルか動いてしまったそうだ。
母は,2台目の車が止まりそうにない気配を感じたので,渡らずに待っていたそうだ。もし1台目が止まったところで安心して渡り始めていたら,追突の衝撃で動いてしまった1台目の車に轢かれていたところだ。

それから,もう1件。
この横断歩道の所は,娘の幼稚園のスクールバスの停留所になっている。今年の6月だったか,私と娘が幼稚園のバスを待っていたところ,一人の男性がこの横断歩道を渡ろうとした。そして,母の場合とまったく同じ追突事故が起きてしまったのだ。男性は,事故とは反対の側から渡ろうとしていたので,轢かれずにすんだ。その追突の瞬間を,私も娘もしっかり目撃してしまった。

この写真の奥の建物,何だかおわかりになるだろうか?実は,島田警察署である。警察の目の前でこのような追突事故が起こっているのだ。私たち家族だけで2件目撃しているのだから,他にも起こっているのかもしれない。

PC−VANには静岡県警のフォーラムがあり,県警への要望などを受け付けている。私は,県警宛にこの件をメールして,押しボタン式の信号機をつけてくれるようにお願いした。なんと,メールを出した次の日に返事が届いた。
もちろん,すぐに信号機が設置されるわけはない。メール1本で信号機を設置していたのでは,収拾がつかなくなってしまう。しかし,県警からの返事メールは,誠意に満ちたものだった。

きっと,いつかはここの信号機が設置されるのだろうと期待している。そのときには,またここで報告したいと思う。

追記
この文章を書いたのは1996年10月6日だった。これを改編している今日1998年7月30日現在,信号機が設置される気配はない。

追記2
危険な横断歩道part2」に続く