CPU温度について


●はじめに

Celeron/533Aを、100 x8 = 800MHzでクロックアップした状態でCPU温度はどれくらいになるのか測定してみました。

CPUに負荷を掛けて、何℃まで上がるのか、何℃で安定するのかをテストしてみます。

●テスト環境

ハードウェア環境
主なパーツ メーカ、型番
マザーボード Gigabyte GA-6BA (440BX)
Slot->Socketゲタ Abit SlotKET3
CPUファン COOLTIUM VDP-12
Memory Toshiba 128M PC100 CL2
VGA Matrox MilleniumG200SD/8M
HDD WesternDigital WD172AAF/17G
ケース ミニタワーAT/5inchベイ x2、3.5inchベイ x2
5inchベイ CD-ROM x1、CD-RW x1
3.5inchベイ 3.5FDD x1
温度センサー CompuNurse

テストマシン1です。ケースはAT、ドライブベイも5inchベイは2つ共、3.5inchベイは1つ埋まっています。ケース全面に吸気ファンは付けて無く、ケースファンは電源からの排気ファンのみです。

ソフトウェア環境
ソフトウェア メーカ、型番
OS Microsoft Windows98
Softクーラー Rain 1.0

OSはWindows98、SoftクーラーとしてRain1.0を常駐させています。

●ファンと温度センサーの取りつけ方

 COOLTIUM上面 COOLTIUM横面

現在使っているファン、COOLTIUM VDP-12です。
秋葉原のショップで¥1,280-で買いました。

このファン、あまりうるさくないし結構良く冷えます。お薦めです。

CPUのコア部に薄くシリコングリスを塗ってファンを取りつけました。

 温度センサー

温度センサーは、「CompNurse」を付けてみました。電源はボタン電池を使います。

サーミスタはヒートシンク部にテープで取り付けました。

●テスト条件

使用ソフトウェア
分類 ソフト名
ベンチマーク Final Reality
3Dmark2000
ゲーム MotoRacer2
FIFA2000
エミュレーター UltraHLE (Nitendo64 Emulator)

上記のソフトウェアを使って、CPU温度の測定を行いました。
どれも、CPU負荷が高いものです。

それぞれ、実行前、実行1分後、5分後、実行終了時のCPU温度を測定します。

さらに、MotoRacer2、FIFA2000は、デモモードで約1時間程連続して動かしてみました。

●結果

 結果グラフ

CPU温度は、上の表のような結果となりました。

どれも実行してから徐々に温度が上がっていき、40℃前後で安定しています。
特に誤動作は起こっていないし、533Aの限界温度が90℃みたいなので、これで常用して問題なさそうですね。

PPGA版Celeron/300Aを、450MHzにクロックアップして1年以上使って来ましたが、CPUに負荷を掛け続けた時最高で42〜43℃ぐらいまで上がっていました。

動作クロックを考えても、FC-PGA版Celeronは発熱がだいぶ少なくなっていますね。

●おわりに

現在、Celeron/533Aをクロックアップして使っているマシンは、ATのミニタワーで、しかもCD-RWドライブも内蔵している為、安定動作するか不安でした。
ケース内部もスマートケーブル等を使っていないので、風の通り道もうまく出来ていません。

が、予想に反して(?)、熱暴走等による誤動作はありませんでした。

1ヶ月程使って、ゲームやったり、MP3エンコードしたり、CD-R焼いたりして来ましたが、全く問題は出ていません。FC-PGA 版CPUは、やはり発熱は少ないようですね。

これなら省スペースPCに入れてオーバークロックしても安定動作するかも...機会があれば挑戦してみたいと思います。


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