FC-PGA版 Intel CPU


●はじめに

FC-PGA版のIntel CPU(Coppermine Core)は、クロックアップ耐性が高いという事で、いくつか使ってみました。

Celeron/300A以外は、すべて2000/05に購入しました。

●使用CPU

Celeron/533A Q013A251-0546 SL46S
Q014A078-0223 SL46S
Celeron/566 L018A254-0072 SL3W7
Pentium3/500E Q952A151-0067 SL3R2
Celeron/300A L8472736-0309 SL35Q

●使用環境

テストマシン その1
主なパーツ メーカ、型番
マザーボード Soltek SL-67KV (ApolloPro133A)
Slot->Socketゲタ MSI 6905 Master
CPUファン COOLTIUM VDP-12
Memory Infineon 128M PC100 CL2
VGA 3dfx Velocity100/8M
HDD IBM DPTA-351500/15G

FSB66〜FSB133overまで、全般的にテストするマシンです。

テストマシン その2
主なパーツ メーカ、型番
マザーボード Gigabyte GA-6BA (440BX)
Slot->Socketゲタ Abit SlotKET3
CPUファン COOLTIUM VDP-12
Memory Toshiba 128M PC100 CL2
VGA Matrox MilleniumG200SD/8M
HDD WesternDigital WD172AAF/17G

FC-PGA CeleronをFSB100MHzで使って、長時間安定動作するかテストするマシンです。
Windows98、WindowsNT4、Redhat LinuxがHDDにインストールしてあります。

●オーバークロック結果

最終的に、常用出来そうな設定は以下のような結果となりました。
Celeron/533Aは、Core電圧を上げればさらに高クロックの動作も可能かもしれません。
ただFSBを133MHzまで上げると、133 x 8 = 1064MHzとなり厳しそうです。
Celeron/500Aも発表されたようなので、これで 133 x 7.5 = 997で試してみた方が動く可能性が高そうですね。

CPU名 型番 Core電圧 FSB 動作Clock
Celeron/533A Q013A251-0546 SL46S 1.5V 100MHz 800MHz
Q014A078-0223 SL46S 1.6V 100MHz 800MHz
Celeron/566 L018A254-0072 SL3W7 1.85V? 100MHz 850MHz
Pentium3/500E Q952A151-0067 SL3R2 1.6V 133MHz 667MHz
Celeron/300A L8472736-0309 SL35Q 2.0V 100MHz 450MHz

●CPU温度について

CPUに負荷を掛けながら、温度の上がり方を調べてみました。

詳しくは こちら を。

●おわりに

現在はテストマシン1にPentium3/500Eを載せて667MHzで使用し、テストマシン2にCeleron/533Aを載せて800MHzで使用しています。

体感速度では、Celeron/800よりPentium3/667の方が速い気がします。
良く使うアプリケーションによっても違うと思いますが、Pentium3の方がアプリケーションの起動が速く感じます。
# この辺は、内蔵キャッシュのサイズ、方式に依るのかも...

逆にCeleronでは、450 -> 800に変えてもそれほど違いは感じられませんでした。
確かにエミュレーターやMP3エンコードは速くなりましたが、他のアプリケーションではあまり変わりありません。

今ではPentium3も安くなったので、多少余裕があればPentium3を選んだ方が良いかもしれません。


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