NOGの部屋 〜ゲームの趣味〜

 

ギルティギア ゼクス (対戦格闘/サミー、アークシステムワークス)
 このゲームは、洋楽(特にハードロック)の色合いが強い、対戦格闘ゲームです。
 前作にあたるギルティギアはPSで発売され、当時一部のファンに熱狂的な支持を得た名作です。
 操作性、グラフィック、スピード感のどれを取っても最高水準の2D格闘として、密かに発売されました。
 余談ですが、NOGは友人との連日5〜6時間の対戦などザラでした。

 さて、ギルティギアゼクス(以後GGX)はこの名作の続編であるとともに、プラットフォームをアーケードに移すという大英断を下した意欲作です。
 アーケードでの制作に伴い、グラフィック、エフィクト、サウンド等が大幅に強化され、当時落ち目にあったアーケード業界において大ヒットをとばしました。
 また、前作の人気キャラの他にも魅力的な新キャラを加え、多くのゲームフリーク……こと同人界に与えた影響は大きいことでしょう(笑)。
 その後、DCに移植されサウンド面が究極といえるまでに高められました。
 音源に生音を使ったこの作品はロックテイスト抜群で、好評発売中のサウンドトラックは素晴らしい完成度なのは言うまでもないでしょう。

 ギルティギアの世界観は、ある一人の天才によって築かれました。
 その方の名は石渡太輔氏。
 このゲームの基本設定、基本コンセプト、キャラクターデザイン、BGMの作曲、主人公ソルの声優! のすべてが氏によるものだというのは、驚愕の事実です。
 また、氏が洋楽の趣味を持っていることが作品に大いに影響を与えていて、それが結果として今までに存在しなかった独特の世界観を醸しだしているのです。

 前述の音楽の話になりますが、サントラを聴いている限りではゲームのBGMだと気づかない程のクオリティーです。
 特にDC版のサントラは、超オススメです。
 どの曲も素晴らしいので、是非一度お聴きください。
 洋楽が好きな方なら、イチコロ(死語)です。
 ちなみにNOGは、『HOLY ORDERS be just or be dead』という曲が大好きです(カイのBGMです)。

 キャラクターの話。
 鼻血吹きそうな程カッコイイのから、清純派、渋い男、怪しさ爆発、ビジュアル系、若さ溢れる奴、コケティッシュ等、様々なキャラクターが用意されていて、絶対にお気に入りが見つかることでしょう。
 それらの魅力的なキャラが、ものすごくスムーズにアニメーションする様はまさに究極。
 素晴らしい背景画とド派手なエフィクトが、これを盛り上げます。
 NOGのお気に入りは、主人公ソル・バッドガイ。
 かっこよすぎです……マジで。

 とにかく、ゲーム全般好き、格ゲーマニア、洋楽好き、キャラ萌え体質(笑)等のアビリティをお持ちの方は、是非一度プレイしてみてください。
 絶対にハマります(断言)。

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悪魔城ドラキュラ] 月下の夜想曲 (ARPG/コナミ)
 TVゲーム黎明期より続き、傑作アクションゲームとして名高い悪魔城ドラキュラ。
 そのシリーズ最新作(といっても、発売から3〜4年経つのだが)として、プレイステーションで発売された異色作、悪魔城ドラキュラ]〜月下の夜想曲〜。
 さて、この作品はドラキュラシリーズ従来の横スクロールアクションに、レベルや装備品といったRPGの概念を加えたアクションRPGとして開発されました。
 物語の主人公も、ベルモンド家のバンパイアキラーではなく、ドラキュラ伯爵の息子アルカード。
 もちろん、手にする武器も鞭ではなく剣。
 また、バンパイアの特性を活かして、蝙蝠や狼、霧といったモノに変化するといったアクションまでもが追加されている。ちなみに、水に落ちるとダメージまで喰らうという凝りようです。
 ゲーム内のアクション以外でも、異色な点はまだまだ存在します。
 キャラクターデザインがいままでのマッチョなアメコミ調から、思いっきり耽美で繊細なモノに変更されているのです。
 余談ですが、今後『悪魔城年代記』と銘打って発売されるシリーズのリメイク版も、月下の夜想曲のイラストを手がけた小島文美さんの描くイラストに差し替えられています。
 作品を盛り上げるBGMも、『ゴシックロマンにふさわしい荘厳なサウンド』というコピー通りの素晴らしい出来です。
 多くのバリエーションと臨場感をもって、プレイヤーをゲームの世界(まさしく、悪魔城そのもの)に引き込んでいくことでしょう。
 ゲームは前作、『悪魔城ドラキュラ] 血の輪廻』のファイナルステージから始まります。
 前作の主人公、リヒター・ベルモンドを操作しドラキュラ伯爵を倒すところから、本作へと続いていきます。
 突如、復活した悪魔城。謎の失踪を遂げたリヒター。彼を捜すため、単身悪魔城に乗り込んだマリア。
 そして、父であり宿敵であるドラキュラ伯爵を倒すべく、行動を開始した主人公アルカード。
 これらの魅力的なキャラクターたちが紡ぎだす、壮大な物語。
 ゲームファンや吸血鬼関連がお好きな方には、是非とも押さえて頂きたい一品です。

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ヴァルキリープロファイル (RPG/エニックス)
 この作品は、北欧神話をベースとして作られた、新感覚RPGです。
 北欧神話といっても、実際の神話をストーリー化したわけではなく、神々の名や数々の設定を借りただけなのですが、日本のRPGにしっくりと馴染む作品に仕上がっているのは流石といえましょう。
 このゲームは、主人公レナス・ヴァルキュリア(神様です)が、来るべき終末の戦いラグナロクに備え、下界ミッドガルドから勇者の魂を集める(仲間にする)という目的の下、話が進展していきます。
 繰り返しますが、北欧神話そのものではありません。
 ラグナロクでアース神族と戦うのはヴァン神族です。
 主神オーディンやヴァルキリー等の設定も全然違います。
 さて、ゲームは横スクロールのアクションステージで、敵(このゲームでは不死者という)のシンボルを斬るか、触れるかすると戦闘に突入します。
 戦闘は各ボタンに、それぞれのパーティキャラが対応していて、うまく攻撃順番をつなぐ事で多段コンボが発生します。コンボを繰り出すことで必殺技のゲージが上昇し、各キャラごとに設定された必殺技を繰り出す事が可能になります。
 登場人物も魅力的かつ個性的なキャラクターが多く、豊かな背景設定、感動的な物語をより一層盛り上げます。
 主人公レナスに惚れ込む変態錬金術師や、タカビーな天才女魔術師、ベル○ルクのガ○ツを彷彿させる大剣持ちの剣士。
 とにかく、キャラクターが良い。
 絶対に貴方の好みのキャラが見つかるはずです。
 優れているのは、キャラクターだけではありません。
 ゲームの大切な要素の一つである、BGMもまた良質なのです。
 これについては、是非ともお聴きいただきたい。マジで。
 ちなみに、NOGはサントラとアレンジ盤の両方を持っていますが、これらは未だに宝物です。
 これだけ良いゲームなのに……普通のプレイの仕方じゃクソゲーかも(死)。
 というのも、このゲームにはA〜Cのエンディングがあり、普通のプレイでは八割がたBエンディングにたどり着く事になるからです。
 実はこのゲーム、ストーリーらしいストーリーが存在するのはAエンディングだけで(爆)、Bだと話が飲み込めないまま終わってしまうのです。Cエンディングに至っては、バッドエンドだし……
 Aエンディングを迎えないことには、クソゲー呼ばわりされてもおかしくないゲームというのが(涙)。
 しかも、Aにいくのは結構めんどくさい。っていうか、フラグがわかりづらいし。
 でも、愛があれば平気なので、一度やってみてください。
 一緒に生きましょう……

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