ボッタクリ商店

 ここではNOGが所持している、ゲーム(もちろんWIZの)やWIZ関連の品物を紹介させて頂きます。
けっこうな数があるので、じっくりとご覧下さい。
なお、NOGの独断と偏見でアイテムごとに「マニア度」を設けました。
そちらも併せてお楽しみ下さい。


ゲームソフト
 

WIZARDRY 狂王の試練場
(FC/☆☆☆)

 言わずと知れたウィザードリィ第1作目の作品にして、後に発売されるすべてのシリーズの原点。
 いまだに人気の高いシナリオで、多くのWIZフリーク達に愛されている事でしょう。
 「魔法の魔除け」を魔術師ワードナに奪われた上帝トレボーが、ワードナを討伐し魔除けを奪還するために冒険者を募るといった話。
 地下10層にも及ぶ、複雑な大迷宮を舞台に生死を賭けた戦いが繰り広げられる。

 

WIZARDRY U リルガミンの遺産
(FC/☆)

 本家パソコン版では第3作目として発表されたシナリオ。
 ゲームのシステム的には、前作とまったく変わっていないにもかかわらず、結構数の売上があったのは流石WIZといったところでしょうか。
 本作では、突如リルガミンの街を襲った天変地異を防ぐために、偉大なる龍「ル・ケブルス」の宝珠を持ち帰るのが目的。
 全6層の迷宮には、善悪それぞれのパーティしか侵入できない階層が存在し、すなわち善悪の2パーティが協力しないことには目標を達成できないという一風変わったシナリオです。

 

WIZARDRY V ダイアモンドの騎士
(FC/☆☆)

 こっちがパソコン版2作目にあたるシナリオです。
 相変わらず主なシステムに変更はなく、いつもながらのWIZです(笑)
 今度はリルガミンの街を庇護していた「ニルダの杖」がダパルプスという男に奪い去られてしまいます。(実は記憶が定かではなく、間違っているかもしれません)
 そこで、冒険者たちはニルダの杖を奪還するため、ダパルプスの呪いの穴に踏み込むのです。
 ゲーム中では、コッズアイテムと呼ばれる命を吹き込まれた魔法の武具を集めながら(その武具との戦闘に勝つことで入手できる)進むのですが、このアイテム効果が凄まじい。
 戦闘中に使う事で魔法と同じ効果を得られるのですが、絶対に壊れることはなく無限に使えます。
 その効果は、AC低下やHP回復、攻撃呪文とバリエーションが豊富。(篭手を使うとなんとTILTOWAIT!)
 密かに隠しフロアも存在してました。

 

WIZARDRY X 災禍の中心
(SFC/☆☆)

 FCからSFCへとハードを変えて移植された難易度の高い作品。
 そして、遂にシステムに少しばかりの変更(というか追加)が行なわれます。
 戦闘時に使用する武器に「射程」の要素が付け加えられました。
 つまり、長射程の武器を装備すれば後衛からも攻撃ができるのです。
 その他にも各クラスごとの必要数値が微妙に変わっていたり、迷宮の形が不規則になりました。(前作までは20×20きっちりだった)
 ストーリー説明ですが……どうでもいいけど、このリルガミンって所はよく災厄に襲われます。
 しかも、街を庇護する力(魔法のアイテム)の数がハンパじゃありません(笑)
 それで今回は、リルガミンの地下に存在する、世界の力が集中した場所にある結界とそれを守護するゲートキーパーに異変が起きます。
 なんと世界の破滅を目論む、魔女ソーンがゲートキーパーを結界の中に突き落としたのです。
 このままでは結界が破れ、この宇宙そのものが破滅の危機に瀕するという、なんともとんでもないお話です。
 迷宮は全8層の他に、地下777階(地獄)と呼ばれる隠しフロアが存在します。

 

WIZARDRY Y 禁断の魔筆
(SFC/☆☆☆)

 多くのWIZファンに、WIZではないと言わしめた迷作中の迷作(苦笑)
 まずこの作品は、システムからして今までのWIZとは大きく異なります。
 職業や種族が大幅に増え、キャラクターの能力にはスキル性が導入されました。(つまり戦士なら「剣」、メイジなら「魔術」スキルを上昇させる事で成長していく)
 それに伴い魔法の系統も増え、各呪文の名称も今までのWIZとは異なるものに変更されました。(例えば火属性の魔術系最強呪文はニュークリア・ブラスト)
 また魔法には、火、水、気、地、心、魔の6つの領域が設定され、それぞれの領域ごとに使用可能な回数が決められています。
 ステータスも、HP、MPの他に「スタミナ」が追加されました。
 これは行動(探索)すると徐々に減少していき(水などを補給する事により回復)、なくなるとHPが減るというものです。
 どこかで聞いたようなシステム……そう、まるでダンマスですよ。これは(笑)
 でも、末弥氏のキャラデザが美しかったり、自分でキャラの絵を描けたりできる点は素晴らしかったです。
 ストーリーは、持つ者の願いを叶えるという「禁断の魔筆」を求めて災いの王の城を訪れるといったもの。
 WIZにしては珍しくリルガミンの存亡がかかっていない点にも注目です(笑)

 

ウィザードリィ外伝 T 女王の受難
(GB/☆☆☆)

 従来のWIZシリーズが海外の移植作であるのに対し、初の日本オリジナルシナリオとしてGB用に開発された作品が、これ以降続いていく「外伝」シリーズです。
 この作品の特徴は、とにかくフレンドリー(初心者にもとっつきやすい)なところではないでしょうか。
 厳密に言えば、GBという携帯ゲーム機用として開発する事により、どこでも気軽に遊べるということを前提に作られている。
 つまり、従来のWIZをプレイするのに必要なマッピング等をオート化したことが、このゲームの成功した点ではないでしょうか。
 実際にこの作品でWIZにハマった方も多いはずです。
 システム面では従来のもの(WIZ5に準ずる)を継承していて、まさしく日本製WIZの原点ではないかと思います。
 物語はリルガミンの女王アイラスの妹ソークスが謎の失踪を遂げ、王宮付きの魔術師タイロッサムが旧王宮地下の迷宮にて怪物を召喚しはじめるところから始まります。
 このゲームの迷宮は表6層、裏6層の計12層から成り立ちます。
 GB版とはいえ、やり応えは抜群の名作です。

 

ウィザードリィ外伝 U 古代皇帝の呪い
(GB/☆☆☆)

 国産WIZの第2弾として発売された、GB用作品です。
 前作の外伝Tと同システムを採用されており、従来のファンをはじめ初心者にも馴染みやすくなっています。
 ちなみに、1〜6の移植作が末弥純氏のイラストであるのに対し、外伝T・Uは池上明子さんのイラストとなっている点にも注目です。
 さて、本作の舞台はリルガミンから遠く離れた東方世界との接点、砂漠の城塞都市アルマール。
 この街の領主ウディーンが砂漠の古代遺跡を発掘中に、偶然にも古代皇帝ハルギスの墓所の封印を破ってしまい、その呪いによってウディーンの愛娘マナヤは五感を失ってしまいます。
 ウディーンはハルギスを再び封じ、マナヤの呪いを解かんと冒険者に布令を出したのです。
 東方に近いという設定のためか、本作では侍や忍者の専用アイテムが多数登場するのが特徴です。
 また、全11層+黄泉界のマップもやりごたえ十分のボリュームです。

 

ウィザードリィ V 闇の聖典
(GB/☆☆)

 新しくも懐かしい、そんな雰囲気の外伝シリーズですが、この外伝Vではまた大きな変化が訪れます。
 まず、職業や種族が「禁断の魔筆」に準じたものとなり、選択の幅が広がりそれに伴いパーティ編成による戦略性が一気に増しました。
 それに伴い、魔法の系統にアルケミスト系という新たなるカテゴリが追加されました。
 しかし、「禁断の魔筆」からもたらされたものは、あくまでもこれらの要素のみで、従来のWIZ作品として充分に楽しめる作品です。
 そして、この外伝Vで追加された衝撃のシステム。
 それが、パーティ同士の通信対戦です。
 今までは、プレイヤー同士が自分のパーティを自慢し合うだけだったものが、遂に直接対決できるようになったのです。
 この要素には、まさに新旧のWIZフリークが一喜一憂したに違いありません。
 システムが衝撃的なら、物語も相当衝撃的です。
 なぜなら、本作の舞台ダリアの郊外には、すでに滅び去ったリルガミンの廃墟が横たわっているのです。
 本作では従来のWIZとは探索するべき迷宮の扱いが多少異なります。
 パーティがダリア城の外に出ると、ダリア周辺のマップが表示されます。
 そして、マップ内の迷宮を1つクリアするごとに、新しい迷宮がマップに追加されていくのです。
 また、外伝Vには2種類のエンディングが用意されていて、真のエンディングを迎える事により隠しダンジョンへと進めるのです。
 余談ですが、ル・ケブレスやダイアモンドの騎士を思わせる敵も登場し、旧作からのファンにとってはニヤリとさせられる場面が随所にちりばめられているのもポイント高。

 

WIZARDRY 〜DIMGUIL〜
(PS/☆☆☆)

 PSにて発売された次世代WIZ作品。
 この作品は、いままで国内で発売されたWIZの総大成とでもいうべき完成度を誇っています。
 種族、職業も外伝Vに準拠していて、魔法も従来のメイジ系とプリースト系、アルケミスト系の3種にサイオニクス系を新たに加えた4系統が存在します。
 また、ハードをPSに移した事により、CGムービー等が所々に追加されより臨場感を高めています。
 NOGが個人的に気に入っているのが、ギルガメッシュの酒場で流れる中森明菜さんの歌(酒場の歌姫が歌っている設定で、CGムービーも挿入される)です。
 冒険から戻るたびにこの歌を聴き、和やかな気分を保つ事ができました。
 そして、街の各施設内にも美麗なグラフィックが用意されました。
 これはいままでの殺風景なイメージから一転、とても好印象を受けました。
 戦闘システムの変更点では二刀流が可能になったことにより、より攻撃的なキャラの作成が可能となりました。
 侍や戦士の二刀流が強いこと……ダメージが凄い事になってます(笑)
 その他、NPCパーティも複数登場し、より高い冒険感が味わえることでしょう。
 逆に蛇足というか、かなりつまらなかった点がカードゲーム。
 練武場という訓練用の迷宮で手に入るカードを使って酒場で遊べるミニゲームなのですが、いくら新時代のWIZといってもこれはやりすぎです。(しかも、おもしろくないです)
 さて、冒険の舞台は聖なる湖に囲まれた、ガイネス城塞都市。
 祭りの儀式のために地下神殿に入っていった巫女が行方不明になり、聖なるカーラ湖はドブのように濁り、夜な夜な魔物が出現するようになります。
 ガイネスの主は衛兵に調査をさせますが、得られるものはありませんでした。
 そこで、城下に触れを出し冒険者たちの出番となるわけです。
 今回の地域的な設定として、南米の黄金伝説(ペルー近辺の古い王国群)がベースとなっています。
 様々なアラが目立ちますが全体的な完成度は高いので、未プレイのWIZファンは一度プレイする事をお薦めします。

 

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