ボッタクリ商店

関連書籍
 

隣り合わせの灰と青春
(小説/☆☆)

 シナリオ1 「狂王の試練場」を題材として書かれた、元祖WIZ小説。
 この作品の著者、ベニー松山のデビュー作であると同時に代表作であり、多くのWIZファンに多大なる影響を与えた作品です。
 物語の構成は、ただゲームの流れに沿っただけのものではなく、その背景ではゲームには未登場のキャラクター達が暗躍していて、WIZの世界が持っている独特の闇の部分が垣間見えるのではないでしょうか。
 知名度の高い作品なので物語の概要は省きますが、旧作のファンならば必読のバイブルといっても過言ではないでしょう。
 さて、この小説はJICC出版局という今はなき会社から発売されたものですが、近年になって集英社(たぶん…)から文庫サイズにて復刊を果たしました。
 まだ未読の方は、ぜひともこの機会に読まれることをオススメします。

 

サイレンの哀歌が聞こえる
(小説/☆☆☆)

 数あるWIZ小説の中では比較的知られていない作品で、著者はTRPG関連で活躍されている伏見健二氏。
 WIZシリーズ最大の(あらゆる意味で)問題作と言われた「禁断の魔筆」を題材とした作品です。
 策謀により祖国を追われた少年君主グレナヴァンと、彼を慕い支える仲間たちの物語。
 持つ者の願いを叶えると言われる伝説の魔筆を手に入れるべく、災禍の王の城を舞台に探索が始まる。
 グレナヴァンと行動を共にするのは、美しき戦乙女ブリュンフラウ、忠実なる猫侍ナベシマ、グレナヴァンの復権を願う老魔術師バルルシャナ、愛くるしいフェアリーのラックシード、そして野心高き錬金術師ユークリーブ。
 これらの登場人物たちが、己の過去や魔の誘惑、倒錯的な欲望などと向かい合いながら、死闘を繰り広げます。
 そして、すべてが終わった時、グレナヴァンが見たものとは……
 「禁断の魔筆」自体が不評だった為に、この作品も評価されていない風潮が強いのですが、NOGとしては「魔筆」の好きな方は勿論の事、すべてのWIZファンに読んでもらいたいと思います。
 今現在、手に入るかどうかは別として(爆)
 ちなみに、NOGは猫侍×戦乙女派です(死)

 

ウィザードリィマガジン
(生誕10周年記念出版/☆☆☆☆)

 今はなき「MSXマガジン」の特別編集で、WIZ生誕10周年記念として発行されたムック本。
 その内容はWIZ関連全般に至り、WIZ生誕からの歴史や最新作(当時のものでWIZ5、外伝T)の紹介、TRPGリプレイや末弥氏の美麗イラスト、ギャグ漫画と考えうるすべてが凝縮されています。
 中でも好評を博したのが、渋谷洋一氏のコラム「レベル1000の忍者が死んだとき」や「キミにもできる正しい鎧の作り方」(くさりかたびらの制作方法が図解入りで紹介されています)。
 これも現在手に入れる事は、ほぼ不可能と思われます。(WIZ関連の発行物はほとんどそうなのですが…)

 

ウィザードリィ・外伝U イマジネーションズ ガイドブック
(攻略、設定集/☆☆)

 この本は、GB版ソフト「古代皇帝の呪い」を取り扱った、ゲーム攻略と各種設定資料(カラーイラスト付き)を兼ねた代物です。
 これの重要な点は、その設定資料の詳細なところにあります。
 武器や防具、アイテム、敵モンスター等がイラスト付きで細かく紹介されていて、ファンタジー世界の設定資料としても存分に役に立つ事うけあいです。
 余談ですが、NOGはTRPGの設定を作る上で非常に重宝しました。
 アスキー出版局発行。

 

ウィザードリィY 【禁断の魔筆】 スーパーガイド
(攻略本/☆)

 ソフトバンクから出版された「禁断の魔筆」の攻略本です。
 基本的に唯の攻略本なのですが巻頭8ページにわたって、作中の主要キャラクターが末弥純氏のカラーイラストにて掲載されています。
 その美麗なイラストは、WIZファンならば必見の素晴らしさです。

 

[小説] ウィザードリィ
(小説/☆☆)

 双葉社より発行された、ハードカバー装丁の小説シリーズ。
 結構数、シリーズが続いたはずですが、NOGの手元には2巻までしか存在しない為に、あまり詳しいことが書けないのが残念です。
 1巻は大出光貴氏の「狂王の試練場」。
 内容はオーソドックスな話で、ゲームの流れに忠実な流れになっています。
 2巻は安藤君平氏の「アラビクとマルグダの物語」。
 この作品は「ダイアモンドの騎士」の始まる前の話で、リルガミンに魔物を呼んだ邪悪なる魔術師ダパルプスに、アラビク王子とマルグダ王女が敢然と立ち向っていくお話です。
 はたして伝説のダイアモンドの騎士となったアラビクと、ダパルプスの激しき戦いの結末とは。

 

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