お遊び新聞 第 43 号
THE OASOBI SINBUN
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    当たっている!

              2010. 12. 12

  朝の買物を済ませた後、ビール(発泡酒)の保管場所を見ると残り2本となっている。
  歩いて数分で買えることから1ケース追加しておいた。
  保管場所へ納めるときに残り2本をパックから取り出す。空パックを見るとキャンペーンで裏面に「当たり・ハズレ」のくじが印刷されていると書いてある。
  パックを開くと「ハズレ」だった。
  くじがあるならと、廃品回収に出すよう置いてある数枚の空パックを見ると1枚に「当たり」があった。
  「当たり」の商品は3,000円分のギフトカード。早速、昨年の余った年賀状に貼って投函しておいた。

  私はビールを飲まない。在庫管理はしているが保管場所から出しているのは女房殿。
  「当たり」を廃品回収の紙置場に出してあることから、パック裏面は確認していなかったと思われる。
  本来なら当たって喜ぶことなのだが・・・。
  先月、廃品回収で出したパックの中にも「当たり」があったかもしれないという一寸残念な気持ちになった。

  5日後にはキャンペーン事務局からの封筒が郵便受けに入っていた。
  ギフト券か?でも普通郵便だから何だろうと開封すると、年齢未記載の通知だった。
  アルコール製品が対象のため応募者は20歳以上限定とのこと。早速、電話連絡して応募を完了させた。

  1月15日には簡易書留で3,000円分のギフトカードが郵送されて来たのだが、翌日には食料品のまとめ買いで消えてしまった。





  知らない子供が・・・         2010. 12. 12

  夕方に近い時間であった。チャイムが鳴るので玄関に出てみると、小学4年生くらいの女の子が「自転車のチェーンが外れてしまったのでなおしてくれませんか」と言ってきた。
  「ハァー?」と思いながらも、お安い御用と表に出ると20インチくらいのMTB擬自転車の前スプロケットでチェーンが外れていた。
  これなら簡単。指でチェーンを摘んでスプロケットにかけクランクを回す。作業は数秒で終わった。女の子は「早い!」と言って自転車に乗っていったのだが・・・。
  どこの子供?何故我が家へ?
  扉を開けた車庫内で自転車整備をしているときもあったが、子供がそれを見ていたのかは分からない。
  我が家の前でチェーンが外れたから、我が家へ依頼に来たということにしておいた。





  バッテリー上がり              2010. 12. 13 / 2011. 1. 11

  月曜日、女房殿が出勤でエンジン始動させようとしたがバッテリー上がりで始動できない!
  5分ほど充電器を繋いだ後にエンジンをかけさせ送り出した。
  職場まで20〜30分かかるからオルタネーターから充電できるはずだが、土・日2日間の放置で放電してしまうバッテリーでは一寸心配になる。

  昼飯も早々に新品バッテリーを購入。何時、救援要請が入っても良いように待機していた。
  救援に出向くことなく無事帰宅したので、バッテリーの電圧をチェックすると12.8V。正常だ。
  バッテリーのインジケーターも色は少し薄い感じではあったが、70%の良好状態を示す外輪がブルーとなっている。
  明朝、インジケーターのみチェックすると外輪のブルーの色はかなり薄くはなっていたが、バッテリーに貼られている説明書きでは50%以上。電圧も12.5V以上ある。
  1週間ほど様子を見たが、3年間使っているバッテリーだから容量は減っているようだが、早急に交換の必要はないと判断した。
  後の正月休みで数日間動かさなくともバッテリー上がりは無く、しばらくは使えると思っていたのだが・・・。
  1週間後の3連休の終わった10日夕方に点検すると、インジケーターは赤色の要充電になっていて電圧も10V以下となっていた。
  充電すると電圧は回復するが何故かインジケーターの色は良好を示す青色にならない。
  この状態でもエンジンはかかり使えるのだが、通勤途中で不具合があっても困るし交換バッテリーも購入済み。
  既に3年間使用しているバッテリー。インジケーターが不具合でもう1年程度使えたとしても差額は500円程度。
  心配しているよりもと翌朝、バッテリー交換し送り出した。





 ラッセル泥棒                               2010. 12. 17

  PC関係で何かあると自分で調べず私のところに問い合わせてくる友人がいる。
  このような人はネットで「教えて君」と言われている。

  今回はnotePC用ACアダプタがもう1台欲しいという。
  少し前にネット通販で、在庫処分で通常価格の半額以下で売られているACアダプタを見つけた。
  私のPCとは異なるメーカーPC用となっていたが、電圧・電力は純正品と同じ。プラグ形状さえ合えば問題なく使える。(メーカーでは社外品使用は故障原因になるといって嫌うが)
  このアダプタの商品説明に書かれている対応機種からプラグ形状を調べると、私のPCでも使用可能と分かり購入。現物での確認も終わっている。
  私と同じPCを使っている友人にこれを教えてやった。友人は送られたURLから購入手続きをするだけ。探す・調べる・確認する手間は不要で楽なものである。
  友人も冬山登山経験者であることから登山用語も通じる。「ラッセル泥棒と同じだ!」と言うと友人は電話先で苦笑している様子であった。


ラッセル泥棒とは。
  踏み跡の無い雪山では先頭に行くものが踏み跡を付けていく。これをラッセルという。
  足首が埋まる程度の雪でも結構大変である。ルートを見極め体力も使うから当然ペースも遅くなる。
  後から登って来る登山者は、付けられた踏み跡を辿るから楽である。
  ラッセルしている登山者に追いついた場合は交代するのが常識なのだが、交代もせず後をついて来るだけの者をラッセル泥棒という。





   プリンタ壊す!                           2010. 12. 18

  年賀状印刷では必要となるカラーインクジェットプリンタ。女房殿が使っている物は用紙ガイドの動きが悪い。
  少し押さえ気味にして動かすと良いのだが、力任せで動かしたらしく「プリンタを壊したみたい」と言ってきた。
  様子を見ると、用紙を差しても電源ランプは点滅するだけでテスト印字も不可となっていた。
  カバーを外して調べると、用紙ガイドと連動しているパーツ(紙抑え?)が壊れている。
  幸い、同機種の故障品(ヘッド不良)を捨てずに部品取り用に保管してある。
  これの部品(用紙ガイドAssy)を使用してニコイチ修理した。

  日常的に使用するプリンタはモノクロ・レーザープリンタであるが、年末年始には必需品となるカラープリンタ。私の方にも設置してあるのだが個々に自由に使える方が便利である。





       PCの大掃除            2010. 12. 23 / 2010. 12. 29

  年末、大掃除の時期だ。
  我が家は特別な大掃除を行わないがPCは別物、埃で人間は死なないがPCは死ぬのだ。
  PCのサイドパネルを取り外して中を点検すると、CPUファンなどにかなりの埃が付着している。
  
  PCの大掃除には接続されているケーブル類も全て取り外し、外に持ち出してエアブローする。
  ついでだからとCPUと電源ユニットの交換も行った。
  詳細はPCネタとなるので「パソコン道楽の記録」に書いておく。

左写真 : 愛機のCPUファンへ。かなりの埃が付着し、黒色のファンが付着した埃で茶色になっている。

中写真 : 掃除後のCPUファン。

右写真 : 電源ユニットへの埃付着状態。





 現役女子大生に            2010. 12. 28

  帰省した三女から中学生に教える理科が分からないから教えてくれと依頼があった。
  三女は現役女子大生。バイトで塾の講師をしている。
  分からない問題というのは物理分野の電磁誘導。文系女子大生には苦手分野かもしれない。
  教える方も電気は専門分野でなく、学校で習ったのは半世紀近く前。フレミングの法則などほとんど忘れている。

  教えることが出来るか?不安の中、問題を聞くと・・・何とか分かる範囲であった。
  紙に図を書いて説明。ゴミで転がっているモーターを分解して整流子・ブラシの説明などなど。
  何とか三女を理解させてやることが出来ホッとした。





100円で落札!    2010. 12. 26 〜 12. 29

  不燃ゴミからの拾い物電源ユニットが筐体の長さが短く、私のPCにも使えるものであった。
  幾らくらいの商品かと調べると、新品で概ね2,980円で売られている。
  中古品のオークション相場は1,000円を少し上回る価格での落札が多い。

  落札相場検索中にスタート価格100円で出品されている物がヒットした。
  急いで購入する必要性はないが、この価格で落札できるならと100円で入札しておいた。
  締め切り日には競り落とす必要性も無いので、深夜の締め切りも見ずに就寝した。
  翌朝、メールをチェックすると落札通知が届いていた。
  出品者と連絡。大きさの割に送料が少し高いと思ったが発送の手間賃と思って振込み、購入した。

  丁度、入札者の少ない時期であったのか?
  CPUなど他の落札品も無競争、スタート価格の安い値段で落札している。
  数日後には落札した電源と同じものが出品されていて、1,300円で入札されていた。

  購入した電源ユニットは予備機用or予備パーツ予定であったが、約1ヶ月後に拾い物電源ユニットの不具合が発覚したことで、愛機の電源ユニットとして使用されることとなった。





 久々の収穫!                2010. 12. 28

  今年最後の不燃物収集日。年末でもあり、捨てられる物も多いだろうと期待して収集所を覗いた。
  捨てられるものはガラクタ類が多く、こちらの期待するような物は少なかった。
  それでも15MのLANケーブルや外付けHDDといった物を拾ってきた。
  外付けHDDは中のドライブが故障していればドライブ交換で再生でき、ケースのI/Fの不具合なら中身のドライブだけ使用できる。両方が故障してる確率は低いだろう。

  半日かけて拾ってきた物の動作確認と修理を行った。
  その結果、3.5インチ300GB外付けHDDは完動品。翌日にはPC室に設置した。
  2.5インチ40GBポータブルHDDも完動品ではあったが、中のドライブが注意状態で時々異音も発生する。データ移動程度に使っていたが、ファイルのコピーでエラーも出ることから中身を60GB中古HDDと交換して使用している。

  同時拾得したUSBグラフィック・アダプタは正常動作品。我が家では今のところ必要としていないが、買えば高いものである。
  PCパーツではないが、ディスク・グラインダーも拾ってきた。電源を入れても動かなかったが、不具合箇所がS/W部分の接触不良のようでエアブローだけで回復した。

 この日の収穫は一葉さん1人分くらいと思っている。





  包丁での怪我!             2010. 12. − 2011. 1.

  暮れに女房殿がタマネギを刻んでいて手が滑ったと指を切った。
  年が明け、三女が包丁を研いでいて指を切った。
  数日後、女房殿の友人から包丁研ぎ依頼され、研いでやったその夜のメールで包丁を洗って拭くときに指を切ったと書いてあった。
  メールには「良く切れました。(苦笑)」と書かれていた。
  三女は包丁研ぎビギナーだから仕方ないとしても、ベテラン主婦2人が怪我をするとは・・・幸い軽症で済んだのだが、包丁の切れ味を自分の指で確認しなくても良いのではと思っている。

                                  



 救急搬送                                  2010. 12. − 2011. 1.

  暮れには東筋向かいの奥さんが、新年早々には西筋向かいの奥さんが救急車で搬送された。
  どちらも大したことはないようで、正月明けには元気な顔を見ることができたのだが・・・。
  僅か数日の間に家の前に救急車が2回も止まるなど初めてのこと。
  この町内も高齢化が進んで、年々近所へ救急車が来ることが多くなってきている。





  ボイラーの故障!   2010. 12. 31 〜 2011. 1. 8

     (左写真 : 故障したYAMAHA製灯油ボイラー VG-4MS。使用期間は約14年)

  前夜、隣の奥さんが我が家のボイラー運転音が変だと知らせてくれた。
  外の出て音を聞くとベアリング系統の異音がしている。
  年末でもあることから、年始の休み明けにメーカーへ修理依頼と思っていたら翌朝には電源が入らなくなっていた。

  大晦日であるがネットで修理窓口を調べると、年中無休24時間受付とあるから一応連絡した。
  使用していたボイラーはYAMAHA製でメーカーはこの分野から撤退している。
  修理はYAMAHAから業務委託されているNORITZのメンテナンスを請け負っている会社のサービスマンが来てくれたのだが・・・。
  故障原因はバーナー・ファンモーターのベアリング焼きつきと思われ、バーナー・ファンが動かない。私も手伝って分解を試みたが錆び付いていて分解すら出来ない状態のため修理不可でバーナー部分Assyでの交換となった。
  しかし、このボイラーを調べると2000年に製造終了していて、部品が入手できる可能性は極めて低い。
  買換えより修理の方が安いということから部品があれば・・・という微かな望みで年始休業明け1月6日を待った。

  部品有無を待つ間に、交換を考えて購入先を探していた。
  通常の購入では2割引程度だがネットから購入すると6割以上の値引き価格で購入できる。
  在庫のある一番条件の良いショップに購入時の問い合わせをし、振込みもネットから出来るよう私の口座に入金しておいた。

  6日、予想通り部品無しの電話が入る。早速、ネットから注文・入金した。
  交換作業は、NORITZのメンテナンスを行っているのだから故障時には都合がよいだろうと点検に来てくれた人の会社に依頼していたが、工事は下請けに出すようで1週間ほど先になるという。
  既に1週間内風呂無しの生活。このような生活がもう1週間続くのは嫌だ。
  近所の水道設備屋に取付工事だけでも良いかと聞いてみると「いいよ」と快く引き受けてくれてホッとした。
  この時に翌7日にはボイラーが届くこと、届いたら連絡するからと工事予約も伝えたのだが・・・。

  8日夕方、来訪した水道設備屋の従業員はボイラーを見て、配管の接続口が左右逆なことから「キチンとした仕事をしたいから明日にして欲しいが・・・」と言う。
  ボイラーも新設ではない。交換だから配管を繋ぐだけ。
  接続口が左右逆でも仮設で使える程度ならホームセンターで材料を買ってくれば自分でも出来る。
  「フレキ(フレキシブル・パイプ)で仮配管し使用できるように出来ないか?」と注文。
  その日は仮設置で使えるようにしてもらい、今年初の内風呂使用となった。

  9日、朝からの作業でキチンと取り付けてもらい、一件落着となった。

  交換設置したNORITZ製灯油ボイラー。(交換工事完成後の写真)


屋外設置で錆びにくい外装がステンレス製の機種もあるが定価で15,000円高くなる。
外装の腐食より本体寿命の方が短いと、少しでも安い塗装のものを購入した。

YAMAHA製ボイラーの前面パネルを庇のように上に取り付け、雨のあたりを少なくしておいた。
  


半世紀振りの内風呂無しの生活。


  湯が出ない(入浴できない)ということだけで、水も電気も使える。
  命に関わるようなことでもなく、入浴施設に行けば風呂にも入れるのだが・・・。
  冬の風呂の有難さや入浴が生活リズムの一つになっていることを痛感し、災害時の非難生活の辛さが幾らかでも分かったような感じであった。

  また、10年以上使った物については、法律上メーカーの保守部品保有義務が製造終了後7年ということでもあり、修理を考えずサッサと交換に走った方が得策と感じた。



話が・・・    

  我が家増築時の給排水工事は、大工は嫌だっただろうが水漏れで困ったときに直ぐに動いてくれた近所の水道設備屋に直接依頼した。
  暮れのボイラーの故障時にも交換時の費用など問い合わせし、取付工事のみでも引き受けてくれるということから事前に工事依頼もしておいた。
  しかし、ここまでの電話での話相手は全て息子さん。
  7日昼、ボイラー到着で電話したときは親父さんの方が出た。
  直ぐ工事すれば夕方には終わるはず。リモコンなどは自分で交換して待っていたのだが来てくれない。
  相手の予定もあるだろうと、この日の取付けは諦めた。しかし、翌8日になっても工事に来ない!
  昼前に電話すると・・・親父さんが出た。
  「三連休?」と聞くと「そんなことないよ」とのこと。
  取付けが何時になるか聞くと、息子さんから話が通じていなかった様子で「使えないの?」と言った返事であった。
  状況を説明すると、早急に工事できるよう従業員の手配をしてくれ、仮設ながらその夜には給湯できるようになった。
  電話せずにいたら取付けは2日後となっていたところであった。



ネットは安い!  
    
  ボイラーの故障で修理に来てくれたのはNORITZのメンテを行っている業者の人間。
  大晦日というのに、その日の昼には来てくれた。
  生活に密接している物は、不具合時に直ぐに動いてくれるところが良い。

  ボイラーの買換えも安く購入できるなら来てくれた人の会社からの購入も考えた。
  聞いてみると、販売も可能だけで価格は2割引程度で工事費を加えると定価くらいになるとのこと。
  何処が安いか聞くとホームセンターやインターネットだという。同じものが何でこんなに安く売れるのか不思議だとも言っていた。
  故障時に問い合わせた近所の設備屋では他メーカーの物だが大体3割引程度の価格であった。(仕入れ先も休みで正確な価格ではない)

  新たに購入するボイラーのメーカーは今回の修理依頼に直ぐに動いてくれたNORITZに決めた。
  能力・設置条件から機種も決まる。メーカー・機種が決まれば問い合わせもし易い。
  まずは近くのホームセンターで問い合わせると2割引とのこと。
  ネットで探すと・・・半額は当たり前の世界だ!
  灯油価格上昇や電気(エコキュート)に押され売れないのか?値引き合戦といった感じであった。
  ヒットした中から一番条件の良いショップへ注文したのだが、点検に来た人にも「ネットで仕入れて売ったら・・・」と言えるような金額であった。

  問題は取付け工事であるが、点検に来てくれた業者でも依頼可能と返事を貰っていたし、実際に工事を依頼した設備屋も工事が主で販売はオマケ程度のようで、交換工事を快く引き受けてくれて助かった。





  スーパー銭湯                   2011. 1. 1 〜 1. 7

  ボイラーの故障で大晦日から風呂無しの生活であった。
  私にとって内風呂無しの生活は半世紀以上昔のこと。
  湯が出ないと分かったときから浴場を探してみると近隣に5〜6軒の施設があった。
  利用料金や時間などから選択し、隣町の入浴施設に行く。

  正月だからなのか?220台収容と書かれている駐車場は空きが僅かな状態であった。 
  数種類の風呂もあり、楽しんできた。
  このような機会でないと出向かない入浴施設。たまには良いものと感じた。





 井川メンパ                                   2011. 1.

  我が家には井川メンパが3種類4個ある。
  1個は数年前に友人の案内で入った蕎麦屋で売られていた小さなものだが、他の3個は独身時代に南アルプス登山で井川の奥の畑薙までよく入っていた頃に購入したもので、「男物」2個と一回り小さな「女物」1個がある。
  最初は自分用に「男物」を購入。日帰り登山時の弁当箱として使用していた。
  その後、贈り物用に購入する際に自分用として新たに「男物」と「女物」を購入、家でちらし寿司を作ったときに器としてメンパを使えば見栄えがするだろうと思っていた。

  当時はスキーで飛騨にもよく行っていた。漆塗りのメンパに合わせ、少々奮発して飛騨の春慶塗の箸と箸箱のセットも買っておいた。
  結婚後、「女物」メンパを女房殿が春慶塗の箸と共に弁当箱として使用。箸箱は乱暴に扱われ今は無残な姿となっている。

  今の我が家では滅多に使われない井川メンパだが、三女帰省時に欲しいというので持たせてやった。
  どの大きさを持っていくか迷ったようだが、「女物」メンパを選んでいった。

  私の時代の弁当箱はアルミ製で種類も少なかったが、今はアルミ製やプラスティック製などで形・大きさもいろいろと選択できる。
  弁当の容器だけでなく、食生活の変化で弁当に入れていく中身(食材)も昔と違ってきている。ファミレス・コンビニなどで簡単に外食できる時代。「弁当が必要なときには作っている。」とは言っていたが、本当にメンパが役立つか?
  後日、機会があったので聞いてみると、授業の関係で弁当の日がなく「1回使っただけだけど感じよかった。良いもの貰った。」と言っていた。

  井川メンパの製造も戦前には何軒かあったようだが、私が購入した頃は1軒だけでとなっていた。それでも井川まで出向けば比較的簡単に、物がなければ1ヶ月程度の待ちで購入できていた。
  その後、民芸品として扱われるようになり需要も増えたことで入手困難となってしまった。
  私が購入してから僅か数年後である。注文に行ったが「何時になるか分からない」と言われ購入断念した記憶がある。





年賀状、余り0枚・当たりも0枚       2011. 1.

  毎年、年賀状購入時には印刷ミスでの書き損じや、予定外に貰う相手への返信に少し多めに購入している。
  余れば手数料を払って切手・葉書に替えているのだが面倒くさい。
  今年はギリギリの枚数を購入した。
  暮れの投函で余り枚数は数枚。年明けの出し忘れなどの返信で余りを消化。
  印刷ミスなどの書き損じは0。購入枚数=投函枚数となった。
  ドンピシャリの購入枚数で運を使い切ったのか?1月23日の当選結果は当たりも0枚という珍しい結果となった。





  当たったが・・・              2011. 1. 6

  ディーラーから来たくじ付き年賀状。持参してくじを引くと4等が当たった。
  ところが、4等の景品は千両・万両の鉢植え。
  我が家の庭には、鳥が勝手に種まきしたものが毎年何本も生え、草取り時に抜いている。
  カウンターの女の子に「やるよ」と言うと「一番欲しくないもの!」と断られた。

  当たりを5等に替えてもらおうと思ったが、5等の景品は3月末までの使用期限付き1,000円分の用品購入券。
  修理費用の足しには使えないという。3月末までに車の用品を買うことも無いのでこちらも断って帰って来た。
  誰が考えた景品かは分からないが、こちらとしてはゴミになる景品よりティッシュ1箱の方が有難かった。





 アジの開き素揚げ         2011. 1. 10

  11月下旬のテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で、静岡県沼津市の学校給食に出されるアジの開きが紹介されていた。
  焼くのではなく素揚げで調理し、子供たちも頭から骨ごと食べていた。
  アジの開きは安く売られている。
  どんなものか一度食べてみたいと思っていたところ、女房殿が挑戦してくれた。
  食してみると、焼くと骨っぽく食べにくいことから残している頭が一番美味かった。
  私には塩の効いた煎餅のように感じたが、女房殿は「ビールのつまみ」と言っていた。
  頭は煎餅のようになっても身の方は焼いたとき同様にふっくら。塩気を感じたのは頭だけであった。
  これなら小学生でも頭からバリバリ食べるわけである。
  素揚げだから魚焼きの掃除の手間もいらない。
  女房殿からの話だけでは様子が分からないので、次に素揚げを行った時には私も見学しておいた。





 50%引き?                   2011. 1. 

  スーパーの見切り品コーナーに50%引きで148円の値札の貼られたお菓子があった。
  通常の販売価格が300円ほどするお菓子とも思えないので、興味本位でお菓子の棚を覗いてみる。
  なんとなんと、同じものが88円で売られている。
  見切り価格は50%引きどころか約70%増しの価格ではないか。
  値札を貼る人の間違いとは思うのだが・・・そのお菓子は数日間見切り品コーナーに置かれていたがその後無くなっていた。
  店で引き上げたのか?誰かが値引きに釣られて買ったのかは分からない。





  原因はUpDate?           2011. 1. 16

  自治会長から依頼された公会堂のカラオケ機器の修理・点検を終え帰宅すると、女房殿からPCの不具合を告げられた。
  数日前のWindows UpDateでは不具合が発生しているらしい。
  我が家のPCにも被害が・・・と点検すると、PC本体はキチンと起動しているようだがモニターに何も映されず真っ黒な状態であった。
  予備モニターと接続すると正常に表示される。
  再度繋ぎ換えると映るようになった。どうやらコネクター部に接触不良が発生していたようだ。
  ジャンク品を購入して再生したPCだからいつ壊れても不思議ではない。
  2台体制で使用しているし、交換機もあるから故障しても困らないのだがPC入替の手間がかかる。
  簡単になおってヤレヤレであった。

  1週間後には私の予備機モニターの色が僅かに赤く感じるようになった。
  こちらもコネクター部の接触不良で、コネクターの脱着で元に戻った。
  常に接続されているケーブル。どの様なことから接触不良が発生するか分からないが、このような接触不良での不具合を過去数回経験している。





   積雪1cm?                        2011. 1. 17  

  前夜、先に寝たはずの女房殿が「トイレに行って外を見たら雪が降って外は真っ白になっている。」と言ってきた。
  「積もっていたら・・・」と道路への積雪を心配している。
  滅多に雪の降らない地方でもあるし、最近はスキーなどにも行かないから我が家にはスタットレス・タイヤは無い!
  「仕事を休むかタクシーを使うんだな」と言っておいたが、外の様子を見ると雪は降っていない。家の前(北側)の道路には積雪はあるが、通行の多い幹線道路は溶けている。

  昔は普通タイヤ+タイヤチェーンでスキー場にも行っていたから運転できないことは無いが、雪道は自分の事故よりも貰い事故が怖い。
  女房殿だけでなく、この地方のドライバーの多くが雪道・凍結路面での運転経験が無い。
  昔から雪がチラつくような冷えた時には、凍結路面でスリップが原因と思われる自損事故を必ず見ていた。
  明朝の様子次第では送迎も必要かと思いつつ就寝した。

  翌朝、道路を見ると昨夜と大して変わっていない。(タイトル写真は17日、女房殿出勤時に撮影した家の前の道路の積雪状況)
  女房殿の運転でも何とかなりそうなので、雪道・凍結路面での運転をアドバイスして送り出した。
  事故を起こせば電話が入るはずだが、職場到着予定時間を過ぎても電話が鳴らない。1時間経過しても電話がないことから無事に職場まで辿り着けたと安堵した。
  夜、帰宅した女房殿から様子を聞くと、大渋滞で遅刻ギリギリの時間で職場に入ったとのこと。知人は普段なら車で10分の職場まで2時間かかったと言っていた。 
  ともあれ、滅多にない積雪に事故なく通勤できホッとした。

 



   Mebius君帰宅                 2011. 1. 18  

  Mebius君は女房殿の愛機として9年半酷使されていたnotePCである。
  昨秋、引退後も予備機として職場で保管されていたnotePC(SHARP Mebius PC-MJ700R)を使うことも無いと持ち帰った来た。
  前任notePCはNEC PC-98。まだDOSの時代で、女房殿のスキルも文書が作れる程度。データ処理にはPCを扱い始めた私がDOSから必死で覚え、表計算ソフトのマクロを組んだファイルを作って提供していた。
  その程度でもPCは道具として欠かせないものとなっていた。
  PC-98のHDD異音で店頭展示処分品を急遽購入したものだ。
  購入後は、2回の液晶交換(メーカー保証&長期保証で修理)とACアダプタの断線以外には大きなトラブルなく働いていた。
  このPCの酷使の甲斐あって女房殿もスキルアップ。今では職場において「PCに堪能な人」となっているようだ。
  持ち帰ってきたPCを点検したが特に不具合は無い様子であったが、Mebiusより性能の良い使えるnotePCがあることから、そのままの状態で保管されている。





   充電式ドリル・ドライバ  2011. 1. 18 〜 1. 19

  不燃ゴミから充電式ドリル・ドライバを拾ってきた。(タイトル写真、左側の青いもの)
  チャック部分を見ると、かなり綺麗であることからほとんど使用されていない感じであった。
  ACアダプタも捨てられていないか探したが見つからなかった。
  電池電圧は4.8V。ネットで調べるとかなり安く売れれていた物のようだ。

  充電式ドリルは少し前にも2個拾得していたが、いずれも電池の不具合で物にならなかった。
  動作確認でACアダプタを3個ほど壊している。
  今回もダメだろうと、アダプタの規格を調べ拾得アダプタから同等品を探して充電してみた。

  アダプタを接続するとドリルの充電ランプは点灯する。
  3時間ほど充電し使ってみると、薄い鉄板に小さな穴を3ヶ所開けただけで電池切れとなった。
  使えるようだが電池切れが早い。充電不足か?電池不良か?もう少し長く充電してみる。
  今度は3ヶ所以上穴あけしても使える。電池電圧も低いことからドリルとしてではなくドライバとしてなら十分使える。
  数日後のVAIO用外付けファン製作時には、壊れた電源ユニットの分解にドライバとして大いに役立った
  これでまた一つ我が家の工具が増えた!

  ついでに電池の接触が悪く使えなくなっていた我が家の充電式ドリルの修理をした。(タイトル写真、左側の赤いもの)
  分解して電池をセットすると問題ないのだが、組み立てると接触が悪くなる。
  電池との接点がS/W部分に繋がっていることから、組み立ててビスを締めると当たりが変わるようだ。板バネ式になっている接触部分を試行錯誤で曲げたり延ばしたり・・・。
  半日かかったが、何とか修理できた。
  最後に動きの悪くなっていたチャックを、拾ってきて物にならなかったドリルの物と交換して作業を終了した。





 電源ユニット再交換      2011. 1. 24

  愛機EPSON MT-6000のCPU・電源ユニット交換後約1ヶ月、問題なく使用していた。
  電源容量が大きくなったことで、外部電源で稼働させていたeSATA接続HDDも内部電源ユニットから安心して電源供給が出来る。
  接続ケーブルを変更し、電源を内部から供給するようにしてHDDにコネクタを接続したとたん一瞬でPCが落ち、再起動となった。
  再起動後は問題なく使えるのだが・・・。

  オークションで購入した同一電源ユニットもあることから交換して試すと、今度は内部電源でeSATA接続してもPCが落ちることは無かった。
  私のPCの電源設定は[常時ON]となっているが、使用中にHDD電源をON-OFFするような設定ではその都度再起動となっていたと思われる。 
  一見使えるようであっても、やはりゴミとして捨てられるだけの理由はあったと納得した。
  ゴミが生きなくとも、愛機で使える容量の大きな電源ユニットが見つかっただけでも儲け物。
  この程度のことで早いうちに不具合が発見できて安堵している。

  なお、使用時間の違いからか交換した電源ユニットはファンの稼働音も小さく、PCも静かになった。





  レンズ越しの世界    2011. 1. 19 〜 1. 26

  運転免許証の更新時期となった。
  10年前までは視力検査は合格が当たり前で、気楽に免許証更新に行っていたのだが・・・5年前の更新時視力検査ではギリギリで通った。
  加齢のせいであろう、今は前回更新時より視力は落ちていると実感している。
  それでも普段の生活や運転には全く支障ない。むしろ老眼で字を書いたり細かい作業をする時の方が辛くなってきている。

  所有免許証での今回の更新は裸眼では通らない可能性もあると、更新手続き前に眼鏡を作ることにした。
  近くの眼鏡屋に出向き調べてもらうと、自分では近視と思っていたら乱視だという。目は悪くなく疲れている状態だから、疲れていなければメガネ無しでも通るかもしれないとも言われた。
  視力の測定結果を聞くと両目とも0.3。予想以上に悪い数字だった。

  眼鏡屋の検査でも普通免許なら裸眼で通るようだが、私の運転免許は大型二種、深視力もあり視力検査も僅かだが厳しくなる。
  眼鏡が嫌で我が家の経済危機対策として所有している大型二種免許を放棄する気は毛頭ない。

  1週間後、出来上がった眼鏡をかけてみると・・・。
  かけた瞬間、頭がクラクラした。
  クラクラしたのは最初に眼鏡をかけた時だけであったが、レンズ越しの世界は確かにハッキリ見えるが、裸眼とは距離感が異なっている感じや、歩くとふわふわした感じとなった。

  違和感は慣れるというが、裸眼の方が運転しやすい。
  車で眼鏡屋からホームセンターに行き、帰宅して車を降りる際には視線とレンズがズレるせいか、平らな地面が傾斜して見えた。
  家でパソコンの画面をレンズ越しに見ると、裸眼では灰色がかって見える文字が黒くハッキリ見える。しかし、モニターの形が台形になっている。
  目の前の3台のモニター全てが台形を左に倒したような歪んだ形に見えるのは異様な世界である。
  2m程離れ正面から見れば真四角になるが、大きさが裸眼で見たより小さい感じとなった。

  ともあれ、この眼鏡を持って更新手続きに警察署へ出向くことにした。
  眼鏡屋の言葉を信用し、朝から目に負担をかけないようにパソコンも簡単にメールチェックのみで終了させ、テレビ・新聞を見る時間も少なくし、午前中の早い時間に手続きすることにした。

  警察署までの道中では目を細めることで見え方が違うことも確認し、ハッキリ見える方法を練習しながら運転していった。
  その結果、何とか裸眼で合格!

  念のため普通免許の視力はあっても大型免許が眼鏡使用で通った場合はどうなるか聞くと、大型車運転時のみ眼鏡使用の条件となるらしい。
  眼鏡代は無駄になったが、メガネ無しでの運転が違反とならずホッとした。

  更新までの期間も無事故・無検挙だから免許証はゴールド。
  ビデオ鑑賞での簡単な講習で、新しくなったICチップ使用の免許証を貰って帰宅した。





  カード初使用!                       2011. 1. 19  

  眼鏡屋で眼鏡を注文した。
  出来上がりは1週間先だが支払はその場で求められた。
  単品のまとまった金額ならカード利用も良いかな?と考えていた矢先のことで「お支払いは現金かカードで・・・」と言う店員の言葉に乗じてカード支払で済ませてきた。

  クレジットカードは2枚作ってあるが、使用目的はネット通販での支払。
  市中での買物は後の管理が出来ないことから一切使っておらず、今回が初使用となった。

  カード支払なら現金を用意しておく必要もなく、ポイントも付く。
  ネット通販の買物では、この溜まったポイントで送料くらい賄える。
  これからは、市中でも家計管理し易い買物にはカード支払を試していこうと思っている。





  「金」                       2011. 1. 28  

  三女からのメールの件名である。
  三女は大学の寮生活。寮費は授業料と一緒に納入しているが、親の懐を気づかってか生活費のかなりをバイト代で賄っている。
  おかげで、普段の仕送りは少なくて私立大学だがトータルの費用は姉たちと同じ国立並となっている。

  1月の三女口座残高を確認すると、バイト代が入っていても5万円に満たない。
  スノボーへも行くだろうに、これで生活できるのか?
  自分でも把握して生活しているようで、気をつかって連絡すると「承知している!」と煩がる。
  必要となれば連絡があるだろうと様子を見ていると・・・案の定、件名「金」のメールが入った。
  2月仕送りで・・・と必要金額は書かれていたが、何時までとはない。
  遅かれ早かれ仕送りするものならと、夕方には振り込んでおいた。




  排水できない!                 2011. 1. 29  

  朝、PCに向かっていると、洗濯をしていた女房殿が「洗濯機の排水が出来ないから見て」と言ってきた。
  子供たちが同居しているころはヘアピンが原因で洗濯機パンの排水口て詰まることがよくあった。
  排水口に何かが詰まったことが原因だろうと見に行くと「あっ、レバーを排水にしてなかった!」と女房殿。
  惚けか?寒さと水の冷たさで脳の働きが鈍ったのか?排水操作をしなければ排水されない。レバーを排水にしたつもりでいただけであった。

  その時に排水で脱水層に水がはいる不具合を告げられた。
  我が家の洗濯機は約20年使っている二槽式。排水ホースの先が詰まると、洗濯槽からの排水が脱水槽に流れ込む。
  洗濯機をずらして洗濯機パン排水口のトラップ部を取り外して点検すると、左右の出口にはクズが詰まっている。
  クズを取り除くと予想通り中には錆びたヘアピンが1本入っていた。
  三女が家をでて約2年。我が家にヘアピンを使う人間が居なくなったことで、このような作業とは縁が切れたと思っていたのだが・・・。
  それにしても排水弁の僅かな隙間や曲がりくねった排水ホースをどのように通り抜けて排水口トラップまで辿り着くのか?この作業をするたびに洗濯槽からのヘアピンの旅に感心している。





  容量倍増、費用0円               2011. 1. 30

  80GBで購入したHDDが160GBに、250GBで購入したHDDが500GBの容量になった!
  魔法のような話だが、売り手が間違えて倍の容量の製品を売った分けではない。80GB・250GBで売られていた製品を、値段も容量に見合った価格で購入したものだ。
  しかし、購入したHDDに貼ってあるラベルは倍の容量の型番のものであった。

  このHDDを「HDAT2」というフリーソフトで魔法?をかけたところ、ラベル表示通りの容量となったのだ。
  使ったのはフリーソフトだけだから費用は0円。
  
  但し、この魔法が通用するのはHDDの認識される容量が貼られているラベルでの表示容量より少なく(1/2)、型番も倍の容量の物である場合となる。
  何故かソフト的に容量の半分を隠して、1/2の容量のHDDとして売られていたのだ。
  詳細はPCネタとなるので「パソコン道楽の記録」に書いておく。





  役立った!                   2011. 1. 31 / 2. 3

不燃ゴミの中に6x6x10cm位のピンクの物体があった。(タイトル写真)
何物かと拾って調べると、どうやらMP3プレーヤーなどの外部スピーカーのようだ。

本体にはUSBケーブルが接続されていて、先にはACアダプタが付いている。
頭部分には単4電池4本が入っているから、電池でも使えるようだ。

ACアダプタの出力はDC5V/1000mA。USB機器の外部電源として利用価値がある。
アダプタのみ回収しようと思ったが、小さいものなので本体ごと拾ってきた。
ICレコーダーで動作確認すると正常に音が出る。
数日後、PCセットアップ時にオーディオ・ドライバの確認にスピーカーが欲しくなった。
サウンド出力が確認できれば良いだけだからと、このピンクのスピーカーを使ってみることにした
小さいからPCの上に置け、電源はUSBから取れる。
置き場所をとらず、意外と役立つ物であることが分かった。

組立・セットアップ中のPCで使用


  折り畳まれているスピーカー部分を広げると、筐体の幅と同じくらい。PCの上において使用でき便利だった。

  サウンド出力への接続コードは短く、延長コードを使ったが電源はUSBから取れる。
  このような形で接続し、PCのセットアップを行っていると女房殿から「これ何?」と聞かれた。

  動作確認などのテスト時には重宝する物かもしれない。





  期待外れ                           2011. 2. 4

  PCの起動・終了は早い方が良い。
  女房殿の話では、職場のPCは起動が遅くてイライラすると言っている。
  PCは長年使用していると、購入当初より起動に時間がかかるようになるが、それでも我が家のPCは1分以内、早いものは30秒で立ち上がっている。

  ゴミ拾得パーツで組んだPCのCPUは我が家で使っているPCの2〜3倍のパフォーマンスがある。インストールされているのはOSのみ。
  起動・終了の早さに期待したのだが・・・我が家使用PCの中では遅い部類の結果であった。
  CPU性能が起動時間短縮にならないことが確認できて良かったのかもしれない。

  ここでの起動時間は、PCの電源ボタンを押してからタスクトレイにスピーカー・アイコンが表示されるまでを言っている。
  本来の起動時間は、デスクトップが表示されタスクトレイにスピーカー・アイコンが表示後、ゴニョゴニョとプログラムが立ち上がっていて、マウス・ポインタが一瞬消えたり砂時計になったりが無くなって落ち着いた時点=HDDのアクセスランプが消えるまでだが、分かりにくいのでスピーカー・アイコン表示までで測定している。(スピーカー・アイコンが表示後、ゴニョゴニョ終了時間まではCPU性能が関係しているようだ。)

  終了時間は「シャットダウン」ONからモニター画面ブラックアウトまでだから分かりやすい。





  古雑誌                                     2011. 2. 7

  ゴミ拾得パーツでPCを組み立てた。
  このパーツが旬であったのは5年半前。
  当時のPC雑誌を引っ張りだすと、同じパーツでの特集記事も掲載されている。
  雑誌購入当時は、最新パーツなど私には関係ない記事として読み飛ばしていたのだが、この記事が今になって役立っている。





時代はSATA                                        2011. 2. 8


  購入したPCケースは一番上にDVDドライブのトレイに押され自動で開閉するカバーが付けれている。HDD取付け場所前側にはファンがあって風で冷やすようになっている.
  ところが、その両方の機能を利用しようとすると、1本しか取り付けできないIDEケーブルでは無理だった。
  使用したHDDがSATA接続の物だったから、取付け・配線に苦労せず疑問に感じただけで、安いからこんな作りなのかと思っていたのだが・・・。

  数日後、友人のDVDドライブ不調での買換えドライブを探したやった。
  すると目的のIDE(ATAPI)接続のドライブは極僅かでほとんどがSATAだった。
  HDDだけでなくDVDドライブのインターフェイスもSATAが主流となっていたのだ。
  友人にはインターフェイスに注意して買うように指示したのだが、この検索結果でケースの作りにもSATA接続のドライブを使うなら何ら問題ないと納得できた。

  このところ、IDE接続HDDのアウトレットへの出品は稀となり安価での購入は困難となっていた。交換する機会の多いHDDではSATAが主流と分かっていたのだが、まさか光学ドライブまでそのようになっているとは・・・。
  古いPCばかり扱っていると時代の流れから取り残される。
  十年一昔というがPCの世界では五年一昔のようだ。

IDE3.5インチHDDと接続ケーブル

  古いPCのHDDや光学ドライブは、このようなフラットケーブルで接続されている。
  1本のケーブルに2台の機器が取付け可能だが、コネクタの感覚は狭いから離れた場所への機器には接続できない。
SATA3.5インチHDDと接続ケーブル

  現在売られているPCに使われているSATA。
  IDE機器に比べると、転送速度も速く大容量の物が安く入手できる
  1台の機器に1本のケーブルを使用するから、取付け場所を選ばない。
画像はコネクタ部分と信号ケーブルのみとして、電源ケーブルは省略した。
変換アダプタを使用することで、SATA機器をIDE接続することは可能となるが、不具合が起きる場合もあるようだ。

  友人はこのインターフェイスの違いを理解しておらず、伝えなければSATA接続のドライブを購入、開封後違いに気がつく(返品不可)状況になったと思われる。

2011.2.11 43号アップ後の追記。
  IDEケーブルにはマスター/スレーブ間のスパンの広いものもあり、そのようなケーブルを使用することでIDEコネクターからのCDD/HDDへの配線も可能となるようだ。
  また、ITE IDEコントローラー用ドライバを組み込むことで、2個あるITE IDEコネクタも使用可能となり、こちらから配線することでIDE HDDを使用しても筐体構造を生かせる取付けが可能と分かった。





  当て逃げされる?        2011. 2. 8

  帰宅して車庫入れする女房殿の車を見ると、左後フェンダーのタイヤハウス部が凹んでいる。(タイトル写真赤丸部分)
  女房殿に聞くと当てた覚えはないという。
  何時から凹んでいたか?
  我が家の車庫は無線開閉の人動ドアだから、私が開閉して車庫入れ時には左側に立って見ている。今日も車庫入れ時に気がついたから、昨日出来た凹みならその時に気付いていたはず。
  恐らく今日出来た凹みと思われる。
  冗談に「通勤時に自転車に当て逃げしていないだろうな」と言うと「とんでもない!そんなことしたら首が飛ぶ」と返ってきた。
  女房殿には全く身に覚えがないと言うことから、駐車中に何かを当てられて出来た凹みとで、相手が車か自転車かは分からない。
  凹みは大きくないが、これだけ凹ませるには車が動くはずだから、相手には当たったことが分かっていると思うのだが・・・。

  今年で12年目の車。乗り潰す積もりだから凹みも気にしないが、錆が出るのは嫌だ!最近には珍しく
  早々に塗膜が剥がれている箇所を、作っておいたタッチアップペイントで補修しておいた。











   パソコン道楽の記録


  ここからの記事は、主に貰い物やゴミからの拾得パーツ利用。PCのトラブル解決などで編集長が楽しんだパソネタを扱っています。
  専門用語を使用すると記事の内容を理解するには、ある程度のスキルも必要となり一般読者からは「面白くないから読み飛ばす」との言葉もあって29号から分けてみました。
 



   拾ってきたマザーボード

                            2010. 12. 16 / 2011. 2. 2 〜 2. 4

            2010.12.16の動作確認風景

  先日の不燃物収集日にCPU付きで捨てられていたマザーボード(M/B)を拾ってきた。
  恐らく故障したから捨てた物と思われるが、PCの自作道楽をしている人が不要となって使えるものを捨てた可能性もある。
  使えるものなら安いケースを購入して1台組み立てるのも面白いと思っていた。

  CPUが付いているから、CPUクーラーに電源とメモリがあれば最小構成で動作確認できる。
  保管しておいた不燃ゴミからの拾得物を探すと、動作未確認だが必要となるものは全て揃っている。
  上手くいけば性能的には私が使っているPCの2〜3倍程度の物がタダ同然で手に入ることになる。

  早速、モニターなど必要機器を接続して電源S/Wを入れてみたのだが、電源は入るもののモニターには何も表示されない。
  お決まりのCMOSクリヤーは当然、使用可能な在庫機材も使用し手を変えての確認でもやはりダメであった。
  CPUクーラーを外してCPUに指を触れても熱くなっていない! 
  CPUまたはM/B故障も考えられるが、動作未確認メモリを使用していることでもあり、これ以上調べる手だても無いことから早々に作業を終了した。

  手前に写っている白いキーボードも不燃物からの拾得品。完動品と思っていたがこのテストの際、入力不可キーがあることが判明した。



再確認すると・・・

  完動品と思っていた不燃ゴミからの拾得パーツに不具合発覚が続出していた。
  2月に入り不具合品パーツをゴミとして整理するのに、昨年暮れに動作確認したM/Bも加えるべく動作の再確認してみた。

  CPUクーラーもキチンと取り付けずCPUの上に乗せた程度の取付けで電源を入れてみた。すると、前回とは様子が異なり、モニターに信号が送られている様子で、クーラーを外すとCPUも暖かくなっている。
  もしかしたら・・・とキチンとテストできる状態で電源を入れると、BIOS画面が表示された。
  使える様子なので、まずはCDDだけで済む動作未確認のメモリ・チェックを行った。
  メモリに貼られたラベルやチップなども全く同じものと思える2枚のDDR2-533/1Gのメモリをテストすると、エラーはなかったが1枚はDDR2-400もう1枚は何故かDDR2-232となっていた。
  セットアップ後の[EVEREST]でも同様な結果であったから、粗悪品メモリと思われる。
  粗悪品ながらエラーが無いと分かったことで、早速セットアップに入った。
  ドライバを探し出すのに時間がかかったが、翌日には問題なくセットアップ終了となった。

  前回の確認で動作しなかった原因は何か?
  その時撮った写真なども見て原因を探ると、どうやら4P12Vの田の字コネクタの繋ぎ忘れという初歩的なことのようであった。

  使えるようにしたものの、どうしようか?考えてしまう。
  裸のままでもPCとして使え、拾得パーツの動作確認には便利だが設置に苦労する。
  我が家で使用しているPCにはPCI ExpressのI/Fが無いから、そのようなパーツを入手したときにはこのPCを使って動作確認することになる。
  M/BがMicroATX規格なら古いPCの筐体を使うのだがATX規格だ。
  現在使用しているパーツ動作確認用PCの筐体なら使えるが、これは残しておきたい。
  迷ったが今回は安いケースを購入し組み込むことにした。

2011.2.2の動作確認

  使えることが分かったので暖房しているPC室に持ち込み、三女が使っていたPCデスクの上で作業した。
  まずは慣れたIDE HDDへセットアップ。ドライバの確認をして、その後SATA HDDに交換・再セットアップして仕上げた。


購入したケース (完成写真)

  GIGABYTE GZ-X1BPD-100。MicroATX規格PCを使い続けていたことから、筐体の大きさには驚いたが、その分、作業性は良いし12cmファンが2個付いているから熱対策にも良さそうだ。
  HDDなどの取付けは専用固定具で行うツールレス。ビス止めしか知らなかったので最初は扱いに戸惑った。

  以下のようなPCが出来上がった。5〜6年前なら10万円以上のパーツ購入費用と思われ、現在でも似たような構成の機種をヤフオクで検索すると1万円前後の落札価格であった。
  新品ケースを買うより、ケース利用目的で安いジャンク品を落札・購入しても良かったのかもしれない。

パーツ メーカー・型番 拾得・購入日 価格(円) 備考
M/B ASUS P5LD2-V 2010.10.30 0 CPU付きで拾得。
CPU PentiumD 830(3.0GHz) 2010.10.30 0
CPUクーラー intelリテール品 不明 0 拾得日記録無し。
RAM ノーブランド DDR2-533 CL4 1GB 2枚 2010.3.15 0 但し、認識はDDR2-400と262となる。(EVEREST)
電源ユニット mose computer MUS-400PW(350W/400W) 2010.6.30 0
HDD Seagate ST3320613AS(320GB) 2010.6.30 0 動作は正常だが、問題あるFWだったので拾得後即アップデートした。
DVD GSA-H42N 2010.6.30 0 銀ベゼルであったが、不具合品GSA-H10Nの黒ベゼルと交換した。
FDD MITSUMI D353M3D 不明 0 黒ベゼル。拾得日記録無し。
G/B WinFast PX6600 TD 2011.1.31 0 動作確認を兼ねPCI Expressへ取り付けた。
PCケース GIGABYTE ミドルタワー GZ-X1BPD-100 2011.2.3 3,480 アマゾンから新品購入。
その他、組立に必要なI/Oパネルやケーブル類、マウス・キーボードなども全て不燃ゴミからの拾得品。

  このM/Bが売られていたのは5〜6年前。それでも我が家で使用しているPCに比べれば、新しい機能が沢山あるから遊びの材料には使える。


完成後

  拾得M/Bを利用してのPCは一先ず完成した。
  アプリを入れれば何時でも使える状態になったのだが、これで終わっては面白くない。
  試せるものは試してみることにした。

  最初はSATA HDDのネイティブモード使用だ。
  OSのインストールを最初はDLしたドライバ確認を兼ね慣れたIDE HDDへ。その後SATA HDDへ行った。
  しかし、いずれもBIOSでの設定を[Standard IDE]で行っている。
  折角SATA HDDを使うならとBIOS設定を[AHCI]に変更し、SATAのネイティブモードで使うようにした。SATAU・NCQ対応HDDに交換もしてみたが起動時間短縮には到らなかった。

  次にメモリのデュアルチャンネル動作の確認。
  粗悪品メモリで同じものに見えても認識が違うからデュアルチャンネルの動作は期待していなかったのだが、容量が同じなら良いのか?BIOS起動時画面で確認すると「Dual Channel Inter leaved」の文字があり、デュアル動作しているようだ。

  ケース以外はゴミとして捨てられていたパーツ。どこかに地雷・時限爆弾が仕掛けられているかもしれない。しばらくは様子を見ながらの使用が必要と思われる。
  キチンとした動作が確認された後には、RAIDやオーバークロックで遊んでみるのも面白いと思っている。
  ゴミを利用して遊びながら5〜6年遅れでのスキルアップしているようだ。





PC初自作?

                             2010. 12 21

床の上でテストする。
写真はM/Bが使える様子なので、OSインストールにドライブ類の接続時に撮影したもの。

  拾得M/Bの動作確認後に少し前に拾っておいたM/Bが2枚あることを思い出した。
  保管しておいた押入れから引っ張り出すと、1枚はATX規格のものでCPU未装着。在庫にも使えるCPUが無い。
  もう1枚はMicroATX規格でAthlon XP 1700+のCPUが付いている。メモリも在庫品が使える。
  M/Bに印刷された型番から調べると、メモリは1GBまで搭載可能で、これが使えるなら私の使用PCと同等のものが出来る。古いPCを犠牲にして中身を入れ替えても良いと最小構成で動作確認した。

  電源を入れるとPOST画面が表示され、BIOS画面にも入れる。
  これは使える!
  それならとCPUにグリスを塗ってクーラーをキチンと取り付けてから、裸のままHDD/FDD/CDDを接続、OSをインストールした。
  UpDateも問題なくクリヤー。不具合も無いようなので古いPCからM/Bを取外し、ケースに組み込んだ。

  購入したパーツで自作するなら取説・ドライバなど付属しているが、ゴミとして捨てられていたパーツ利用では型番から仕様を調べ、必要な情報やドライバ類は全てネットから入手するようになる。
  また、その他の使用パーツも全て「ゴミ」だから信頼性も無い!
  動作確認しながら作業しているようなものであった。
  音が出ないと、ドライバを疑えば結果的にスピーカーに不具合があったり、POWERやHDDアクセス・ランプが点かないと調べれば極性が逆であったりと些細なことで時間を費やすこともあったが、夕方には組替完了となった。
  M/Bが変われば背面のI/Oポートも変わってくる。ポートにあったI/Oパネルに交換するのだが、これも不燃ゴミからの拾い物で間に合った。

  M/Bを交換したPCは約11年前にオークションで中古購入したもの。
  CPUはSlot1のCeleron 400Mhz。メモリの最大搭載量も256MBだから今では使えない「ゴミ」となっているPCである。
  電源ユニットは故障によりゴミからの拾得品と交換してある。純正品より容量は大きいから入れ替えたM/Bでも使用可能である。

  光学ドライブはCD-ROMからDVDマルチ・ドライブに交換するなど、当然グレードアップした。これも「ゴミ」からの拾い物をニコイチで修理したものだ。
  FDDとHDDも拾い物があるのだが、HDDは手近にある別PCで使用していた中古品を使い、FDDはケースに付けられている物をそのまま使用した。
  ケース以外は全て不燃ゴミからの回収品で作れる費用0円の自作?であった。
  改造後は以下のようになった。

元PC(EPSON MT-3000) 改造後のPC
M/B : ASUS P2E-VMCPU : Slot1 Celeron 400Mhz
RAM : PC-100/128MB+128MB=256MB       
HDD : 10GB                  
光学ドライブ : CD-ROM(LITE-ON LTN-486S)  
電源 : ATS150TA 150W(EPSON純正)      
Bestec Power Electronics ATS150TA
M/B : MSI MS-6378 VER.3
CPU : Athlon XP 1700+ (Thoroughbred)
RAM : PC-133/256MB+256MB=512MB
HDD : 80GB
光学ドライブ : DVDマルチ(Buffalo DVM-H4224FB)
電源 : SFX-230M2 230W(2007.8 純正品の故障で交換済み)

  ゴミからの回収品で動作未確認のCPU Athlon XP 2500+(Barton) もあったのだが、残念ながらこのM/Bでは動作不可となっていた。(念のため試したがやはりダメだった)
  これが使えたなら、私のPCと入れ替えていたかもしれない。

  PCの自作など難しいものではない!道具はドライバとペンチがあれば十分だ。
  必要となるのは資金と時間。それに加えてある程度のスキルが必要となるだけ。
  我が家では特に高性能PCを必要としないので、新品パーツを購入してのPC自作までは考えない。
  むしろ、ゴミから拾ってきたパーツの動作確認や修理の方が面白く、限りなく資金0円で遊んでいる。

  タイトル写真の手前に写っているキーボードも不燃ゴミからの拾得品。十分調べ入力不可キーは無いと確認し使用していたのだが・・・突然全てのキー入力が不可となる不具合が起きることが分かった。ゴミからの拾得品は使えていても信用できないのだ。





  掃除ついでに              2010. 12. 23 〜 12. 29

  PC筐体内掃除でサイドパネルを外し、中を覗いた時に電源ユニットの大きさを見ると、不燃ゴミから拾ってきた奥行きの短い電源ユニットが使えそうであった。
  使っているPCの電源容量は166W。仕様でのPC消費電力は最大280Wとなってる。
  私の大まかな計算でも200W程度は欲しいPCである。

  取り付けられている純正品電源ユニットは一般的なATXではなく幅が狭い。奥行きは145mmあるからSFX電源でもないだろう。この特殊な電源をブラケットで介して筐体に取り付けてある。
  ブラケットを加工すれば拾い物ATX電源(420W)が付けられる。
  奥行き140mmの一般的な寸法のATX電源でも付けられるようだが筐体内が狭いPC、電源ユニットの容積も出来るだけ小さい方が熱対策に有利と思っている。

  早速、電源ユニット交換のための作業に入ろうとしたが、ブラケットを加工してしまうと元の電源に戻せない!
  今は大事なメールが来るときでもあり、PCは必要な状況である。
  この時間を利用し、念のために元の電源が取付け出来るようなプレート作製から行った。

  作業ついでにCPUも交換しようとオークションを検索する。
  安く出品されている2.4GHzの物を落札し、CPUが届くまでは元電源を作製したプレートを介して取付け使用していた。

  26日午後、女房殿と三女が車で出かけ、車庫が空いた。既に交換CPUは届いている。
  この機会にPCを車庫に持ち出しエアブロー、その後CPUと電源ユニットの交換を行った。

  交換を終え、元位置に設置し起動させる。
  問題なく立ち上がり、正常に認識していることから作業終了となった。
  1.6GHzから2.4GHzへの交換だから、大した変化は無いが全体の動きが若干改善されたように感じた。
  但し、CPU温度は交換したCPUのコアの違い(Willamette => Northwood)で低くなっている。

  29日には遅れて落札した2.0GHzのCPUが届いた。
  予備機も筐体内エアブロー。こちらは稼働時間が少ないのでファンへの埃の付着は少なかった。
  予備機でもあり、電源ユニットはそのままでCPU交換のみ行った。
  同じ機種だから同一CPUに交換しても良かったのだが、CPU交換での改善は僅かなもの。予備機でもあることから価格の安い物で間に合わせたのだが、インストールされているソフト類の数の違いなどから起動など予備機の方が早い。

  電源ユニットを取外しファンを見ると、こちらもかなりの埃が付着していた。

  取外しついでに、不燃ゴミからの拾得品420W電源をあててみると大きさ的には問題い様子であった。

  このようにMT-6000にも取付け可能な、容量の大きなATX電源が手元にあるなら交換は当然!とブラケット加工を始めた。
  PCは動かしていたい時でもあったので、ブラケット加工前に何時でも元電源に戻せるようなプレートを作っておいた(写真、下側の物)。このようにしておけば故障時には元電源に戻せる。

  ファン孔を切り開く前にコンセント部分のみ加工し、交換電源にブラケットを付け撮影。

  ブラケットを加工し、交換電源に被せ撮影。
  この後、ビス止めしてPCへの取付けとなる。
電源ユニット交換前。制作したプレート使用で付けた元電源。


  付属の純正電源ユニットは166Wと容量が小さく、CPUだけでも60W程使用するのだからHDDの増設などは躊躇していた。

  交換後の電源容量は420W(AQTIS AP-420CKM)となる。
  奥行きの短いATX電源なので、筐体内の狭いこのPCにも取付け可能であった。
 



すっぽん
  2台のCPU交換では事前に運転し、CPUを温めてからクーラーの取外しを行ったのだが、取外しまでの時間が長かったせいか2台とも「すっぽん」で外す結果となってしまった。
  CPU交換後の確認では2台とも異常なくホッとしている。

  「すっぽん」とはCPUクーラーを外す際、クーラーに貼りついたままCPUがソケットから抜けてしまうことで、原因はグリスによるCPUとクーラーの固着。温めるとグリスが軟化してクーラーが外しやすくなる。
  「すっぽん」の被害としては、CPUのピン曲がりや折れ。最悪の場合はCPU、M/Bが破壊されると言われている。
  今回の私の「すっぽん」ではCPUのピン曲がりや折れは無く被害は無かった。
  不燃ゴミからの拾得M/Bでも何回か「すっぽん」を経験しているがCPUのピン曲がりや折れは見たことが無い。案外素直に外れる。しかし、ソケットへ固定されているCPUを強引に外すことになるのだから、極力避けるべきである。

  「すっぽん」したCPUとクーラーの取外しはクーラーを加熱してグリスを軟化させるのが最善と思われるが、私は少々乱暴な方法と思ったが、外すCPUは使わないものでもありカッターで切り離すようにした。
  グリスが厚塗りされていたのか?CPU・クーラーとも無傷で切り離し出来た。
  切り離しの際、予備機の物はCPUを床に落としピンを数本曲げてしまった。
  ピン曲がり修正には、PATA HDDのピン曲がり修正などにも使う専用の道具を作ってあることから、これを使って修正。ソケットへの脱着も正常に出来ることを確認しておいた。




  温度が高い!                     2011. 1. 20〜 1. 31

  私がテレビ録画用に使用している2台のSony VAIO。使用頻度も少ないことから暮れの筐体内清掃をパスしていた。清掃効果を確認したく事前に[EVEREST]で温度チェックしてみるとM/Bの温度が高い。
  コンパクト・タイプに加え、電気メーカー製のPCはデザイン重視でもあることから筐体内温度は高いことは予想されていたが、CPUに負荷をかけてテストすると・・・CPUは勿論だがM/Bの温度が予想以上に高温となることが分かった。

  同じテストを2台で行ったが、[EVEREST]で温度チェックでは似たような数値でも1台はCPUファンが高速回転になる。
  ファンコンのドライバを再インストールしたが変化無し。
  念のためBIOSで温度を見ると、M/Bの温度表示は[EVEREST]と同じであったがCPUは10度以上高く表示されている。
  1台のPCではCPU温度表示が60度を越えていた。ジャンク購入したPCだから仕方ないのだが、これならCPUファンが高速回転になる分けである。
  [EVEREST]での値が低いことからCPUの取付け不良でもないだろうと思っていたのだが、後のCPU交換時にクーラーを外すとグリスが塗られていなかった。
  女房殿が使っている同機種をチェックすると、同じようにBIOSでのCPU温度表示が[EVEREST]よりも高いことからM/Bの特性と思われる。

Sony VAIO PC-LX  起動直後のBIOS表示温度を比較。
CPUコアはいずれもWillamette。()内は[EVEREST]での表示温度。室温17℃(床上約130cmに設置してあるエアコン・リモコン液晶の表示温度)
PC-1とPC-2の設置場所は床上130cm、PC-3とPC-4の設置場所は床上20cm。
HDD温度はBIOSでの表示が無いので[EVEREST]のみ。
PC(CPU周波数) M/B温度 CPU温度 HDD温度 BIOSでのCPU温度表示は[EVEREST]に比べ10℃ほど高く表示される。
しかし、ファンが高速回転となるPC-2のBIOSでのCPU温度表示はEVERESTに比べ+21℃と飛び抜けて高い!
 
PC-1(1.8GHz) 23℃(26℃) 33℃(23℃) (16℃)
PC-2(1.5GHz) 22℃(25℃) 43℃(22℃) (19℃)
PC-3(1.7GHz) 21℃(23℃) 34℃(20℃) (18℃)
PC-4(1.8GHz) 22℃(25℃) 32℃(21℃) (19℃)

  まずは1台だけBIOSでのCPU温度表示の高いPCはCPU交換して様子見。変化なければM/Bの特性と考え気にしないことにして、50℃前後に上昇するM/B温度(筐体内温度)を抑えるための方法を考えることにした。


CPU交換

  CPUの温度センサーはCPUに組み込まれている。
  これらのPCに使われているCPUは発熱量の高いWillametteコアのCPU。
  CPUファンが高速回転になるPCのCPU周波数は1.5GHzと比較した4台の中では最も劣るもの。
  CPU交換で様子を見ようと、オークションで安く出品されていたNorthwoodコア2GHzを落札・購入することにした。
  CPUが替わればセンサーからの値も変化してBIOS表示の値も変わるだろうという期待もあった。変化なくともNorthwoodコアCPUなら発熱量も低くなることでファンの高速回転も少しは抑えられるはずである。


CPU交換結果
BIOSでの表示温度には大きな変化はなかったが、チェック時の室温差もあり、表を見る限り数度下がっているようだ。

室温:テストスタート時26℃。20分後:27℃。40分後:28℃。
Prime95にてCPU負荷100%。
[EVEREST]での数値。
赤い数字はBIOSでの表示温度。
経過時間 M/B温度 CPU温度 HDD温度
30分経過後は温度上昇も僅かで、ファンヒーターによる室温上昇もあるので40分でテスト終了した。

CPUコアの違い、グリス塗布有無のせいか?終了時のBIOS表示温度が表のように高温になっていても、CPU交換前のようにCPUファンが高速回転にはならなかった。

テスト中、ファン回転数を見ていると、CPUファンは100rpm、電源ファンは400rpmほど高くなっただけであった。

他3台のVAIOと比べると、このPCのみ負荷時における電源ファン回転数が100rpm程少ない。これが原因であろう、他3台に比べM/B温度が高くなる。

スタート時 25℃
28℃
41℃
25℃ 
21℃ 
5分後 38℃ 29℃ 27℃
10分後 43℃ 33℃ 31℃
15分後 47℃ 36℃ 34℃
20分後 49℃ 38℃ 36℃
25分後 49℃ 40℃ 38℃
30分後 50℃ 41℃ 39℃
35分後 51℃ 42℃ 41℃
40分後 51℃
51℃
42℃
66℃
42℃



外部ファン製作・設置


  CPUの温度表示はともかく、BIOS・[EVEREST]とも似たような数値を表示する高温となるM/Bの冷却を考えることにした。
  ファンでの筐体内冷却に排気ファンを付けたいところだが・・・。
  このPC(SONY VAIO PC-LX)は左サイドのCPU冷却ファン真横と上面から吸気して電源ユニット・ファンで排気しているようだ。
  筐体は二重になっていて、アルミ箱の外側をプラスティックで覆う感じとなっている。
  上面からの吸気は上面全体からの吸気を考えてか、外殻に5mm角6列で長さ30cm程に穴が開けられている。
  このような構造の筐体に排気ファンを取付けるとなると、かなりの改造が必要となることから排気ファン取付けは諦め、筐体内送風での廃熱を考えた。

  排気同様に上面からの送風は構造上難しく、熱は上に逃げることから得策ではない。
  サイド通気孔真横にはCPU冷却ファンがある。
  小さなファンでは逆効果だが、排気能力以上に送風してやれば上面通気孔から排気され冷却効果はあるはずである。

  幸い、不燃ゴミから拾ってきた電源ユニット(故障品)には12cmファンが付いている。しかも2台ある。
  この電源ユニットのファンを使って筐体サイドにある吸気孔から送風してやることにした。

  早速、電源ユニットの筐体を加工しスタンド・ファンを製作。PC筐体サイドから送風してやった。
  効果てきめん。M/B・CPUとも温度は下がっていく。
  テストでは12cmファンの電源をACアダプタからとっていたが、別電源では使いにくい。
  HDD/CDDへの電源コードを分岐させ、そのソケットにコードを接続してからファンへ電源供給を行うようにした。

ファンの効果
表示温度比較のPC-1にて2時間ほどファン停止状態でTV録画中、その状態でファンを稼働させる。
室温27℃(PCとほぼ同じ高さに設置してあるエアコン・リモコンでの表示温度)。
測定ソフト[EVEREST]。
経過時間 M/B温度 CPU温度 HDD温度
スタート時 49℃ 37℃  39℃ 
5分後 42℃ 36℃ 38℃
10分後 42℃ 36℃ 38℃
15分後 42℃ 35℃ 37℃

追加した12cmファンを5分稼働させただけでM/B温度は急激に下がることから筐体内に熱気がこもることがよく分かる。


  BIOSでの表示温度の高いPCのCPU交換でクーラーを外すと・・・ジャンク品購入のPCだから文句は言わないが、グリスが塗られていない!

  CPUとクーラーにはグリスを拭き取った跡があるから、別のCPUで使用していて、売る際に元CPUを取り付けたものと思われる。

  ある意味では、グリス無しでの取付けではどうなるか?様子が分かって良かったのかもしれない。


  HDDへのコネクタに2分配ケーブルを付け、外付けする12cmファンへの配線を取り付ける。
  1台目のVAIOにはUSB2.0 I/Fが付けてあったので、I/Fのブラケットにコードを通す穴あけした。
  2台目VAIOはオンボード・グラフィックの不具合で、USB2.0 I/Fの代りにPCIビデオカードが取り付けてある。
  ブラケットに穴あけできる余裕はなく、PCI I/Fのブラケットの切欠き部を利用してコードを通した。

  1台目もこのようにすればI/Fブラケットへの穴あけは不要だった。


  故障品電源ユニットを利用しての12cm外部ファン。
  S/Wも電源ユニットの付属品を利用した。

  同様な物を2台作って、2台のVAIOに取り付けた。
  VAIOのサイドパネル通気孔にファンを設置した写真。
  単に置いてあるだけである。

  構造的にはCPUファンで吸気したものを電源ファンで排気しているようだが、排気能力不足でM/Bが高温となる。CPUファンでの吸気以上の空気をこの外部ファンで送り込み、筐体上面の通気孔から排気するようにした。
  12Vからの電源供給だとファンはフル回転。中古電源ファンを使用したことから少々、稼働音が気になる。対策としてファンコントローラーを取り付けた。

  音が気にならない回転数を抑えた運転で、Prime95にてCPU負荷100%でテストしたがM/B温度はファン無し状態より低い。
  高温・高負荷時にはファンコンのツマミを回すだけで風量を上げることが出来るから楽である。



  ファンコントローラー                     2011. 1. 29〜 1. 31

  Sony VAIOの筐体内冷却は外部ファン設置で一先ず解決した。
  しかし、外部ファンは12Vで駆動させていることで、ファンのブーンといった稼働音が耳に入る。
  もう少し音が小さくならないか?
  電圧を下げれば回転数も下がり、ファンの音も小さくなる。
  電源の取り出しがHDD/CDDへの接続コネクタだから「+」は12Vと5Vが取り出せる。
  12V駆動以外にも5V駆動や電位差を利用した7V駆動も可能である。
  配線の接続変更も考えたが、季節による室温変化もあることからコントローラーで回転数制御をしたくなった。

  手頃なコントローラーがないものか、ネットで探してみる。
  5インチベイ内蔵・回転数も表示できるような値の高い物多い。
  私の必要としているのは、もっと簡単で安いもの。

  配線の間に可変抵抗器(ボリューム)を入れてやれば電圧制御が出来るはず。パーツが簡単に入手できる状況ならば自作したいところであった。
  製品でなくパーツやキットでも良いと探すと・・・あったっ!写真で見ると私の希望通りの物で値も安い。(タイトル写真)
  早速、注文した。

  2日後に到着。早速外部ファンに取り付けた。
  ファンの回転数を抑えて稼働させても冷却効果はあり、音も気にならなくなった。





  容量倍増、費用0円                   2011. 1. 30

  以前、ネット通販で250GBのHDDを注文・購入したところ、貼ってあるラベルは500GBのHDDが届いた。
  点検すると購入した容量(250GB)で認識される。
  その後、同様に80GB HDD(2台)を購入すると、160GBのラベルが貼られているものが届いた。こちらも認識は購入した容量であったし、値段も容量に合わせて安くなっている。
  容量の小さな物は需要が少なく、同型HDDのプラッター数を減らすなどハード的に変更して出荷されていると思ったのだが・・・。

  昨年、カーナビHDDのPCへの流用で悪戦苦闘中、探して試したフリーソフトの一つでHDDの容量変更が出来たという書き込みがあった。
  この時はATAパスワード・ロック解除で熱くなっていたから、関係ないことと気にもしていなかった。

  今回、別件で検索中に上記フリーソフトの書き込みを思い出し、我が家にあるラベルと認識容量の異なるHDDを試すことにした。
  ソフトはDLしてメディアに保存してある。起動させチェックしてみると、半分の容量が隠されているだけで実際の容量はラベル通りの物と分かった。
  当然、隠されている領域容量は0とし、全容量を使えるよう変更、ラベル・型番通りの物に戻した。

  同じ物をソフト的に容量を減らすなら、最初からラベル表記の容量の物を安く売っても良いのではとも思うのだが・・・。
  タダで容量倍増となったのだから文句は言えないが、80GB HDDは「BigDrive(137GB)」未対応PCへの対応品ということで理解できるが、500GBを容量半減させて250GBで売る理由は全く分からない。

  カーナビHDDでは見事に玉砕したが、5日間の悪戦苦闘は無駄とならず合計410GBの容量として還ってきたと思っている。

  容量変更(倍増)出来たのは以下の2種類3台。いずれも認識容量とラベル表示容量の異なるHDDである。
  このようなHDDを所有している人は試してみると価値はあると思う。
  なお、このようなことはお決まりの「自己責任で」ということになる。

  80GBで購入したWesternDigital WD1600AAJB 
  250GBで購入したI-O DATA HDI-SA250H7(Seagate STX-ST3500320AS)

  使用したソフトはフリーソフトの「HDAT2」。





  SATA-IDE変換アダプタ            2011. 1. 30

  最近ではIDE接続のHDDが安価で入手が困難となってきた。
  SATA HDDなら大容量の物でも安く入手出来る。HDD交換時にSATA HDD使用も考えられることからSATA-IDE変換アダプタを購入しておいた。

  認識容量とラベル表記容量の異なるSATA HDDを「HDAT2」でチェックしようとしたがSATA接続では認識されない。
  アダプタを使用してSATA-USB接続したがダメだった。
  購入しておいたSATA-IDE変換アダプタでスレーブ接続し、やっと認識できて無事容量倍増となった。
  このパーツがこんなところで役立つとは思ってもみなかった。








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