お遊び新聞 第 44 号
THE OASOBI SINBUN
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    我が家の大地震        2011. 3. 7 〜

  3月7日早朝の電話は警察からのもので、高齢の義母と同居していた息子が救急搬送されたという連絡であった。
  女房殿は早々に駆けつけるも2時間後には逝去とのことであった。
  義母に残された家族は女房殿一人だけ、葬儀や認知の入った母親の面倒など全てを女房殿(我が家)が負うことになるという我が家の生活基盤を揺るがす大地震発生であった。

  女房殿は手続きや葬儀などの打ち合わせ、継続されていなかった介護認定の手配などで大忙し。
  折しも用事で帰省していた三女は、帰京後の予定を全てキャンセルし手伝い。弔問客への接待と食事作りに義母の相手などなど。女房殿は7日から、三女は用事を済ませた8日から泊まり込みである。
  私は我が家を完全に空けることも出来ず、早朝に家を出て夜中に帰宅の往復90Kmを毎日通っていた。女房殿と三女の働きが良いことから、遊軍的な感じで2人の働きの落ち穂拾いが主な役割となっていた。

  3人手分けでの対応の甲斐あって、1週間後には義母もヘルパー付きのシニア・マンションへ無事入居。久々に我が家で家族3人揃って暮らせる日が戻った。

  4月初旬の三女帰京の頃には、緊急を要する大問題が片づいたことで一息入れていたが、ふと見た新聞で女房殿実家近所の訃報を知り急遽通夜に出席ということもあった。
  49日の法事も無事終了。ヤレヤレと思っていたが・・・。
  女房殿はマンションや介護保険でのサービス契約など生き仏(義母)関係を担当。私は死亡による手続き、車・バイクの処分などの仏の後始末関係を引き受け、夫婦手分けで再び忙しい日を送るようになり、大きな余震が続いていた感じであった。

  3ヶ月経て落ち着いたと思っていたのだが・・・。
  私たちがマンションへ行った時に義母の様子が奇怪しい。救急で受診すると脳梗塞での緊急入院となった。
  幸い発見が早く、後遺症も無く10日間の入院で無事退院出来ホッとした。

  現在は毎週末に往復90kmをドライブしてのマンション通いは続いているが、やっと平常な生活が戻ってきている感はある。しかし、何時余震のような事態や別な大地震が発生するか不安を抱えての生活である。




東日本大震災

  夜になりニュースで地震を知って判ったことであったが、地震発生時には私は2階で下向き姿勢での探し物の最中。ユーラ・ユーラといった感じの揺れであったことから、疲れと睡眠不足での軽い目眩か?風も強かったことから風による家の揺れと勘違いしていた。
  葬儀直後の慌ただしい中、テレビも点けていなかったことから私だけでなく家族全員が地震に気が付かなかった。

  その後、消防車が拡声器で何か言っていたが、気にしている暇も無く、津波が襲っていれば家族全員があの世行きの状態であった。(後の様子から判断すると、消防車は津波警報発令を伝えていたようだ)

  夜、帰宅してメールチェックすると、茨城県に居る長女から「生きてるで。」とのメール。
  何だこの野郎!しばらく連絡が無いからとふざけたメールを送ってきたのかと思ったくらいであった。
  同時に受信した友人からのメールで「地震の被害は?」とあったことから、テレビを点け初めて大震災を知った。


二言目は・・・  
    
  女房殿職場復帰ギリギリの日程で義母の生活の場が見つかった。
  体も衰え、認知もある義母では一人暮らしは不可能。私たちが義母の家での同居生活は、義母には馴染んだ環境で暮らせて良いだろうが家の作りが・・・バリアフリーでもなく、間取りなども使い難い家に加え、女房殿の通勤距離などで私たちへの負荷が大きすぎる。
  我が家での同居は、認知での徘徊があることから安全確保が保証できない。(4年前に1ヶ月半ほどの同居で経験済み。=>HomeNews 21 「葬儀・介護」参照)

  最初は経済的に無理かと思っていたケア・マネージャから紹介されたヘルパー付きのシニア・マンションであったが、その後の義母の年金受給額確認で入居可能と判明。しかも最初の1ヶ月は体験入所という形ながら即入居出来るという有難いものであった。
  早々に連絡を取り入居手続き。入居までの数日は義母同行での連日の荷物運搬を行って環境に慣れさせた。

  介助を要する高齢者の入居可能な施設探しは難しいようだ。親戚や職場の人たちに報告すると、皆が「良く見つかったね!」と言ってくれた。そして二言目には「幾ら?(入居費用)」となることが多い。

  

三女、大活躍!

  用事があり週末に帰省した三女、8日(火)の用事を済ませればその日のうちに帰京予定であった。
  ところが7日からの様子を見て、帰京後のバイト・コンパなどの自分の用事を全てキャンセルし、3月中は家での手伝いに予定変更してくれた。
  食事作りや弔問客への接待、義母の相手など大活躍。お蔭でバタバタではあったが無事に難局を乗り切ることが出来た。

  何が幸いするか分からない。
  急な葬儀を手伝ったことで、三女は11日の大地震の影響(=計画停電などの混乱を含め)を全く受けることが無く、一先ず落ち着いた4月になってから帰京となった。







  差さらない!                                       2011. 2. 16

  不燃ゴミで外観も綺麗なOAタップが捨てられていた。
  雷ガード・ノイズフィルターに加え、コンセント部にはスライド式の埃カバーが付いているから、古いものでもなく値段も幾らか高いものであろう。
  我が家にもOAタップは数個余っているのだが、このような埃カバー付きは無い。OAタップは余分にあっても邪魔にならないと拾ってきた。
  点検したが異常はない。2日後、女房殿がOAタップが欲しいというので、これを持たせた。
  気にもせず渡したのだが・・・帰宅した女房殿曰く、プラグが差さらなくて慌てたとのことであった。
  スライド式埃カバー付きコンセント初使用でのことであった。





 電話機の不具合                   2011. 2. 23

  電話がかかってきた。他の電話機の呼び出し音は鳴っているが私のところに設置してあるコードレス電話機の子機は黙ったままである。
  しかたなく、女房殿机上の電話機をとった。

  後で不具合を調べると、DKに設置してある親機の電源ランプが消えていた。
  電気配線はキチンと接続されているから接触不良と思われた。電話機を壁から外してプラグの接続をやり直すと電源ランプは点いたが、常時点灯するはずが点滅となっている。
  少し前から受話器をとると切れるような不具合が生じている。
  無線LANルーターの設置によるテーブルタップ交換で電源を落としたことが症状を悪化させたようだ。
  この状況でも通話可能なことから使用しているが、何時まで使えるかは不明である。
  他にも電話機は設置してあることから生活には支障は無いが、主に電話を受ける私の手元の電話機不具合は都合が悪い。
  年度末でもあり処分品狙いで買換え検討に入った。(後日、女房殿の実家で使用していた物が不要となったことで、これと交換した。)





 あわや受け取り拒否!         2011. 2. 28

  黒猫さんがクール宅急便を持ってきた。
  受け取ろうとすると料金着払いという。
  誰からの荷物なのか?女房殿からも荷物については何も聞いていない。
  宛て先は間違いないが、依頼主は知らない人である。もしかしたら詐欺か?
  依頼主住所と電話番号を控え、一旦持ち帰ってもらおうとしたときに三女からのメールを思い出した。

  数日前に受信した三女からのメールには、スノボーで同室となった人の漬け物が美味しく、自分のところだけでなく親のところへも送ってもらうよう厚かましくお願いしたとあった。
  さては、この荷物かと料金を払って受け取った。
  荷物の中身や三女のメールを確認すると間違いない。
  あわや、三女の依頼で親切に送ってくれたものを受取拒否するところであった。
  黒猫さんお持ち帰り寸前に三女からのメールを思い出しホッとした一件であった。





 喜ばれるとは・・・             2011. 2. 28

  不燃物収集日だが天気はあいにくの雨。
  当然、捨てられるものは少なく、目ぼしいものは無かったのだが遊びの材料にとデジタル・キッチンスケールを拾ってきた。
  新品でも1,000円一寸で買えるもののようだ。
  拾うときに電池ケースの蓋を開けると、電池が液漏れしていて接点部は腐食していた。
  これが原因で捨てられていたものなら修理も簡単である。

  電池との接点部を修理して新しい電池を入れたが、液晶画面には数字がランダムに表示され続けるだけであった。
  やはり故障品かと中を開けてみる。
  基板を外してみると液晶画面部とは配線で直接接続されていない。どの様な構造かは不明だが基板端子部分をクリーナーで清掃すると数字のランダム表示はなくなった。
  端子部分の汚れが原因か?分解時に簡単に切れた配線2本はハンダ付け修理して組み立てる。

  郵便物の重量測定には使えるだろうと帰宅した女房殿に伝えると「あると嬉しい・・・」と言う言葉が返ってきた。
  お菓子作りのときなどデジタル表示は便利とのこと。
  まさか喜ばれるとは思ってもみなかった。





  Vitzドック入り              2011. 3. 2 〜 2011. 3. 4

  数年前より女房殿通勤車両Vitzのエンジン音が大きくなってきていた。音はタッペット音の酷いものといった感じで、発生源はタイミング・チェーンと思われる。
  音は煩いが直ぐに走行不能となるようなことでも無いと使っていたのだが・・・。OIL交換で私が運転したときにはアクセル・ペタルに振動が伝わるような感じとなっていた。
  これは酷い!
  OIL交換時に見積もりをとらせ、部品入荷日数なども確認。
  費用もかかることから、部品が容易に入手できるようなら自分で行っても良いが、部品入荷まで1週間は見てほしいと言われたことや、分解し追加交換パーツの必要が生じた場合などのことを考えディーラーに任せることにした。

  女房殿の休みに合わせ入庫予約をしドック入り。
  ディーラーで修理のマネージャを務める女性メカニックの受付作業で、タイミングチェーンの交換で良いのか聞かれたので、私の判断で間違いないとは思うのだが、万が一他が原因でも困ることから、こちらからの依頼は「エンジンの静音化だ」と告げた。
  音の様子や他箇所の不具合ではと問われたので、私が説明して変な先入観を持たせるより乗って運転すれば分かると、運転させることにした。
  女性メカにエンジン音を聞かせると、走行するまでのこともなく「こんなに酷い音は初めて聞いた!間違いなくチェーンのようだ」と納得した様子であった。

  騒音発生を走行距離数から見ると、品質・構造に問題あると思うのだが動かないわけではない。
  チェーンが切れるほど悪ければ、リコールで無償修理となるのだが・・・。

  2日後、修理完了。
  私には普通のエンジン音に戻ったと感じたのだが、女房殿はビックリするくらいと言っていた。

  車は費用をかけず乗り潰すのが我が家の方針だが、不具合があれば修理はする。12年目の車だがキチンと整備しておけば免許証とりたての子供の練習用にも使える。
  来年、車検だから最低でも後3年は使いたいと思っている。





 値引き強要?                              2011. 3. 2

  スーパーが徒歩数分で近いことから、まとめ買いは滅多にしない。
  毎日のようの買物をしていると店員さんたちとも顔見知りとなり話もするようになる。
  少し前には、2日後のポイント2倍デーでは何時も売り切れとなっている商品を保管してもらっておいた。

  夕方の値引き品狙いの買物に行くと値引きのシール貼りは始まっていたが、作業の流れから買いたい商品に値引きシールが貼られるまで時間がかかりそうであった。
  シールを貼っている店員と商品の話をし、ついでに値引き依頼をする。
  「買いたいから貼って・・・」と言うと「日付があるから・・・」と言われたが、買物の経験から消費期限と値引きの関係は理解している。
  「値引き対象品になっているよ」と言うと、その商品のところまで移動してシールを貼ってくれた。
  値引き強要をしたわけではないが、店員と顔見知りとなっていると得することもあるようだ。

  後に女房と2人の夕食をスーパーの弁当で済ませることになった日があった。
  買うものが決まって女房殿は品物を持ってレジ行こうとするが、時間も遅かったことから値引きのシール貼りも始まっていた。
  レジに行こうとする女房殿を止め、私が弁当を持って店員に値引きシールを貼ってもらうと女房殿は呆気にとられていた。
  我が家の主婦と主夫の違いであった。





   携帯電話買い換え!                           2011. 3. 19

  仕事での携帯電話は必需品になりつつある女房殿。
  子供が高校時代に緊急連絡用に持たせたプリペイド式携帯電話を使っていたのだが、ついに買い換えとなった。

  今使用しているプリケイは電池も消耗している上、少し先には電波の関係で使用できなくなるという。
  勤務先も変わったこともあり、丁度良いタイミングと買い換えを決心したようだ。義母入居のマンション・ヘルパーとの連絡の必要性もあった。

  帰省中の三女を取扱説明書代わりに教えてもらっていたようだが、いざ、自分の携帯電話番号を聞かれても直ぐに表示できない。
  私の方からメモしておいた番号を伝えていたことも何回かあった。



プリケイ、最後のお勤めは                         2011. 5. 10 / 2011. 6. 13


  女房殿実家に置いてあるバイクも乗り手が居ないことから売却処分することにした。
  現地で業者と待ち合わせするのだが、業者は現地での連絡方法が知りたいという。連絡方法が無ければ取引できないと言う。
  私は携帯を所有していない。固定電話は撤去(回線も止めてある)してある。
  女房殿が使用していたプリケイも僅かな金額が残っていて、電池も充電すれば短時間なら使えない分けでも無い!
  これを連絡手段として無事不要バイクを売却することが出来た。

  少し後の義母受診時に、私が病院を離れる時の連絡用にも使った。
  会話は不要である。
  受診が終わるころに呼び出してもらえば、病院へ戻るからと話をしておいた。

  ホームセンターで必要なものを購入、ついでにウインド・ショッピングしている時に呼び出し音が鳴った。
  予想よりかなり早い時間でケイタイを使い慣れていないこともあり、何が鳴っているのか思わず売り場を見渡してしまった。
  持参したケイタイと分かって直ぐに病院へ戻る。
  戻る道中でも執拗に呼び出し音が鳴らされる。
  何か緊急事態となったのか?心配にはなったが運転中では出るわけにもいかない。電話応答よりも戻る方が先と車を走らせた。
  病院へ戻り女房殿に何事かと聞くと、診察は予想外に早く終わって、私がケイタイに不慣れで呼び出し音が分からないといけないからと何回もかけたとのことであった。





  信頼性低下            2011. 3.

  40Kmほど離れた女房殿の親戚の家へ行ったときのことであった。
  場所は女房殿の生まれ育った近くであることから、地理は女房殿の方が詳しい。
  私も過去数回訪ねているから道順は大体覚えている。

  国道を右折しようとすると「もう少し先・・・」と助手席の女房殿から直進の指示をされた。
  いつもここを右折しているのだが・・・と疑問に感じたがこの辺は女房殿のテリトリー。指示にしたがって直進した。
  ところが、直進しても女房殿の言う目標物は現れない!
  私が右折しようとしたところが、いつものルートで指示が間違っていたのだ。
  かなり行き過ぎたところで右折し、別の道を戻って無事に辿り着いたのだが・・・。
  女房殿の道案内の信頼性が大きく低下したことは否めない。
  その後、女房殿の生まれ育った町へ私が単独で行く用事もあったが、女房殿の説明する道案内よりも地図を頼るようになってしまった。





  三女、ゴアテックスに感激!    2011. 3.

  葬儀や大震災の影響から帰省期間が大幅変更となってしまった。
  短期滞在予定で帰省してきたから運動する用品・衣料品は持ってきていない。
  体が鈍るからと三女が家で始めた運動がランニングとウォーキングであった。

  まだまだ寒さの残る春先、運動後の汗による体の冷えが気になる。
  そこで、活用したのが登山用衣料品。特に初めて使うゴアテックスには感激していた。
  私たちも今でこそゴアテックスに納得しているが、登山という時には命がかかる世界でも、初めて買うときには値段に躊躇した物であった。
  三女もスノボーで名前を知っていただけで快適さは経験していない。
  百聞は一見にしかずの世界であった。





  自動車運転免許証取得    2011. 4.

  帰京した三女から、東日本大震災の影響で授業開始が1ヶ月先になったことから、この時を利用して夏に予定していた運転免許を先行取得すると連絡があった。
  費用の安い合宿免許で取得するのだが、合宿先は鳥取であった。

  オートマ限定に傾いていた免許証取得も、私がマニュアルならS急便のMちゃんのような宅配便の運転手も出来ると言うと「その手もあったか・・・」とマニュアルでの取得を決めた。(後日、顔馴染のS急便のMちゃん(♀)に聞くと、配達に使っている小さな車は全てオートマ仕様とのことであったが・・・)

  悪戦苦闘したようだが、無事規定時間内で実技合格。鳥取砂丘へも3回ほど遊びに行ったとのこと。
  帰京してからの学科も一発で合格しペーパーながらドライバーの仲間入りとなった。 
  これで我が家の子供たち全員が運転免許証所有者となったのだが、三女の取得費用は合宿に加え、自動車学校の一番暇な時期となったことから三人の中では最安となった。





  車の保険                      2011. 4.

  死者名義の車2台とバイク(原チャリ)1台が残された。
  死亡直後で相続などは決まっていなかった。

  もし、この車を使用し事故を起こしたらどうなるか?
  自賠責は名義に関わらず車に付属しているようなものだから使えるが任意保険は・・・。
  名義人は死亡している、使用可能でも保険請求手続きはどうなるのか?
  任意保険契約は運転者の年齢限定(35歳)されているだけの一般的なもの。
  保険は万が一の時のため掛けておくものだから、最悪の想定で問い合わせしてみた。

  設定条件は「相続人未定の名義人死亡の車に移動の必要が生じた。移動の運転を車を所有していない20歳の友人に依頼したら対人・対物の保険を必要とするような事故を起こした。この場合、保険は使えるのか?任意保険の名義人は死んでいることから保険請求(必要書類など)はどうなるのか?」というものであった。

  日曜日夕方、フリーダイヤルを使って問い合わせしたが、営業所を紹介されて終わった。
  翌朝、紹介された営業所に電話すると、その営業所は電話が通じない。閉鎖されていたのだ。
  別の営業所へ先記条件で問い合わせするも明解な回答は得られず、待たされたり他部署へ電話するように回答されたりのタライ回しであった。

  タライ回しされている間に問い合わせ内容が間違って伝わっていたり・・・。
  最終的にキチンとした回答が得られたのはその日の夜になってからであった。

  万が一に備えて加入する保険での問い合わせ。回答に一日がかりでは・・・役に立たない!
  後の自賠責・任意保険解約でも間違った回答や書類送付がされ、窓口での解約依頼も名変と間違うといったお粗末な仕事をされている。


  得られた回答を記しておくと。事故を起こした友人の名前で保険請求するとのことであった。
  (馬鹿な保険会社からの回答だから、正しいかの保証は出来ないが。)

  運転者を「車を所有していない20歳の友人」と設定したのは、車を所有していればほとんどが任意保険に加入していて、加入している保険には「他車運転保証」が付いているからである。
  ここでの「他車運転保証」とは、保険会社によって名前が異なると思うが、他人の車を運転中に事故を起こした場合、自分の車の任意保険が使えるという特約である。

  また、年齢限定(35歳)は別居の家族や他人には適用されない。(証書に明記されている)
  よって、今回の問い合わせの「20歳の友人」が事故を起こしても問題なく保険請求可能と思われる。
  アンフェアーなやり方だと、死者名義の契約を継続しておけば事故で保険を使用しても自分の割引率には影響しないということにもなるようだ。

  契約しても事故での保障金額だけ確認するような任意保険。一度キチンと確認しておいた方が良いようだ。


  ともあれ、私なら絶対にこの保険会社とは契約しない!(保険会社名を晒したい気分である)
  我が家の電話代が跳ね上がるような数多くの問い合わせの中でも最悪の対応と思われた。

  オマケとして記すが、以下のような対応のところもあった。
  ・電話の度に人が変わって回答も異なることで電話の回数も増えるという悪循環の対応。(結果は回答の全てが正確なものではなかった。)
  ・解約手続きには死亡した人間の住所・氏名を書いて別姓の私の認印を押して欲しいといったところ。
  ・口座凍結で引き落とし不可。相手が困るだろうと電話すれば、IDだけで氏名の確認は出来ているのにマニュアル通りの確認作業をしようとするところ。





  女房殿のデジカメ、引退!
                               2011. 5. 19

  女房殿愛用のデジカメの具合が悪くなったと伝えられた。
  画像がピンボケで写るらしい。
  10年半以上酷使しているデジカメだから何時不具合が発生しても不思議ではない。本当に良く働いてくれたデジカメであった。

  数年前には後継機を兼ね購入したデジカメもあるのだが、それは三女が持って行っている。
  幸い不燃ゴミから拾得し、動作確認して予備電池も購入しておいた直ぐに使えるデジカメが4台ある。
  全て古いものだが使用には問題ない。

  女房殿デジカメ後継機には、使い勝手が良くカメラ本体と直接USB接続が出来、充電器・ケーブルなどの揃っているPENTAXデジカメを渡した。





 ETC初使用                2011. 5. 28

  義母緊急入院。
  病院から我が家までは東名高速の便が良く、久々の東名高速利用となった。
  幸い、愛車にはETCが取り付けてある。

  ETCを購入したのは補助金が出ていた時だから3年前。機器のみ購入(セットアップ済み)しておいたが箱入り娘で1年半程保管してあった。
  取り付けたのは昨夏。三女が富士山5合目まで星を見に行きたいと言いだしたことからであった。
  勿論、DIYでの取付けである。
  三女の富士山5合目へ行く計画は中止となったことからETCは未使用であった。

  病院の駐車場出発時に財布の中に入れてあったカードをセットする。
  カード挿入時には音がし、ランプも点灯したが動作は未確認。
  インターチェンジのゲートでは恐る恐る進入。無事ゲートが開いてホッとした。
  おまけに通勤割引適用の時間帯で通行料金も半額で済んだ。
    





鯨のベーコン           2011. 6. 1

  義母が入院している病院から帰着、普段より遅い時間にスーパーへ行くとパックされた鯨のベーコンが値引きされていた。
  子供の頃、鯨のベーコンは良く食べていた。味を懐かしく感じ、買ってみたいと思ってはいたが正価は高い。
  半額ならと買って食してみたのだが・・・期待外れ。昔食べたものとは全くの別物であった。





 風呂イスのベアリング     2011. 6.

  我が家の風呂場のイスは、今は亡き私の母が使用していた介護用の回転式の物である。(タイトル画像)
  高さも調整出来、座面は回転するから私たちが使っても具合が良い。
  しかし、長年の使用で回転部に使用されているプラスティック製のベアリングが磨耗しガイドから外れ一ヶ所に偏るようになっている。
  これでは座面は傾き、回転も出来ず使いにくい。

  ベアリングの玉を探したが見つからない。
  義母入院時に病院前にある介護用品店でベアリングの入手が可能か聞いてみた。
  古いイスではあったが店が親切に調べてくれ、部品で入手可能と判った。
  しかし値は高い。直径10mmのプラスティック製の玉が一個100円。イスには12個使用しているから1200円である。

  物があって使えるものならキチンとしておきたい。
  注文してベアリング交換した。

  それにしても介護用品は高い!
  このようなイスでも新品購入だと1万円くらいするようだ。





 備えあれば・・・?               2011. 6. 20

  この日の朝のテレビ・チャンネルは珍しくNHKであった。
  そのまま見ていると「まちかど情報室」でマルチ充電アダプタを紹介した。
  これは使える!と感じ、早速ネット検索し注文した。

  不燃ゴミから稀にデジカメを拾得する。
  概ねデジカメ本体のみで充電器の同時拾得は滅多になく、カメラに電池は入っていても充電で苦労している。
  テレビで紹介されたマルチ充電アダプタがあれば動作確認での一手間省けるし、カメラ専用の充電器購入しなくて済むことになる。

  ネットで遊んでいると「レスキューテープ」の紹介映像が目に入った。
  パイプから吹き出す水を幼い女の子がテープを巻いて止めている。
  電気関係で使うブチルゴムではなくシリコン製の自己融着テープのようで、電気だけでなく水や油にも使え用途は広そうである。
  手元にあれば緊急時に役立ちそうとホームセンターで探したが見つからない。
  送料はかかるが手元にあれば・・・とネットで購入しておいた。

  備えあれば憂いなしと言うが、今までの例だと我が家より他家からのヘルプ・コールに使われることが多いような感じである。

NHK TV「まちかど情報室」で紹介されていたマルチ充電アダプタである。

購入後、動作確認を兼ね、数種類の電池を充電してみたが、数多くの電圧・形状に対応可能で便利なものであった。

ネットの紹介動画で知ったレスキューテープ。

非常用として購入したことから使用には至っていない。
色は8色あるようだが、クリヤーと黒を各一個購入した。(クリヤーのものは車に積んでおいた)





  三女の帰省                   2011. 6. 25

  法事の打ち合わせなどでお寺へ行っているときに女房殿のケイタイに三女からの急な帰省連絡が入った。
  通常なら帰省するような時期ではない。
  何かあったのか?
  年寄りの方が落ち着いてきたのに、新たな問題発生かと気にしながらその夜の到着を待った。
  三女に聞いてみると何も問題なく、気分的に帰ろうと思っただけとのこと。
  単なるガス抜きでの帰省と判明しヤレヤレあった。

                                  



 便利屋 or 親父の仕事           2011. 6.  

  我が家は一般的な給与所得生活=サラリーマン世帯である。

  私は社会人になってから車・土地・家と、ローンとの縁は切れなかった。
  収入は限られているから、必要な物・欲しい物の購入のためには出費を抑える。
  必然的に物は壊れるまで使う、修理できるものは直して使うようになった。
  修理も業者に依頼すると高額になることから、専門的な知識・道具が必要、業者以外では部品入手が出来ないもの以外は自分で行うようになってきた。物を作ったり直すことが嫌いではないことも幸いしたようだ。

  必要な工具類はその都度購入。一般的なパーツ(電池・電球・ネジ類など)は工作・修理を開始してから買いに走るのも嫌だから在庫しておくようになり、今では家族から依頼のほとんどがその場での対応が可能となってきた。
  家族曰く「便利屋」である。

  最近、家族以外の「便利屋」依頼が増えてきた。
  先日の女房殿の友人(女房殿の元同僚)は、包丁持参で来訪し女房殿とお喋り。
  その間に私が包丁研ぎ。(今回は帰省していた三女が研ぎの実習として行った)
  帰り際に娘さんのPCの修理依頼。(詳細は後の「パソコン道楽の記録」へ記す)
  3日後、修理できたPCを届け、故障原因が扱い方であることから扱いの指導。その後の雑談中に私が時計の電池交換もしていると話すと、電池切れの時計があるからと電池交換依頼。
  自転車のパンク修理依頼もあるようだが、これは子供からヘルプコールがあるまでは放置とのことであった。

  確かにパソコンの修理にはある程度のスキルと経験が必要だろうが、包丁研ぎや時計の電池交換・自転車のパンク修理は「親父の仕事」と思っている。
  ホームセンターにはパンク修理用品や時計の電池が売られている。
  「親父の仕事」は道具や材料を新たに購入したところで1〜2回の使用で元が取れるものが多いから、DIYで行う人も少なからず居ると思うのだが・・・。
  友人宅の親父さんは「僕の時計の電池も交換して欲しい・・・」と言っているとのことであった。

  なお、この日の夕方には町内の人の自転車修理。
  最初は道具の使用依頼であったが、見かねて手を出してしまった。

  「便利屋」は技術料と言われる人件費だけの仕事が多い。在庫の部品・材料を使うこともあるが金額に換算すると僅かなものである。よって、ほとんどがボランティアで行っている。
  現在、家族以外数人が私を「便利屋」として使っていると感じる。
  直してやって喜ばれるのは嬉しいが「便利屋」繁盛は自分だけでなく家計への負担も増える。
  繁盛し過ぎるのも考えものと思っている。





 修理前の確認で                          2011. 6. 27

  ボランティアで行うnotePCの修理。私のスキルで修理出来るかも不明、逆に完全に壊してしまう可能性もある。
  親切心で手を出して恨まれるのも嫌だから「壊しても良ければ・・・」の条件を付けた。
 
  修理依頼者からは壊しても良いとの返事に加え「楽しめるおもちゃになるかどうかは分かりませんが、よろしくお願いします。」とメールに書かれていた。
  不燃ゴミからの拾得物を動作確認し壊れていれば修理する。再生できれば得した感じとなって楽しいが、修理出来れば・・・という期待感をもたれた他人の所有物ではオモチャにはならない。
  その上、notePCの分解・組立は難しく、細かい箇所も多いので神経を使う。
  今回も、ピンセット・精密ドライバを使うような細かい老眼には厳しい作業があった。
  他人のnotePC修理など、壊しても構わないという条件付きでないと手を出したくない作業である。











   パソコン道楽の記録


  ここからの記事は、主に貰い物やゴミからの拾得パーツ利用。PCのトラブル解決などで編集長が楽しんだパソネタを扱っています。
  専門用語を使用すると記事の内容を理解するには、ある程度のスキルも必要となり一般読者からは「面白くないから読み飛ばす」との言葉もあって29号から分けてみました。
 



  故障ではなかった?         2011. 1. 19

  RAID構築用にHDDを購入した。
  エラーチェックのため私のPCとeSATA接続すると、一瞬でPCのリセットがかかってしまった。
  少し前に同様な症状で電源ユニットを交換していたのだが・・・。
  調べてみると、ほとんどの場合でリセットがかかり再起動してしまう。
  交換時の確認では、たまたまリセットがかからなかっただけであったようだ。
  電源ユニットの仕様なのか?容量不足なのか?
  取り外した電源は不良品ではなく、この電源ユニットでは内部電源での接続は不可ということが判明した。(交換した電源ユニットも不具合品かもしれないが・・・)





   爆熱CPU                            2011. 2. 12           

  不燃ゴミからの拾得パーツだけで組み立てたPCのCPUは[PentiumD 830]。温度が高くなる爆熱CPUと評判の悪いものであった。
  ネットの口コミではアイドル時で50℃は普通、負荷をかけると80℃を越えるという書き込みもあった。

  実際に測定してみた。
  起動直後だと40℃程度。アイドル状態では45℃であったが、負荷をかけると一気に上昇。あっと言う間に50℃を越え、74℃まで上がった。
  調べてみると、このCPUのTDP(最大の消費電力)は130W。TC-MAX(最高動作温度)は69.8℃とある。70℃を越えたからといって物理的に破壊はされないだろうが動作には影響する可能性もあるだろう。

  ネットでの使用者のようにCPUクーラーを交換したくない!(出費は避けたい)
  まずは自然吸気のパッシブ・ダクトにファンを取り付けた。それでも70℃まで上がるのだが、これだけCPU温度が上がってもCPUファンの回転数は1172rpmから上がらない。
  CPUファンの不具合か?
  クーラーもPenDで使われていたものかも分からない。
  ちなみに、Pen4とPenDのファンとヒートシンクは似ているが微妙に大きく違っているというサイトもあった。
  ファンについての記述を見ると、Pen4用は山洋電気 90x15mm/DC12V 0.28A。PenD用は日本電産 90x20mm/DC12V 0.42Aとなっていた。
  拾得物で使っている物を見ると山洋電気 90x20mm/DC12V 0.31A。もっと回って良いはずだ。

  BIOSでのファン回転数を調整できないか項目を調べる。
  確かめてみると、試してみる必要のある項目が二つ程あった。

  まずは[有効]にしてあった[CPU/Chassis Q-Fan Control]から[CPU/Chassis Fan Profile]の設定を[Optimal]から[Performance]に設定にした。すると、CPUファンも1700rpm以上回って、CPU温度も63℃程で収まるようになった。

  次に[CPU/Chassis Q-Fan Control]自体を[無効]設定に変更。
  結果はCPUファン回転数は起動時より2200rpm以上となるが負荷をかけてもCPU温度は60℃以下で収まっている。(室温25℃)
  負荷を止め、アイドル状態にするとCPU温度は40℃以下だ。
  これなら十分使える。
  ファンが高速回転になっても音は気にならない。今後は使用状況に応じてBIOS設定する予定だ。




  電波は直進する              2011. 2. 16

  無線LAN親機の設置場所は2Fへの電波も考慮して棚の上の高いところに設置した。
  残念ながら、家の構造上の問題もあって2Fでは使えず、2Fには専用の親機を設置した。
  その状態で1Fの電波状況を調べると離れている部屋にも届かず、ここにも別な親機を設置した。

  不燃ゴミから拾得した親機のテストをDKテーブルの上に置いて行うと、離れている部屋でも電波は弱いながら使用可能だ。
  性能が良いのか?
  今使っている親機をテストした高いところに持っていくと接続が途切れる。
  性能ではなく、設置場所の違いだ!
  受信する子機(notePC)も畳の上に置くより持ち上げた方が速度は早くなる。

  当たり前のことであったが、電波は直進する。親機・子機を同じ高さに設置した方が感度が良くなる。
  早速、邪魔にならず都合がよいと棚の上の方に設置してあった親機の設置場所移動を行った。
  これにより1F親機は1台で間に合うことが分かったので別室設置の親機は取り外した。





  RAID                         2011. 2. 20

  拾得マザーで組み立てたPCではRAIDが構築できる。
  HDDがあれば・・・と思っていた矢先にユーズド・オークションで入手できた。
  早速、PCに取付けてRAID設定でOSをインストールする。

  組んだRAIDはストライピングと言われるRAID0である。
  冗長性がなくリスクが高いと言われているが、どれだけ高速になるか?
  起動が早くなれば良いという考えで組んでみた。

  結果は期待外れ。
  Windowsのロゴ下に表示されるプログレスバーの回数は8回から3回と減っていることからWindows自体の起動は早くなっていると思うのだが、起動途中でRAID・BIOSが表示されるなどの時間もあってS/W-ONからのPC起動時間には大きな変化はなかった。

  RAID前にはBIOSでネイティブSATA設定にして、NCQ機能を備えたSATAU HDDを試している。
  高速だと言われていたが、こちらもIDE HDDでの起動時間と似たような数字であった。

  大容量ファイルの読み書きなどでは効果があるだろうが、そのような操作は滅多にない!

  起動も僅か1分待つだけだが、急いでいるときには長く感じる。
  せめて30秒で起動できればと思っているのだが・・・。
 





  購入したHDDが・・・    2011. 3. 1 〜 2011. 3. 4

  I社からSATA HDDに変換ボックスを付属させ「Serial ATA II・Ultra ATA両対応」のHDDとして売られている製品がある。
  変換ボックスは使ってみたいし、HDD購入で評判の良いデフラグ・ソフトも入手できる。
  このHDDを以前から狙っていたのだが、安く購入できるチャンスが無かった。

  久々にアウトレットを覗くと、送料無料となるギリギリの価格で出品されていた。
  120GBと容量は小さいが、RAIDを解除して使用するHDDに丁度良いと購入することにした。
  届いたHDDを見ると360GBの製品が使われていた。
  ソフト的に2/3の容量を隠してあるだけだから、全て認識させれば360GBの容量となる。
  これは儲け!と、喜んで動作確認していると認識不可となった。
  調べるとモーターが回転していない。初期不良品だ。
  早速、交換手続きをしてその日に返品した。

  折角、3倍の容量として使えるHDDだったのに・・・。
  交換品も同じようなソフト的に容量を隠してある物か、正味120GBのHDDが届くか?
  3日後に届いた交換品HDDを見ると、今度は500GBの製品であった。
  HDD単体価格でも購入品の価格より1,000円程高く売られている。

  HDD付属変換ボックスやシリアルNo入力でDL出来たデフラグ・ソフトの価値を考えるとかなり安い買物だったと感じている。

  500GBのHDDを120GBの価格で売る。
  僅かな需要のため赤字販売?それはないだろう。プラッターやヘッドの違いで何千円の価格差が生じるのか?
  大容量HDD価格維持のため、小容量HDDをそれなりの価格で置いておく必要があるように感じてしまう。





シャットダウン                             2011. 3. 4


  スタートボタンからの操作だと、PCを「再起動」させた後「シャットダウン」時に「再起動」=>OKにしてしまうことがある。

  知っていたがやっていなかった、ショートカット・アイコンでのシャットダウンを試してみることにした。
  アイコンの作り方は、デスクトップ画面上で右クリックし、「新規作成」「ショートカット」の順に選択。「shutdown -s -f -t 0」と入力して保存する。後はこのアイコンをダブルクリックするだけでパソコンを終了できる。
  作成したアイコンでは味気ないので、アイコンを電源ボタンの形のものに変更し、左側アイコン列より少し離して置いた。

  スタートボタンから操作するより早いし、確実にシャットダウン出来る。
  なかなか便利である。
  便利なものは直ぐに取り入れる女房殿。教えると直ぐに「私も・・・」となった。




  マウスの修理                     2011. 5

不燃ゴミから拾得したマウスはレーザー・マウスであった。
動作確認するとホイールでのスクロールに難がある以外は正常に動作する。
取り敢えず予備機に接続しておいたのだが、時間が出来たので不具合原因を調べてみることにした。
分解してみるとホイールとシャフトで繋がって連動するはずのセンサー部分が回らない。
ホイールを取り外して確認するとシャフトが磨耗しているようだ。
最初から勘合が緩かったのか?使い方が乱暴だったのか?

接着剤と両面テープを使用してシャフトとセンサー・ホイールを固定し修理完了、完動品となった。





  notePCの修理                     2011. 6. 27 〜 2011. 6. 29

  遊びに来た女房殿友人から、以前修理してやった娘さんのnotePCのACアダプタ・コードが具合悪くなったと言われた。
  きっちり修理したのに・・・別な箇所での断線か?(HomeNews 31 「見栄えが悪い?」参照)
  今回はパーツ(プラグ)を買ってあることから、プラグ部分交換での修理を引き受け、修理中の代替ACアダプタを貸し出した。

  翌日、修理品アダプタを持参するかと思っていたらPC本体側の不具合だったとPCごと持ち込まれた。
  調べるとプラグの受け部分のコネクタがグラグラ。動かすと位置によっては給電可能となるがコードの断線は確実で修理にはPCの分解が必要である。

  コネクタはM/Bにハンダ付けされていることが多いので、メーカーへ修理依頼すれば同機種の中古品を買ってもお釣りが来るような高額な修理費用が予想される。
  メーカー品のnotePCはメーカーだけでなく機種によっても分解方法が異なる。
  分解方法も分からず、無事分解できても修理可能かも不明なことから壊しても構わないという条件で修理を引き受けた。

  修理に要する時間も不明であることから私のnotePCを貸出、HDDも取り外してUSB接続でデータの取り出しが出来るようアダプタ(HDDケースの取り出した基盤)を付けて渡してやった。

  僅か数台でも分解修理経験は役に立ち、何とか壊さず分解できた。
  コネクタは本体背面に差し込まれていて、コネクタとPC本体への取付け部が破損しグラグラになっている。コネクタに付けられているコードで辛うじて位置が保たれている状態であった。
  グラグラのまま使用していたことから、コネクタの端子が折損し給電不可となっていた。
  メーカー修理だとコネクタと下側筐体の交換と思われる。

  コネクタ端子の折損は修理できないが少し切開することでコードのハンダ付けが可能となった。
  本体への取付け部は破損していることから、エポキシ系の接着剤で固定してやった。

  分解・修理までは無事終了。
  埃だらけ内部もエアブローして清掃、接着剤の硬化具合を確認し翌日組み立てた。
  最終的な動作確認すると音が出ない!
  スピーカー配線はキチンと行ったはず。何処か壊したか?
  再分解前に前面にボリュームのあることに気が付いた。ボリュームを回すと無事音が出てホッとした。

  使用に問題ないACアダプタも見栄えを良くして欲しいという注文でプラグ交換となった。

  修理完了の連絡を入れる。
  使用者の娘さんも在宅というので、故障(破壊)原因が間違ったプラグの抜き差し方法であることから、本人に直接会って扱いの指導をして渡してきた。


  「修理費用を・・・」と言われたが、99%近くが人件費。世間並みの料金は請求できないし部品代は1,000円にも満たない。
  僅かな工賃を貰って「俺の工賃はこんなものか・・・」と面白くない気分になるよりも、娘さんが7月より新しい職場に務めると聞いていたことから、修理代=就職祝いとして済ませてきた。

写真上部赤丸部分がコネクタ。

片線の端子が破損している。


この写真では分かりにくいが、内部はいたるところに綿埃が・・・。
コネクタは本体に嵌め込まれる構造だが、本体とコネクタ縁が破損しているため固定できない。
写真上簿の赤丸はコネクタの破片。

破損原因はアダプタ・プラグの抜き差しで、プラグが固いため抜き差し時に左右・上下にと直線的な動作を加えていたと思われる。

これにより、アダプタ・プラグ根元でのコードの断線。コネクタの破損が生じたのであろう。

プラグを回すようにしての抜き差しを指示してきた。
エアブロー清掃前後の比較。

左写真のCPU冷却ファンは埃で白くなっている。

猛暑前にCPU冷却系統も清掃でき、熱暴走予防にもなり良いタイミングでの故障修理であったかもしれない。


修理後のコネクタ部。

折損した端子部はコネクタ側面を切開することでリード線ハンダ付けが可能となった。
本体への取付けは破損して固定出来ないので2液エポキシの接着剤で固めてやった。

純正品アダプタのプラグでも抜き差しが固いため、短い延長コードを作ってコードで接続するように教えてきた。








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