UNIQUE
ちょっと変わったもの
機能美
書籍名は書かないが、ハンドメイドルアーの本に紹介されていた、『フィッシュ・デコイ』なるものを、そのうち造ってみようかと画策している。特別な工具や道具を使わない,削りも磨きも適当で,着色だって水性塗料(おいらは、塗装にポスカや油性マジックなども使おうと思っている)でやってしまう,コーティングはニスで・・という簡単極まりない作業で造り上げられているこれに、おいらは結構心を動かされてしまったのだ。それは、漁具として、最低限必要な機能(キャストに必要な重量と水に浮く浮力を兼ね備えたボディ,有る程度泳ぐ為の曲線,浸水による腐食や変形を防ぐ為の耐水性,魚にアピールする為の塗装と、釣り上げる為のフック)を持ち、それ以上でも、それ以下でもない。派手な部分をキッパリ割り切ったそれに、おいらは、かえって男らしい機能美を見てしまったのだ。
簡単な様で難しい
作り方は至って簡単である。
素材は木ならば何でも可,場合によっては、枯れ枝でも強度が有れば可なのだ。
それを適当にぶった切って、気分次第でナイフを入れ、形を整える。
(それが、ペンシルになるのか?ポッパーやノイジーになるのか?はたまた、クランクベイトになるのかは、出来上がってみないと分からない)
これが終わったら、ペーパーをかけるのだが、着色の邪魔になりそうな部分だけならせば良い。ナイフの削り痕などは、そのままで良いのだ。
塗装は自由だ。書籍で紹介されていた方法は、歯ブラシに塗料を付けて飛び散らせる,2色を塗り重ねて、上から引っ掻いて部分的に下の色を出す,塗料を塗った直後に息を吹きかけてワザと色流れさせるなどだが、これは、このタイプに限った事じゃなく、他にもポスカで模様書いたり、べた塗りだって、黒マジックで書いたってOKだ。おいら的には、筆ペンってのも有りだ。とにかく、思いついた塗装方法でOKって事だ。
コーティングはニスでする。これがまた味になるのだ。
と、作業的には1日あれば出来ちゃうレベルだけど、独特の味を出すって事になると、これがなかなか難しいのでは?と危惧している。かえって普通にルアー造ってた方が、気が楽かも知れない。
1日で出来る!
もっと簡単に、即席でルアーが出来ないかな〜と思いながら、ホームセンタをうろついていたら、扉のノブに使う様な木が、かなり安価にて手に入る事を知った。樽型やノブ型はそのままルアーになる形だ。また、小鳥を飼う場合の止まり木用に、「メディカルパーチ」というものが売られている。基本的には丸棒だが、膨らみ部分が3ヶ所ほど有って、上手く切断すれば、これもそのまま使えるのである。最近は、釣具屋でもウッドプラグのブランクを売ってるので、これを使っても良いのだが、ちょっと変わったものを造りたかったのだ。これで、形成の時間は省けた。次は塗装だが、塗装で何が時間を食うかと考えると、乾燥の時間である。そこで、乾燥時間の短いマジックで塗装する事にしてみた。塗装方法については、
MAKINGのページ
にもシミュレートしてみたが、他にも色マジックやペイントマーカ,プラモデル用のマーカなどでもいけそうだ。案の定、マジックでの塗装は1時間もかからずに終わった。因みに、下地は塗っていない。さて、コーティングだが、マジックで描いた場合,そのままディッピングすると、確実に色流れするので、クリアラッカーを薄く吹いて、2時間程乾燥させて、色止めしてから、ディッピングまたはクリアラッカーで仕上げる事にした。かくして、それは1日で完成したのだった。
作品なのだ
Megapass Ultimate Dancer
フィールド評価にまわす為、数個を並行して開発
試用をお願いした友人に渡す予定
Megapass Ultimate Dancer
下に紹介したモデルのチューニングモデル
試行錯誤の上,このバランスに辿り着いた。
既に釣果有り!!
Megapass CaptainFuture
簡単な割に、めっちゃ動き良いよ
Megapass SMN
ボールペンで作ったシンキングミノー
ホイルフィニッシュに大幅失敗だけどね
戻るのだ