ペンタックス一眼レフ総覧(Kマウント以降〜1990年まで35mm一眼レフ)

- 発売時期 名 称 サイズ 重量 シャッタースピード M AV TV P 発売価格 備考
1975   6 K2 144X92 X52   680 B・8〜1/1000 X1/125   -  - \72,000
K 1975 6 KX 143X91.4X52 631 B・1〜1/1000 X1/60  -  -  - \49,100
K 1975 6  KM 143X91.4X52 622 B・1〜1/1000 X1/60  -  -  - \42,500
K 1976 9 K2DMD 142X92X52  680 B・8〜1/1000 X1/125  -  - \87,600
K 1976 11 MX 135.5X82.5X49.5 495  B・1〜1/1000 X1/60  -  -  - \48,000 ※2
K 1976 12 ME 131X82.5X49.5   460 B・8〜1/1000 X1/125  -  -  - \50,000 ※2
K 1979 9 MV1 132X84X49.5 425  B・1〜1/1000 X1/100  -  -  - \36,000 -
K 1979 12  ME SUPER 131.5X83X49.5 445 B・4〜1/2000 X1/125  -  - \55,000 -
K 1980 6  LX 144.5X90.5X97.5 570 B・4〜1/2000 X1/75  -  - \112,000 ファインダー別
K 1981 11 ME-F  132x87.5x49.5 480  B・4〜1/2000 X1/125  -  - \75,000 -
K 1981 11 LX G 144.5X90.5X97.5 B・4〜1/2000 X1/75  -  - \850,000 -
K 1982 1 MG 132x85x49.5  425 B・4〜1/2000 X1/125  -  -  - \40,000 -
KA 1983 3  SuperA 131x86.5x47.5  490  B・15〜1/2000 X1/125  ○  ○  ○  ○ \68,000 -
KA 1984 2 ProgramA 131x87x47.5 490 B・15〜1/1000 X1/100  ○  ○  -  ○ \55,000 -
KA 1984 4 SuperA ECY83 131x86.5x47.5 490 B・15〜1/2000 X1/125  ○  ○  ○  ○ \110,500 記念モデル
KA 1985 3 A3 DATE   - 530 B・2〜1/1000 X1/60   -  ○  -  ○ \53,000 -
KA 1985 10 P30  - 530  -  ○  -  -  ○ \39,000 -
AK 1985 12  A3 DATE LIMITED  - 530  B・2〜1/1000 X1/60  -  ○  -  ○  \55,000 -
K 1986 6  K1000   - 525 B・1〜1/1000 X1/60  ○  -  -  - \40,000   -
KA 1986 9  P50   - 525  -  ○  ○  -   2 \60,000 -
KAF 1987 3 SFX   - 665   B・30〜1/2000 X1/100   ○  ○  ○   3 \80,000 -
KAF 1988 9  SF7   - 630  B・30〜1/2000 X1/100   ○  ○  ○  ○ \62,000 -
KAF 1988 11  SFXN  - 665  B・30〜1/4000 X1/125  ○  ○  ○   3 \80,000 -
KA 1989 4  P30N   - 500  -  ○  ○  -  ○ \36,000 -

※ 本体厚みは50mm/1.4を42mmとして換算
※2 本体厚みはM50mm/1.4を37mmとして換算

簡単にまとめましたが、意外なことに手巻き方式の機種でシャッター優先モードを採用しているのは我がsuperAのみです
空白部分が多くなってしまいました。補足、訂正大歓迎です!

SuperA とは?

ペンタックス第29代目の一眼レフカメラ、1983年3月に従来のKマウントを踏襲しつつ、当時の流れであった電子化をより進めるべく、電子接点を追加した新マウント、KAマウントレンズ群と共にデビューしました。KAマウントの採用によりKマウントでは不可能だったプログラム自動露出、シャッター速度優先自動露出を可能としました。
ペンタックスの製品展開のパターンに漏れず、LXを最高級機と位置づけ、新規採用マウントの一号機として、盛り込める物を全て盛り込んだ上で、比較的リーズナブルな価格を実現した中級機です。
結果AF機のSFXが発売されるまで、最も多くの撮影モードを持った機種となりました。


当時の製品ラインナップを見ると、LXはまあ別格としアクセサリー、レンズはSuperAを中心とした、商品展開をしています。後に、superAの機能省略型のProgramA、ワインダー内蔵のA3へと引き継がれ、P50,P30系へと自動化を軸に推移していきます。


本体の基本は先発のME系の物を流用し、MEsuperで採用していたボタンによるシャッター速度選択の方式を受け継ぎ、新たに外部液晶による表示を追加、ファインダー表示も2つの液晶による文字表示となりました。
最大の売りである、露出モードは6つ、ペンタックス一眼レフ初のプログラム自動露出、シャッター速度優先露出、、他に従来通りの絞り優先自動露出、TTLオートストロボ、マニュアル露出、外光オートストロボで、基本的には現在の最新AF機(しかも高級機)にも通じる構成となっています、但しプログラムラインは今で言う高速シャッターラインのみで変更は出来ません。

外観上の特徴としては、先に述べた、ボタンによるシャッター速度選択、外部LCDの他、ファインダー液晶への採光窓(ペンタプリズム部)、LED+電子音によるセルフタイマーって所でしょうか。
これまでのペンタックスらしいデザインの最終型(superA,programA以降の物は・・)と思ってます。カッコ悪いとの評判も聞きますが・・


私個人としては、当時のPENTAXの先進性を象徴する機種だと思っています、技術的な問題なのか欠点もいくつか有ります。最たる物としては、Aレンズを使用していても、レンズをA位置以外にするとファインダー内に絞りの表示がされないことです。Mレンズなどでも同様で(情報接点がないから当然か・・)、しかも絞り覗き窓も無いため、絞り優先、又はマニュアル撮影をするときファインダー内での絞り確認が一切出来ない物になってしまっています。特に、先ほど述べた通り被写界深度が浅いプログラムラインなので絞り込みたいときには工夫する必要が有ります


そのため実際の撮影の基本はAレンズを使用してシャッター優先とし、ボタンでシャッタースピードを選択(この操作はファインダーを覗きながらでも非常にやりやすいです)しながら行うことに事実上限定されてしまっていると思います。


せっかくのプレビューレバーですが、当時もちろん電子プレビューなどは存在せず、やはりA位置以外での使用に限定されてしまっています
また売りの一つである液晶についても視認しにくく(読みにくいのでは無く見失うことがある)中途半端な印象が拭えません。
まあなんといっても、当時の雑誌などで散々叩かれたことですが露出補正が1EV単位なのと、AEロックがないというと言うことが最大の欠点ですけども
当初A50/1.4と同時購入し、(私にとってはRICOH XR-7についで2台目の一眼レフとなりました。)


材質
ボディ外装(本体、軍艦部) プラスチック、銅メッキ上に塗装。
ボディ外装(底部) 真鍮
レバー 金属フレームにプラスチックカバー
プレビューボタン 〃
ダイヤル プラスチックにゴム
巻き戻しクランク アルミ?
マウント アルミ?

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