官能リレー小説   戻る

  −うなぎ−

 
 
 
1999年5月16日(日)03時35分 投稿者 ぴょん

えっとぉ、、えっとぉ、、、
官能小説には、、、熊川哲也と競演する「ウナギ役でタイツ姿のべん」が登場予定です(((爆)))                        <一部の人には大受けのはずです<(_ _)>
少し色っぽ過ぎるかなぁ(^□^)ガハハ
ウナギと熊川哲也の絡み、、、、考えただけで恥ずかしい(*^0^*)ぷっ
熊川哲也は黒タイツ、、ウナギは白タイツ(((爆)))
うーーん、、連載開始がますます遅くなりそう(^^;

さっそく。。(笑)

 

1999年5月18日(火)17時09分 投稿者 れい〜ぬ
 
〜序曲〜

熊河哲哉、、25才。
現在日本を代表するバレエダンサーだ。
その優美な体つきから想像できないほどのダイナミックなバレエで
人々を魅了していた。
その彼が、今度新しい演目にチャレンジするという。
バレエの神様といわれた、アンゲロノフ・ニャンゼンスキーの古典中の古典、、「UNAGI」である。。
なんの因果かうなぎと愛し合った男の哀しい物語である。
相手役のUNAGIに、哲哉とは対照的なバレエを舞う、B・アフレック(27才)が抜擢された。哲哉が動ならアフレックは静。
この二人が舞うということで、バレエファンならずとも彼らに注目していた。
これから続く物語は、そんな二人を取り巻く愛と官能の物語である… 続く

 

官能リレー小説第二回

1999年5月19日(水)11時37分 投稿者 ぴょん
 
ここは、新玉川線、駒沢大学駅に近い、、あるバレエスタジオ。
あたりはまだ咲きかけの桜が、今や遅しと花びらをピンクに染め始めている。我が物顔で練習をする哲哉の脇に、、今回大抜擢を受けた
べん・アルフレックの姿もあった。べんは日本人の母とフランス人の父を持ち、3歳までパリで暮らしていた。しかし父を早く亡くし、母の母国の日本へ帰ってきたのであった。
キィーッ、、バタン!!入り口にモスグリーンのジャガーが止まり、その中から一人の女性が降り立った。
このスタジオの経営者の妻で、このバレエ団の実質的なオーナー藤原霞であった。颯爽と歩く彼女の上に少し早いさくらの花びらが
舞い降りていった、、、、、

 

そのころ・・・

1999年5月19日(水)18時19分 投稿者 rara
 
藤原霞が車から降り、バレエスタジオに入るまでの数分間を、辻向かいの喫茶店から、じっと見つめる女性の姿があった。
彼女は、藤原霞の背中が桜の乱舞に掻き消されるのを見届けると、小さくため息をついて煙草に火をつけた。1時間前に注文したローズティーのカップは、ウェートレスが運んできたままの形でそこに置かれ、すっかり冷め切っていた。
その赤い色を眺めながら、彼女は小さくつぶやいた「フジワラカスミ・・・」。
彼女の名前はレイヌ・ウォーショースキー。彼女の父親は、かつてロシア国立バレエ団の黄金期を支えたトップダンサー。
母親は、フランス美術界を影で動かしていた大財閥の令嬢であった。

 

『レニングラードの嵐』

1999年5月20日(木)01時14分 投稿者 ラヴァ

レイヌ・ワシャウスキー(英語名)の父はロシア国立バレエ団のトップダンサーという肩書きがあったが、妻も娘も知らない、裏の顔があった。
裏の顔、それはKGB大佐としての顔である。
英国MI-6のジェームズボンド、米国CIAのナポレオンソロと並ぶ、世界的に有名なエージェントである。
彼のコード名、それは『ジャンゴビッチ・オナゴロシー』。
ソ連の崩壊で出た資料を元に、彼の活躍の全てをここに描くことにしよう・・・・・。

 

官能リレー小説第五回

1999年5月20日(木)02時17分 投稿者 ぴょん

スタジオの中では、哲也の義理の弟、、熊川吾宇次も練習に励んでいた。しかし吾宇次は哲也とは腹違いの弟で、いつも悲しい思いをさせられていた。部屋の隅には、いつも吾宇次を見つめる森青はだがいた。二人の仲を哲也は決して認めようとはしなかった。
今回も吾宇次は端役を貰えただけで、哲也に対する憤りは増すばかりだった。べんは、そんな吾宇次の実力を認めている一人であった。
吾宇次もべんを兄よりも慕っているのだった。
そしてもう一人、このバレエ団のプリマドンナ、、広末らら、、
彼女こそ、今回のべん大抜擢の立て役者だった。実力主義者のららは、早くからべんの実力を見いだし、いつかこのバレエ団のプリンシパルに、、と考えていたのである。
しかし、、ららにもライバルがいた。今回ロシアより来日する
アサギ・リョウリビッチだ。
一つのバレエ団に、二人のプリマとプリンシパル、、。
藤原霞とレイヌ・ウォーショースキー。因縁のドラマが始まろ
うとしているのだった。

 


リレー小説 第6弾!

1999年5月20日(木)14時50分 投稿者 れい〜ぬ

「まてよ!らら、、」
練習が終わって帰ろうとしている、広末ららを哲哉は呼び止めた。
「なに?」
振り向きざまにららが答える。逆光にうかびあがるシルエットが美しい。
日本人離れした手足の長さ、ぴんとのびた背筋…哲哉にとってららはまさに、パーフェクトな女性だった。
「なあ、、そろそろ考え直してくれたかい?」
「なに?つきあえって話?あれだったらずいぶん前に断ったじゃない。」
そう言い放つとららはきびすをかえして、ドアを開けようとした。。
「あら?今帰り??」
このバレエ団オーナーの妻、藤原霞だった…

その頃、、遠く離れたとある診療施設、、
ナイトスタンドを一つだけつけた部屋で、男はベットに座りサイドテーブルに置かれたバーボンの入ったグラスを見つめていた。
かつては精悍だったろうと思われるその面も、いまでは他人を威圧するその目だけが目立っているだけだ。
男はゆっくりとグラスをつかんだ。その瞬間、グラスはてをすり抜けて床に落ちてしまった。ばたばたと人が来る気配がし、      「エアハルトさん?どうかしましたか??」               ドアの外から看護婦の呼びかける声がする。
「な、なんでもない!部屋に入ってくるな。」
男は、震える手を押さえながら、看護婦に向かってどなった。
「じゃあ、なにかありましたら必ず呼んでくださいね。」
そう言い残すと看護婦は去っていった。
「ジャンゴビッチ・ウォーショースキー」
彼はかつて親友と思っていた男の名をつぶやいた。。
NATO情報部少佐という地位も名誉も家族もなにもかも奪った男
そして彼は深く息を吸い、復讐を誓うのだった・・・ 続く

 

官能小説第七回

1999年5月22日(土)23時40分 投稿者 ぴょん

「レッスンが終わったら、少し付き合って貰えるかしら?」、、、
藤原霞がいつもより少し大きめの声で哲哉に話しかけた。
その声を背中に聞きながら、ららは一足早くスタジオを後にした。
駒沢通りにはららを待つ赤いGTOが止まっていた。人目を気にし
ながらららが乗り込むと、車は夕暮れの環七を一際早いスピードで、西新宿に向かって滑り出していった。
シティホテルのスカイラウンジには、ららの後ろ姿があった。カウ
ンターの隣の席には、大柄な男の影、、、。男はバーテンから何か
を受け取ると、タバコを燻らすららを促すように席を立ち、二人は
エレベーターへと消えていった。
その頃レッスンを終えた哲哉は霞の車に乗り込んだ。「いつもと違うところにしましょうよ。」という霞の声に、哲哉は薄笑いを浮かべた。
霞はドアマンに車のキーを渡すと、エントランスを抜け美しい装飾のエレベーターの前に立った。それはまさしく、ららを乗せたエレベーターであった、、、。

 

PYON

1999年5月23日(日)02時17分 投稿者 rara

正午過ぎのビジネス街は、スーツ姿のビジネスマンと制服姿のOL達で溢れていた。
そんな人ごみの中で、似たようなグレーのスーツに身を包んだ二人連れが、大きなポスターの前で立ち止まり、缶コーヒーを飲んでいた。先輩らしき男が煙草に火をつけながら、若い男の肩を小突いた。
「なあ、この・・・PYONってなんだ? お前知ってる? 」
「あれ? 知らないんんですか? 『ピョン』って読むんです。最近流行りのミュージシャンですよ」
「ふ〜ん・・・どうせ企画モノなんだろ? アイドル? 」
「違うんですよ先輩! 彼女の歌声って凄いんですよ! なんかこう・・・心が洗われるっていうか・・・キャッチコピーが『世紀末の歌姫』っていうんですけど、ホントにそんな感じなんですよね・・・」
「で、どういう人なの? 」
「それが、国籍も年齢も顔も全部シークレットなんです。かっこいいでしょ? 絶対おすすめですよ! 聞いてみてくださいよ! 」
「ふ〜ん、世紀末の歌姫ねぇ・・・久しぶりに、帰りにCD屋でも寄ってみるかな・・・」
彼らが、PYONの話をしながら再び歩き始めると、傍らで携帯電話で話をしていた女が、苦笑しながらサングラスを外した。彼女こそ世紀末の歌姫PYONその人であった。
「大丈夫! 全然気づかれなかったわ・・・携帯電話で話してるくらいじゃ気づかれないわよ・・・ええ、今から行くわ。ええ、今夜は泊まれるわよ。・・・じゃあ、切るわね」
PYONは、電話を切るとゆっくりとした足取りで、駅に向かって歩き始めた。
彼女は、街を歩きながら曲を作るのが好きだった。
雑踏の中でこそ、生の言葉と音に出会える気がしていたからだ。
ところが、数ヶ月前から、街へ出るたびに必ず一度は自分の噂を耳にするようになった。
プロダクションが、大々的に彼女のプロモーションを始めたからだ。
始めのうちは戸惑ったが、それならばいっそのこと、あえて聞き耳をたててみようと考えたのだ。
圧倒的な実力と存在感、そしてプロダクションのバックアップの前では、彼女の周囲の人間たちは、口を揃えて、同じような美辞麗句を並べるばかりで、誰一人として正直な感動を口にしてくれる者は
居なかった。
こうやって街に出て、人々の言葉を拾う行為は、浅墓な中傷や間違った容認という汚泥の中から、砂金を見つけ出すのに似ていた。
それは、彼女だからこそ出来る行為だった。彼女には、しっかりとした実力に裏打ちされた自信があった。
そして、その自信は間違ってはいなかった。

 

その後・・・ホテルにて・・

1999年5月23日(日)13時28分 投稿者 れい〜ぬ

その部屋からは、新宿の夜景、、いや東京全体をも見渡せそうだった。。
おそらくヨーロッパから取り寄せられたと思われる、美しい曲線を持つ家具、窓にかかっているカーテンも、最高級の布をふんだんに使っているようだった。
へやの中央に置かれているテーブルの上には、季節の果物がかごにはいって置かれている。
「あら、スイートなのね。」                         部屋にはいるなりららが言った。
「まあ、、たまにはね。」                          大柄の男、ららの連れは嬉しそうに答えた。
「で、今日、わたしを呼んだ訳を早く聞かせてもらいたいわ。勇二さん。」
にっこり微笑みながら、ららは言った。
「せっかちだな、ららは。」                         やんわりと勇二と呼ばれたその男はかえす。
「あと、20分もすればここに来る予定になってる。それまで、ゆっくりとくつろいでいようよ。」                         勇二は続けた。
「来る予定になってる人って誰?」                    とららが聞いた時、ドアのベルが鳴った。
「あっ、来たようだね。そこに座っててよ。」
そういうと、勇二はゆっくりとドアにむかって歩いた。
入った来た人をみて、ららは驚いた。そこには、哲哉と藤原霞がたっていたからだ。
「あら?らら。。」                              「らら、、どうしてここに!?」                       霞と哲哉は同時に叫んだ。
その時、またドアベルが鳴った。勇二がドアをあけると、外には、スラブ系の美女とサングラスをかけててはっきりと顔はわからないがそれでも恐ろしく美しい女性がたっていた。この二人こそ、父にトップダンサーを持つ、レイヌ・ウォーショースキーと世紀末の歌姫ことピョンであった。
「これで今日の役者は揃ったな。。」勇二はみんなに聞こえるように言った。 続く

 


えぷり

1999年5月25日(火)04時31分 投稿者 rara

御茶ノ水にある某出版社の5階は、いつになく、フロアー全体が熱に浮かされたように活気を帯びていた。数年ぶりに創刊号を発刊する企画がもちあがり、女性誌担当の編集全員が、その企画に関わる事になったのだ。普段はそれぞれ違った雑誌を担当しているのだが、今回の企画は社運を賭けた一大プロジェクトであり、一冊の雑誌の為に各担当雑誌のスペシャリストが総動員されたのだ。
流れ作業のような編集の仕事に少々飽きが来ていた彼らは、眠りかけていた雑誌創りへ情熱を呼び覚まされていた。フロアーの空気は彼らの興奮の波で満たされ、室温も上がる程だった。
そんな編集者たちの中から、編集長の右腕として抜擢されたのが「えぷり」という敏腕女性編集者だった。
まだ若い彼女は、編集者としての経験は未熟だったが、持ち前のエネルギーと高い能力で、ベテランの編集者からも一目置かれる存在だった。
「おい! えぷり!! 」
編集長がフロアー全体に響き渡る大声で、えぷりの名を呼んだ。
「はーーーーい! なんですか!? 今、忙しいんですよ! 」
「それが、編集長に言う言葉か!! 」
「早くしないと、明日の印刷に間に合わないからって、原稿の最終チェック押し付けたのは、編集長じゃないですかあ! 選抜チームに週刊誌を平行でやらせようなんて、どうかしてますよ、まったく!! 」
えぷりは一息で、それだけ言い終わると、ふたたび原稿の山に覆い被さった。
編集長はえぷりの傍までやってくると、耳元でささやいた。
「それはもういい・・・新入りに任せて、お前は今すぐ新宿の『カンノウホテル』に飛んでくれ」
「え!? じゃあ・・・」
えぷりの顔がにわかに活気付いた。
「そうだ。例のネタは、お前にやらせることにした。知り合いが居るって言うのは、やっぱり強みだからな。上手い事もぐりこんで、しっかりスクープとって来い! 」
「はい!!、ありがとうございます! じゃあ、行ってきます! 」
えぷりは椅子の背に掛けてあったコートとバッグを抱えると、編集長を押しのけるように飛び出して行った。
「おう! ちょっと待て! 部屋の番号分かってんのか!? おい、えぷり! ・・・まったく」
編集長は今度は近くに居た、カメラマンに向かって怒鳴り声を上げた。
「おい!! なにボサッとしてるんだ! 早くえぷりを追いかけろ!! ルームナンバーは612だ!! 」

 

(編集者注: これは載せた方がいいのかな?一応載せときます^^)
 
 (^ ^;
  投稿日 1999年5月25日(火)15時25分 投稿者 rara

 ほんとーーーーーーーーに、どうでもいいことだけど<訂正>させて。一箇所だけで我慢する(T.T)
 スイコウしないで書いてるから、見直すといつも恥かしい(T.T)
 こんどから、下書きします(T.T)・・・「うそ!? まじで!?」←こころの声
 <訂正>
 御茶ノ水にある某出版社の5階は、いつになく、フロアー全体が熱に浮かされたように活気を帯びていた。
 ↓
 御茶ノ水にある某出版社内の5階フロアーは、いつになく活気を帯びていた。

 だれか、おちゃらけてぇ〜〜〜〜!!(;◇;)