官能リレー小説   戻る
−うなぎ−  

 

 

 すべての登場人物      *出演順だよぉ^^
 
 
熊川哲也            25歳。現在日本を代表するバ レエダンサー。
 ベン・アフレック         27歳。哲哉とは対照的な舞いのバレエダンサー 藤原霞              バレエスタジオ経営者の妻。バレエ団の実質的
                    なオーナー。
 レイヌ・ウォーショースキー  ロシア国立バレエ団の黄金期を支えたトップダ
                    ンサーを父に、フランス美術界を影で動かして
                    いた母に持つ大財閥の令嬢。
 
ジャンゴビッチ・オナゴロシー     レイヌの父。KGB大佐としての裏の顔を持つ。
 熊川吾宇次           哲也の腹違いの弟。べんを兄よりも慕っ                    ている。
 森青はだ             吾宇次を慕う。(絡むかな?(笑))
 広末らら             バレエ団のプリマドンナ。べんを見出した      アサギ・リョウリビッチ     バレエ団のプリマドンナ ららのライバル
 エアハルト            親友と思っていたジャンゴビッチにすべてを奪わ                    れ、復讐を誓う。
 ピョン               すべてが謎の、世紀末の歌姫と呼ばれるミュー                    ジシャン。
 勇二                大柄の男(それだけかい!(爆))
 えぷり               編集長の右腕として抜擢された敏腕女性編集者 
ラヴァエル/C/トーマスソン    ジェームズ・ボンドの名を継承する MI−6より                    友情出演
 レオ                ナポレオン・ソロの名を継承する CIAより友情                    出演 
 ユナーラ             浅黒い手の女(爆)
 てりー               創刊雑誌「MOON」編集長 一流編集者をまとめ                    る。
 江戸屋虎吉           てりー編集長率いる編集部の迷カメラマン。
 蘭子                最新のPCを駆使し世界各国から客の望みの品                    を手に入れ稼いでいる隠所
 藤原林太郎            バレエスタジオ経営者。浮気されてます(^^;
 チャモロッティ           世界中の女性を虜にし、魅惑のテナーと呼ばれ                    た人物。アサギの父。だんだん国籍が解らなく                    なるな(笑)
 なぎら権左右衛門       彼の世界で、また闇の世界でも有名(う〜ん・・
                    わからん。誰や(笑))
 秋                 藤原家の噂好きの家政婦。
 有希                KLに住む林太郎の愛人。すごい遠距離(^^;
 なぎらすみ            権左右衛門の手下かはたまた嫁さんか?今の
                    所不明。
 フユ                赤道近くの深青の海に点在している群島に住
                    む美しい少女



 

あらすじ

 
投稿日 1999年6月8日(火)00時14分 投稿者 らら

 バレエ公演に向けて、ぴきぴき来ちゃってる人達と、そういうの全 然おかまいなしで、バカンスばっかりやってる人達のお話。
 うなぎがらみっつうことで、薔薇だったりも、すこし。
                                         
 と言うことらしいですが複雑すぎてわからん!(爆)
 やっぱ、第1集 第2集を見よう。
 でもなぁ、これでは関係がわからんな(^^;
 みんなの絡み関係行ってみよう!
 
熊川哲也   ←→ 藤原霞  いわゆる愛人関係ね(^^;
          → 広末らら 霞と愛人関係の上にららに片思い             (?付)
熊川吾宇次  ←→ 森青はだ う〜ん(ーー;)関係がわからん(笑)              これからに期待
ジャン     ←→ ユナーラ ジャンだけが愛しているのか・・・?             とにかく関係はあるようです
           → ラヴァ  ( ̄□ ̄;)お、男同士
           → レオ   ( ̄□ ̄;)お、男同士その2 しかも             ジャンばっか(笑)
         ←→ べん   ウナギ関係(笑) 養殖好きと蒲焼き             好きの違いはある。
ユナーラ    ←   ラヴァ  変態関係(爆)
レイヌ     ←→  藤原霞  バレエ団陰のオーナーを狙うレイ             ヌ。これもライバルかな?
勇二      ←→  えぷり  情報屋と雑誌記者かな?
林太郎    ←→ 有希   これもいわゆる愛人関係ね(^^;

  
ではでは、本文〜^^
 
官能(??)リレー小説

投稿日 1999年6月14日(月)00時10分 投稿者 ぴょん

華やかな会見会場とは対照的な薄暗い部屋に、大柄な男はいた。
その時ドアがギィィっと開いた。
「オラを呼んだゆーじっていうのは、オマエか??」
「は、はい!私がゆーじです。なぎら権左右衛門さんですね?お忙
しいところお呼び立てして申し訳ありません。どうしてもお願いし
たいことがありまして。」
この男は彼の世界で、また闇の世界でも有名な、なぎら権左右衛門
だった。
「なぎらさんのお力で、ある男をその地位から引きずりおろす助け
をしていただきたいのです。」
そう言うと、ゆーじは誰もいない部屋なのに用心深く権左右衛門の
耳元に囁いた。
「ほほぅ〜、、面白そうな話じゃねぇか!よし、わかった!オラに
任せておけ!!」
「お礼は必ず例の物をご用意いたしますから!」
「ホ・ホントだな??それじゃぁ、、また会おう。」
髭面でにやりと笑うと、権左右衛門は何も言わずに部屋を後にした。
「、、、これで、あいつは大丈夫だ、、、。と言うことは、、あの
女も脱落だな。」
謎の笑みを浮かべて、ゆーじも部屋を後にした、
、、、

 

官能無しのリレー小説(((爆)))

投稿日 1999年6月14日(月)01時58分 投稿者 ぴょん

ホテルの会見場で取材をするえぷりと虎吉は、時計を気にしていた。
「てりー編集長、、忘れていないでしょうねぇ、、虎吉??」
「いくら何でも忘れりゃしないだろう?今日の記者会見の記事とぶ
つけなきゃ意味がないって言ったのは編集長なんだから!」
えぷりと虎吉の心配をよそに、てりー編集長がダイヤルを回し始め
ていた。
霞の華やかな挨拶のちょうどその頃、、バレエ団事務所のFAX
が作動し始めた。

−藤原林太郎様−
あさって発売の週刊MOONに、このような記事を掲載させていた
だきますので、ご承知置き下さい。
「独占スクープ!!
 有名バレエ団オーナー婦人の火遊び!」
この記事は、当編集局の記者が事実に基づいて取材したものです。
尚、掲載写真に付いては当日の週刊MOONをご覧下さい。
         週刊MOON 編集長 伊集院てりー

その頃、同じものが家政婦だけの藤原家にも送られていた。
それを見て、噂好きの家政婦秋は興奮していた。すぐに藤原家主人
の林太郎に電話を始めた。
「旦那様、秋です!!今ご自宅にFAXが届きまして、、、奥様の
事が記事になるとかで、大変ございます!!すぐにお帰り下さいま
せ!!」
「んぅ〜、、なんだってぇ、秋?霞がぁ??うんうん、わかった、
すぐに帰るから、そんなに興奮しないで!!」
いつも通り、落ち着いているというか、温厚というか、、よくわか
らない林太郎だった、、、

 

藤原家

投稿日 1999年6月14日(月)03時46分 投稿者 らら

林太郎は電話を切ると、椅子の背にもたれ宙を仰いだ。
秋の動揺とは裏腹に、林太郎の顔には嘲笑とも取れる笑みが浮かんでいた。
「さて・・・どうするか・・・」
林太郎はゆっくりと目の前の受話器を取り秘書に電話をかけた。
「今日の午後の予定はキャンセルだ。・・・ああ、その件は後でいい・・・今日はもう戻らない。
君の方ですべて進めておいてくれ。」

 

そして・・・

投稿日 1999年6月14日(月)11時46分 投稿者 れいぬ

そんなことが起きていることを、みじんもしらない霞は記者会見の後、
いつものように哲哉と密会する約束をしていた。
しかし、霞にとって幸運なことに、その約束はある事件がきっかけで
果たされることがなかった。。

その事件とは、ほんとにささいなことで起こったのだった。
「べん、、おまえ、またジャンゴビッチさんとバカンスに行ったんだってな!」
記者会見が終わって帰ろうとするべんに哲哉が話しかけたのだ。
「そうだけど。。」
また、いらぬ因縁をつけられるのを恐れてか、べんは少しおどおどして
答えた。それが、哲哉の気持ちをさかなでしたらしい。。
「いったいどういうつもりなんだよ。。こんな大事な時期に。。
そんなに灼けて、、そんな色の黒いバレーダンサーなんて見たことないぞ!」
(はじまった・・・か)
なにが哲哉をそうさせるのかは知らないが、ことあるごとに自分にからんで
くる哲哉に、べんはいい加減うんざりしていた。
いつもなら、さらっと流して聞いているところだが哲哉のつぎの一言で
最近の言葉でいうなら、べんは「きれて」しまった。
「お前、、ジャンゴビッチさんとできてるんじゃないのか?」

つぎの瞬間、べんの拳が哲哉のほおを直撃していた。。
哲哉は一瞬びっくりしたようだったが、すぐに体制を整え応戦した。
そして、とっくみあいの大喧嘩がはじまったのだ。。

 

その3日前・・・藤原家

投稿日 1999年6月15日(火)19時35分 投稿者 じゃん

波乱を予感させる出来事が起こる3日前・・・・
体調不良を訴えた林太郎は、霞に付き添われ、病院に来ていた。
診察が済むと、医者は林太郎でなく、霞を呼んだ。
「次のことを守らなければ、ご主人は間違いなく死ぬことになります」
@毎日ヘルシーな朝食を作ってあげて、気持ちよく仕事に送り出してあげなさい。
A昼食は、暖かく栄養のある物を作ってあげて、会社に届けてあげなさい。
B夕食は、特に栄養のある物を用意してあげなさい。家事を押しつけたりするのは絶対にいけません。
C旦那さんの気まぐれは、何でも聞いてあげなさい。

病院から帰る途中、林太郎は霞に尋ねた。
「医者はなんて?」
霞はつっけんどんに答える。
「あなたは、もうながくないって!」(((爆爆)))

 

それぞれに・・・

投稿日 1999年6月21日(月)11時01分 投稿者 えぷえぷ

白とモスグリーンで統一されたスイートルームのベッドで
林太郎は煙草を燻らせながら、静かに微笑んでいた。
そう、あのホテルでの一件を週刊MOONにリークしたの
は、他ならぬ林太郎であった・・。

さっきまで、部屋に心地よく響いていたシャワーの音が止
まり、濡れた髪をかきあげながら女が出てきた。無造作に
巻いたバスタオルの上からでも彼女の魅力的な肢体が容易
に想像できた。
「あら?起きたのね。ねぇ・・なに考えてるの?後悔して
 るんじゃないわよね?」
いたずらっぽい言葉とは裏腹に、彼女の瞳は真剣な輝きを
帯びていた。
「・・・有希、ここに来いよ。」
有希はその言葉に微笑みながら、林太郎の隣へそっと滑り
込んだ。
「ねぇ、今思ってること教え。。。。」
有希の言葉を林太郎の唇がふさいだ。「んっ・・」
微かに有希の甘いため息がこぼれた。僅かに唇を離し、潤
んだ目を冷たい目が面白そうに覗き込んだ。
「ずるいひと。。」
そう呟いた有希のバスタオルを荒々しく剥ぎ取りながら、
林太郎は思った、
”霞、悪かったな・・別に君への憎しみのためじゃないん

だ・・・”

 

幸運な一日!?

投稿日 1999年6月23日(水)15時38分 投稿者 れいぬ

その日のえぷりは、ついているとしか言いようがなかった。
「UNAGI」の制作発表会の後、てりー編集長から言われていた「特ダネ」取材の
ためにこっそり楽屋に忍び込んだときに、哲哉とべんがとっくみあいの喧嘩をしてた
からだ。
「今日は、ついてるわ!とらさん、良い写真たのむわよ!」
「がってん承知!」
寅吉は、カメラのズームをいっぱいにしてシャッターをきった。

喧嘩に注目していて大勢の人が、えぷり達記者には気づかなかった。
翌日発売の週刊誌上で、その事実を知らされることになる。。

さまざまな思惑のからまる、「UNAGI」。。公演は無事に開演できるの
だろうか。。?そしてオバンドールの行方は。。?

つづく

 

リレー小説・・・いよいよ官能が抜けました(((爆)))

投稿日 1999年6月25日(金)14時38分 投稿者 ぴょん

「ルルルルル、、」、、、べんのマンションの電話が鳴った。
「御用の方はピーッと言う音の後にメッセージをお入れ下さい。」
「初めまして、、私は”なぎらすみ”と申すべんさん大ファンの者
です。明日お出掛けと伺いどうしてもお渡ししたい物が御座います。
明日、成田空港第二旅客ターミナル、コンチネンタル・ミクロネシ
ア航空チェックインカウンターの前でお待ちしています。」
練習から帰ったべんはこれを聞いたが、心当たりがなかった。
「なぎらすみ、、誰だろうなぁ、、?」

翌日は今にも泣き出しそうな空で、遠くで雷がゴロゴロと聞こえてい
るような日だった。大きなスーツケースを持ったべんがチェックイン
カウンターの前に立った。それを柱の影から見ている男女がいた。男
は女にささやいた。
「じゃ、頼んだぞ、すみ!オラが出ていったら、それだけで怪しまれ
ちまうからな、、。上手くべんに渡してくれよ!!」
女は頷くと、大きな段ボール箱を抱えてべんに近づいて行った。

「初めまして、べんさん。私が昨日お電話した、なぎらすみです。突
然で驚かれたでしょう?」
優しく微笑むすみに、べんの気持ちが緩んだ。
「あっ、あなたがお電話の方ですか?それで私に何を?そろそろ搭乗
の時刻なので、急いでいるのですが、、。」
「はい、お急ぎの所ごめんなさい。私はべんさんのバレエの大ファン
なのです。以前雑誌で、べんさんはウナギが大好きでいらっしゃると
いう記事を読みました。私の夫は浜名湖でウナギの養殖をしています
が、ウナギの販売も手がけているのです。今回とても良い天然物が手
に入ったので、是非食べて頂きたいと思い、持参しました。」
「天然物のウナギ、、頂いて良いのですか?嬉しいなぁ!」
べんの脳裏には、ウナギを見て喜ぶジャンゴビッチの顔が浮かんだ。
「今回はウナギの稚魚も入っていますので、大切にお持ち下さい。育
て方によっては大きくなりますから、、。検疫も大丈夫ですので、、」
「あっ、時間がない!!それではお言葉に甘えて頂いていきます。」
スーツケースと段ボール箱を預けると、べんは足早に出国して行った。
「よくやったぞ、すみ!これでオラが念願した物が手に入る!!」

「ジャンゴビッチさん、、喜ぶだろうなぁ、、。」
席に着いたべんは、早くも南の国でのジャンゴビッチとの再会に胸を
膨らませていた。
「本日は多少の乱気流が予想されております。シートベルトはお外し
になりませんようにお願いいたします。」
アテンダントのアナウンスもべんの耳には入っていなかった。
窓の外、、遠くに、稲妻が光り、これからの二人の未来を予告してい
ることにべんは全く気づいていなかった、、、、

 

発端

投稿日 1999年6月29日(火)23時14分 投稿者 らら

少女がひとり、浜辺で泣きながら途方にくれていた。漆黒の髪に褐色の肌は、
今まさに沈まんとする落陽の脈打つような赤光を受け、痛々しいほどに光り輝いていた。
少女に名はフユ。島の言語で妖精を意味するこの言葉そのままに、フユはひどく美しい少女だった。
その美しい肢体は、湧き上がる激しい怒りに捕らえられ、小さく震えていた。大きな黒い瞳からは、
何処までも透明な涙が、赤い光を跳ね返すように際限無く溢れ、今朝、産まれ落ちたばかりのような、
桜色の足先を濡らしていた。フユは、涙で声を詰まらせながら、何度も呟いていた。
「・・・誰が神様にこんな酷いことを・・・」
フユの射るような目線の先には、干からびたうなぎの頭が無数に広がっていた。

 

(編集者注:焼きダレ作家らら様より下記の訂正が投稿されました。(笑))

訂正(T.T)


投稿日 1999年6月30日(水)02時51分 投稿者 らら

@ 漆黒の髪に褐色の肌は → 漆黒の髪「と」褐色の肌
A 少女に名はフユ    → 少女「の」名前はフユ

m(_ _)m