その1
Compiegne〜Chartres

2泊3日の週末旅行に出かける。
通り道の高速に近いということでコンピエーニュに立ち寄る。
ルイ15世が着工しマリー・アントワネットが調度を選んだといわれるこのお城
しかし当のマリーは一度も住むことなく断頭台の露と消え
ナポレオンT世・V世の時代になってようやく華やかな舞台となったのだそう。
ナポレオンのNマークが印象的。
城内は季節はずれの為か、閑散としていて観光客は私達の他
フランス人のおじいさんとその孫の二人だけだった。
フランス語ガイドツアーでまわったものだからわからないことこの上ない。


Compiegne 正面の柱の間はNマークが3つある



パリから南西に約90q、イル・ド・フランスに位置するシャルトル。
以前パリのシテ島で見たサント・シャペルのステンドグラスの美しさに大変感動したことから
どうしてもこちらの光のカーテンも見たくてやって来たシャルトル大聖堂
Cathedral Notre Dame de Chartres
「扉をくぐれば光の海」なんて某ガイドブックに書いてあるのだけど
私達が行った日は生憎の曇天、時折、雲間から太陽が顔を覗かせる程度。
だからいきなり溢れんばかりの光の競演に出会うことはなかったのである。
でもさっと光が差してくるとキラキラ輝いて、たくさんの虹がそこらじゅうにあるような感じ。
あの感動を文字で表せる程私に表現力がないのが残念。
あ〜ずっと続きますようにと願っているとこれがまたすぐ終わってしまうのであった。
光が射していなくてももちろんその美しさは素晴らしい物なんだけど
私達は不完全燃焼のまま終わった気分だった。


Cathedral Notre Dame
向かって左がゴシック様式の新鐘楼、右がロマネスク様式の
旧鐘楼と呼ばれている。


大聖堂の入り口「諸王の門」
こんな感じの入り口がが3つ並んでいる。
これは、中央にあるもの。




エッセの家系図

上・右のステンドグラスは「エッセの家系図」と呼ばれる、ひときわ青が美しいといわれる窓。
約1150年の作で窓の最下部に横たわるエッセの足の付け根から幹が伸び、その枝には、
先ずユダヤの四王が座り、次にマリア、そして一番上に制令の7つの贈り物を象徴する
7羽の鳩に囲まれたイエスが座っている。
両脇にはイエスがダビデの家から出ることを予示した7人の予言者が2回描かれている。

と、こんな風に解説書に出ていたので今初めてそう思いながら辿ってみる私。
なるほど。皆さん、小さいけれどわかるでしょうか?
この窓はステンドグラスのスライドフィルムみたいなものを貼ったカードをスキャンしたもの。
ステンドグラスの荘厳な雰囲気を伝えたかったのだけど、やっぱり無理があるなぁ・・。



大聖堂から見たシャルトルの街並み
こんな天気だったんだもの・・残念・・一日中見ていれば良かったかも。


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