ミニミニ桂林GUILIN

昔語りですみません。
もう15年近く経つでしょうか・・。
「4泊5日桂林漓江下りの旅」というパックツアーに参加しました。
何を隠そう、ちょっと渋すぎですが、これが初めての海外旅行でして・・。
2000年夏お土産にいただいた桂林産ナッツ菓子の
ほのかに香る
キンモクセイにふと懐かしさを感じてしまいました。
そんなわけでちょこっと写真紹介しちゃいます。


これがそのいただきもののお菓子。
<桂花派Gui Hua Pa>
コンテンツは、花生、白砂糖、麦芽糖、果料
桂花香精だそうです。
桂花とは、金木犀のこと。
右は、あの頃の私。
こんな格好で出かけたのね〜。
恥ずかしいけど、詳細はわからないでしょ?

成田発JAL001便でした。
その日は香港に一泊し次の日ホバークラフトで広州に向かいました。
3時間くらいかかったかしら。
広州で桂林行きの中国民航に乗り換えていざ桂林の地に降り立ったのです。


桂林市内・独秀峰より望む


桂林からバスで漓江の船着き場に行きます。
そこから陽朔という町まで下るのがお決まりのコースです。
桂林もそうですがこの陽朔、今ではすっかり観光地化して様変わりしているようで
安宿がたくさんあるそうです。
もちろん個人旅行者が大変多いらしく長逗留(沈没)する人も多いとか。

この船のトイレを使っているとき鍵がうまくかかっていなかったようで
中国人(多分)の青年にドアを開けられてしまいました。
たまたま私は立っていた時だったので、たいして気にしなかったんですが
顔を真っ赤にした彼はその場で謝った後
改めて「本当にごめんなさい。わざとじゃないんです」とつたない日本語で謝りに来てくれました。
そんなに気にしなくてもいいのに・・・この生真面目さにすっかり感動してしまいました。

素朴な船でしょ?舟と書いた方がいいくらい・・。
両岸に次々と見えるニョキニョキした岩は本当に水墨画の世界そのもので感動しましたが
実はガイドのチョン君と話している方がとっても楽しかったのでした。
彼は北京大学の学生さんで国の指導者になりたいと言ってました。
そもそもそんなことを堂々という事にびっくりだったのですが
英語もドイツ語も上手で発音を直してくれるし
終いには私の日本語の発音がおかしいと指摘までしてくれました。
笑ってしまいましたよ。
でも同時に正しい日本語を使わなければと肝に命じたのであります。
(とは言いつつも同レベルで現在に至る)
ああ日本の女の子はおバカだなぁと思われただろうな。
私は見る目が無いので彼に書を選んでもらい帰国後掛け軸にして実家の床の間を飾ってます。
上手な人はやはり自分の字と似たものを選ぶんでしょうか。
彼の選んだ書はダイナミックでバランスの良い彼そっくりの書体でした。
帰ってすぐ写真を送ってみたところ返事が来たのは2年後の夏でした。
「上海に来たら必ず寄って下ね」と社交辞令でしょうけど、この大陸的なおおらかさとでも言いましょうか
・・・とてもうれしくなりました。
今は大都会上海で事業でも起こしてるんじゃないのかな。


陽朔の船着き場 ここからバスで桂林のホテルまで戻る

桂林で泊まったホテル榕城飯店Rong Cheng Hotelの周りです。
桂林中心部はアパート群もたくさんあったのですが、ここはもうのんびりした田舎でした。

桂林に2泊した後、飛行機で広州に戻り今度は火車(列車)で香港に戻ったのでありました。

この旅行ですっかり大陸が好きになり、そして土地の人とのふれあいが面白く感じられるようになって
その後の私を海を越えての旅行に益々駆り立てていったのでした。


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