2004年 5月3日 鎌倉   

日帰りコース概略:自宅→秦野インター→湘南道路→瑞泉寺→東慶寺→大船駅(駐車)→湘南モノレール・江ノ島駅→江ノ電・長谷駅→
            高徳院(大仏)→鎌倉文学館→鶴岡八幡宮→源頼朝の墓→円覚寺(入れず)→葉祥明美術館(売店・庭)→
            横浜・関内駅→横浜中華街→大船駅→自宅
朝、6時半ころ家を出て8時半には湘南に到着。道路が空いていた為、楽観的になり無謀にも自動車を鎌倉市内に乗り入れる。


まずは臨済宗の瑞泉寺
開門前の到着というわけで GWなのに観光客は皆無だった。

長いゆがんだ石段を辿っていくとそこは 鬱蒼と緑が繁る山の中の古寺の趣。
聞こえてくるのはウグイスの軽やかで伸びのあるうた声だけ。
しっとりと雨に濡れた緑の木の葉が時折射し込む太陽の光を受けて何ともいえない輝きを放ち出す。これぞ一番乗りの醍醐味かな。
 
入り口に山崎方代の歌碑
「手の平に 豆腐をのせていそいそと  いつもの角を曲りて帰るを見つけ
およそこの寺に似つかわしくない
「豆腐をのせて いそいそとばかりが頭の中を駆けめぐる。

裏手には池や洞窟を配した夢窓国師作の庭園がある。なんでも市内に現存する唯一の鎌倉時代の庭園だとか。

それにしても「簡素で幽玄な庭」とはかくの如しか。田舎住まいの私には見慣れた風景。
「池に鯉は泳いでないし、何だか造りかけみたいだね」と息子。
滝が涸れていたせいか あまりにそのままのせいか何とも裏寂れた感ばかりがする。
しかしそこがまたいいのかもしれない。事実居心地は大変良かった。
のんびり散策して藤棚から下界を眺め 大変静かな時が過ごせたひとときだった。

立原正秋のお墓有り。でも墓地は関係者以外立ち入り禁止。花一輪捧げたかったのに残念だったなあ。
吉田松陰石碑も有り。この寺に宿泊したことがあったとか。黒船を見に行った時に立ち寄ったんだろ・・とは夫の弁。



瑞泉寺を後に 今度は息子に有名どころを見せておこうかと 東慶寺へ。
困った、竹林もやっぱり見慣れてる・・・。そういえば先日、筍掘りに行ったばかりだったわ。

東慶寺ではさすがに人が増えてきて、道路もそろそろ渋滞の気配がする。
慌てて大船駅に直行し北口ビルの駐車場に車を置いて再び観光に出かける。


再出発はランチを手にしてから。
大船名物`
鯵の押し寿司`と最近空の上で人気だというコンパクトな`ヒレカツサンド`を買って湘南モノレールに乗る。
瀟洒な家々を見ながら

と、こっそり思う。

生憎の雨につき、海岸でのランチを諦め、鮨詰め江ノ電にて高徳院(大仏)に向かう。
参道からしてすごい人・人・人!ラッシュ時の駅みたい。
混んでる中で大きな手焼き煎餅やさんが大繁盛。
お醤油のいい香りに誘われてうちの二人も焼きたてを購入。

ようやく到着した大仏さまの周りの木にはリスが住み着いていた。
リスを見ながら石に腰かけ堂々ランチ。大船で買った寿司とパンはまことに美味しかった。


次は徒歩で鎌倉文学館へ。たくさんいるものですね、鎌倉ゆかりの文士たちって。
ここは旧前田邸。洋館の前は広い庭が広がってその先に海が見える。

適度な空間が確保されたのでのんびりと各文士の奔放な筆跡を見学。あまりの悪筆に編集者の苦労が偲ばれるものも。
奇しくも先ほど墓参りの出来なかった立原正秋展が開催中であった。
彼が生活に窮して無心のお願いをしている手紙などきっと生きていたら絶対読まれたくないであろうものまで展示されていた。
・・・見てはいけないものを読んだ気分。


文学館の後は由比ヶ浜駅近くの
洋食屋サンマリオでランチ。ここ美味しかった!


ラストは鎌倉初心者の息子のためお決まりの鶴岡八幡宮頼朝のお墓へ。

八幡宮に続く若宮大路にベルギーチョコのレオニダスがあったので懐かしさから購入。
結局お土産のメインストリート小町通はあまりの人混みで退散したのでレオニダスを買っておいて大正解。

円覚寺に向かうも至近の葉祥明美術館と共に時間切れ。売店を見ながら美術館の庭で休憩。





夕食は横浜に繰り出して中華街を目指す。
信じがたいことにどのお店も並ばずには入れない。
結局少し小路を入った
六鳳居に15分並んで入店。Hanakoにも載ったちょっと知られた庶民派のお店らしい。
TV「どっちの料理ショー」に出たという海鮮粥も食べてみる。う〜ん、粥にしては肉団子が重い・・・。
かねてからカエルの唐揚げを食べてみたかったのだが円卓に相席のため遠慮した。

満腹のお腹をかかえ、横浜スタジアムをちょっと覗いて夜11時過ぎに無事帰宅。
ドライバーさん、お疲れさま!また連れてってね。
そうねえ、今日の想い出を絵で表すとこんな感じかしら?

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