２００５　夏　シドニー、キャンベラ旅行�B
台北

CI52 11:42雪梨→19:10台北

シドニーを１１：４０に発ったＣＩ５２便は無事台北・中正国際空港に１９：１０到着。１時間の時差有り。
中正國際機場は英語でC.K.S Airportと表記する。
（ＣＫＳは中正すなわち蒋介石を指す「チャン・カイ・シェク」の頭文字）

台北空港には列車が通っていないため、台北市内へはタクシーかバスで向かう。

ぎっしり並んだ黄色いタクシー
　　　　
先日トランジットの際両替しておいた元を出して（ＮＴ＄　１　≒　ＪＰＹ　３．５）
ホテルに近い台北駅行きの國光交通のバスチケットを買い外に出る。

空港からドアを一歩出た瞬間に襲ってくる熱いネットリした空気に思わずびっくりして後ずさりしてしまう。　
ああ、忘れていた、北半球は夏だった。冬のシドニーに戻りたい。

いきなり亜熱帯の空気に纏わりつかれて肌がベットリとしてくる。
久々の湿度たっぷりの重い空気に気分もすっかりお疲れモード。

時間通りにバスが来てエアコンの効いた車内に乗り込みホッとしたのも束の間
車窓から見えるのはいかにも亜熱帯の夜の風景。
植物を見ても人々の様子を見ても暑苦しい。
夫は先ほどからどうも具合が悪そう。ますます気が重い。

５０分位走っただろうか。台北駅にてバスを下車。
予約した天成大飯店（コスモスホテル）はすぐそば。

天成大飯店 台北の便利サイト台北ナビさんで予約してもらう。 空港から多少近く市街を離れた老舗ホテル円山大飯店にしようか迷ったあげく 翌日の急ぎ足観光を考えて地の利を優先。

ホテルにチェックインした後、気分の悪い夫を残して息子と夜市に向かう。 慣れている夫が一緒なら心強いが私たちは夜市初心者。 とりあえずホテルから近くて一番有名で大きな士林夜市に行ってみる。
	排骨麺線（パイコウメンシェン）。 中華のチャーシューの味。 説明してくれたおばちゃんいは悪いけどあんまり好きな味ではなかったな。 息子と二人で半分こ。
	かき氷屋台。おいしいよん。これも半分こ。
	アイスの屋台。 ピーナツアイス（シャーベット）を食べてみる。おいしいよん。 ピーナツのすりおろしがアイスになった感じ。 ピーナツバターを冷やした味じゃないよ。
その他、タピオカミルク、お餅みたいなパンを半分こ。大食漢の夫がいたらもっと種類が楽しめたのになあ。 何しろ食べきれないから「半分の大きさにして」というのが全く伝わらないのである。 値段はそのままでもいいからーと言っているのにさ。
部屋で寝ている可哀想な夫にフルーツの盛り合わせを買ってゆく。これ相当美味しかったみたい。 続いて、元気を取り戻しつつある彼にカップ麺を所望され隣のコンビニに買いに行く。 コンビニのきれいな店内を見渡しその物価高に屋台の破格さをしみじみ実感した。
	私「この中で一番人気のある麺はどれですか？」 お兄さん「はい、私はこのピリ辛こってり系が大好きです」 私「ありがとう。あなたのお薦めにしてみるわ」 と、買って帰ったカップ麺は夫にも好評だった。お兄ちゃん、どうもありがとう。

翌日すっかり回復した夫はホテルの中華ビュフェ形式の朝食に大満足。
昨晩の反動か、すごい食欲！！
息子も私も朝から担々麺やらお粥、フルーツ一杯食べて満腹状態でチェックアウト。


さて、残された時間はほんの１時間強となる。
中山記念堂をささっと通り抜け、本日の目的は小籠包で有名な鼎泰豊。

　

意外にもこじんまりした店構え。狭い通路を通りこぎれいな２階に案内される。
ここ以外にも美味しいところは数あるだろうが、物見高い私としてはぜひ行ってみたかった。
さすがに２時間前に朝食を済ませたばかりだし、ということで３人で２籠とスープを頼んでみた。



おいしいよん。

針生姜を添えていただくうまみ汁たっぷりのそれは
文句なく今まで中で一番美味しい小籠包だった。


食後に「マンゴーかき氷を氷館で食べる」プランはまだ開店前ということでボツ。
代わりに近くで開いていた氷屋さんでいただく。
かき氷もマンゴージュースも　
おいしいよん。



と、ここまででタイムリミット。
現金も使い果たし、そろそろ現実に戻る時間。
タクシーでカードを使うのは怖いので面倒だがバスで空港に向かう。
２時１５分のフライトなのにもう１１時すぎ。空港までは１時間かかる。急げ！

慌てて乗り込んだ國光バスの中では中国語のコメディがかかってる。
笑い転げてあっという間に１時間が過ぎる夫と息子。

私ばかり、窓の外を見てる。

遠ざかる台北市内　　　

空港でトランジットの時、目星をつけておいたお土産を買う。
中国語のコミックがすっかり気に入った息子は友人に「鋼の錬金術師」を暑苦しい名前の亜熱帯書店で購入。
私は故宮博物館オリジナルの品々を選ぶ。
博物館には行かなかったくせにずうずうしくも。

ＣＩ１０４便　台北　１４：１５発　東京行き　予定通り出発　
なんとこの時は日本に台風が上陸中。
先に接近が予想されるほぼ同時刻発の名古屋便は欠航になっていた。
運のいい私たち。

１８：２５　無事成田着　その後台風が吹き荒れて新幹線も運休。
私たちは地元までのシャトルバスで時間通りに帰り着く。
途中の大雨で運転手さんはさぞ気を遣った事だろう。
丸の内まで通勤している弟は自宅に戻れなくて会社に泊まったとか。
ひょっとして予定通り戻れてラッキーだった？
 

お土産を少し紹介

	リコリス 息子の友達の弟にあげたら食べた後、泣いたんだと。 そんなに強烈か！？
	エキドナのマグネット
	シドニー水族館で カモノハシのピンバッジ（息子土産）
	ユーカリ石鹸（左）とユーカリクリーム（右） 独特の香り。効能はうーん、どうだろ。可もなく不可もなく。
	カンガルージャーキー・スパイシー。 今までにムースとかビーフとか試したけれど結局の所、違いをよく覚えていない。
	空港の故宮博物館グッズ売り場で。 展示品マグネット。軽いのでいくつも（私） その他、箸や甲骨文字ハンカチとか（夫）。物好き。
	Billy Tea オーストラリアのメジャーなティ。
→	YALUMBA の紙箱入りワイン。２Ｌ入り。 スーパーで手軽に売っている大衆ワイン。 この緑はリースリング。 割れる心配がなくてありがたい。 下部に入っているプラスチックのコックを引っ張り出して注ぐ。

ああ、楽しいオーストラリア、おいしい台湾だったことよ　　完