2005 夏 シドニー、キャンベラ旅行C

Sydney市内観光

キャンベラから戻り、まずレンタカーを返却。
ドロップオフはマリオットホテルのエントランスにある営業所。
マリオットは市内に2つあるが、営業所はCircular QuayのSydney Harbour Marriott Hotelの方に入っている。
ここは埠頭に面しているわけではないが海にもシティレールの駅にも近く、とても便利。
何よりレンタカーで乗り付けてそのまま返却出来るのはとても有り難い。

     
しかし、フロントで予約票を見せてチェックイン手続きをすると、
暫く待たされたあげくフロントマネージャーとやらが出てきて言うじゃないの。

「お客様の予約なさった日にちは既に過ぎています」と。

「きゃあ、何ですって?」
よく見ると
1月間違えて7月に予約を入れていた私。

使ったサイトがどこよりも数段お値打ちだったのは日にちを入れ間違えていたせいなのねー。
先月はカードのスペシャルレートがもっと安く設定されていて私はそれに釣られたらしい。
ホテル宿泊後のアンケートメールまで来ていたわけだわ。

ところで、こういう大型の(私たちにとっては)かなり高いホテルが満室である可能性は低く、
当然今夜の宿はこちらの値段でどうかと先方が聞いてくる。

最初は普通のカード割引の料金を提示されたのだと思う。
高いなあ!疲れているけれど他の心当たりにとりあえず電話してみようかと動き出す。
フロント女史「ちょっと待って」と奥に引っ込んで打ち合わせ。

今度はスイートルームでエグゼクティブラウンジも使えるプランを提示してくれる。
「ラウンジでは軽食もドリンクもフリーよ〜」と。「朝食もそこで素敵な眺めと共に食べられるのよ〜」と。
甘い誘惑。値段もさっきより大幅に下げてくれた。
決して安くはないプランだが部屋が広くて快適な上、特別ラウンジが使えるというのはかなりお得な気がする。
部屋も空いてる事だし、たとえ2泊でも連泊の客は美味しいのだろうと勝手に解釈して手を打つ事に。

部屋に入るとリビングはソファベッドがベッドメイクされていても余裕の広さ。
有料のテレビゲームもあって息子が大喜び。

       


夜はオペラハウスのコンサートホールでブラスバンドの演奏を聴いた。

指揮者の軽快なおしゃべりが全部わかったら更に楽しかっただろう。
私たちだけちょっと置いてきぼりな気分。

   
右がConcert Hall、左にOpera Theatre(さすがに、英国式!)が入っている。

シドニーのオペラハウスは一大観光名所だが、昼はともかく、
内部から見える湾の夜景は素晴らしい。
海にせり出している位置にあるため、船でクルージングしているような気分が味わえる。
この日は月、深い紫の空、街の光が波打つように煌めいていて極上の舞台にいる気分だった。
コンサートの合間に行ったロビーにはドリンクを手にいつまでも揺られていたいと思わせる、そんな空間が開けていた。

      到底写しきれるはずもなく・・・、
この数百倍もきれいな画面が180度のパノラマに広がるのをご想像下さいな。

帰り道、南十字星を人に聞きながら仰ぎ見る。
いい気分で部屋に戻り、お酒をいただこうとラウンジに出かける。
バータイムは子供入室禁止、ということで息子は部屋でお留守番。ゲーム機のおかげで快諾。

     

翌朝はラウンジで景色を眺めながらのんびり朝食。自分で作るよりやっぱりいいわねぇー。

 
最終日はサーキュラーキーからフェリーで動物園に出かける。このフェリー代もパスでカバー。
 
    ホテルから徒歩3分 シティレールのサーキュラーキー駅 下がフェリーターミナル

       
快適なフェリー旅 たった15分弱で到着。


タロンガ動物園 Taronga Zoo はアボリジニの言葉で「美しい水の眺め」なんだそう。
本当に美しい海の眺めと遠くに対岸の近代的なビル群を望むユニークな背景を持っている。
    
斜面に開けたこの動物園はフェリーターミナル至近の入り口と坂上部に入り口がある。
上の入り口まではバスが運行しているが、園内を上下に走る↑のスカイサファリもいいかも。

    都会派きりん  コモドドラゴン

    Dingoディンゴ Echidnaエキドナ(ハリモグラ)


この動物園には世界中に2種類しかいないといわれる単孔類のエキドナとカモノハシの両方がいる。
     エキドナは5セント硬貨、カモノハシは20セント硬貨(この旅行記の@参照)のデザインだ。
エキドナ(キはほとんど発音しないらしい)はハリモグラのこと、ハリネズミではない。なんだかややこしいな。
ディンゴを見て「南の虹のルーシー」を思い出す息子。檻の中ゆえ、想像と違い大人しそうだと。


動物園から帰り、その足でシドニー天文台に行く。
途中The Rocksと呼ばれるエリアに迷い込む。その名の通り岩が多い。
ここからオーストラリア開拓の歴史が始まり古い街並みが残っている。

         
天文台の丘から  

       
館内の客は他に一組だけ。有料フィルム上映も観たけれどさして記憶に残らぬ程度。
ちょっとがっかりして館内を歩いていたらこのお兄さんがドームに連れていってくれて天体を見せてくれた。
ドーム天井が望遠鏡に合わせて割れるのね〜。感激!手を伸ばせば届きそうに太陽と木星と金星が身近になった一瞬だった。


シドニーの最後の夜はなぜか日本食・・・。ソフトシェルクラブの唐揚げが柔らかくて美味しかった。泳いで疲れてぐっすり眠る。
          



朝9:00過ぎにホテルをチェックアウト、サーキュラーキーから空港までシティレールで向かう。
シティから空港までは同じ列車でもエアポートリンクと呼ばれて中央駅から地下を走る。
      
中央駅のホームから見える景色は殺風景。

私たちが購入したウィークリーパスはこの日の空港までをカバーしている便利なチケットだった。

空港に着くとカウンターの前に長蛇の列。カウンターでは「荷物、台北?東京?」と日本語で聞かれる。
1泊だから手荷物に着替えを入れ、東京までスルーにしてもらえばよかったのだろうかと後で思う。

シドニー キングスフォード スミス空港にはラーメン、焼きそば、焼き鳥のメニューがあって夫はうれしさ100%。
でもねー、次は台北なんだよ、わざわざ食べないでおくれよ。

CI52便 11:40 シドニー発 台北行き 無事離陸。

思っていたよりとっても快適な国だった。またね!Australia!
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