黄色いセーターで歌う筆者
| シリーズ第12話:ミュンヘンで「メリージェーン」
ミュンヘンはベルリン、ハンブルグに次ぐドイツ第三の都市で、芸術と文化の香りに溢れる街と聞いてやってきたが、ミュンヘンといえば、なんてったってビールじゃなかろうかと、さっそくバーに飛び込んでみた。さすがにビールの街というだけあって、ホールは満員で、みなジョッキ片手に、しゃべったり、歌ったり、陽気に夜を楽しんでいた。見渡したところ空いた席は一つも無い、せっかく、ここまで来て黙って帰るてはない。そこで店員を真剣に口説いてみた。まず「遠い国からわざわざやってきた。明日は日本に帰るので、一生お目にかかれないかも。以前ここに来た友達に<絶対行ってみろ>と言われて来たので他の店に行く気はない。歌わせれば歌手もマッサオ。」 やっと店員もその気になり、ペアーの席に頼んでくれて相席OK。金髪美人同席で、花に飾られた舞台を正面に、飲みながら数曲聞いていると、舞台の司会者が「遠い日本から、ここで歌うためにやってきたMR?」と指差され、周りからも「それいけ」とはやされ歌うはめになり、相席の美人も知っているという、<メリージェーン>を熱唱してしまった。その後は、ドイツにもいる石松に「日本だつてねぇ、ビールのみねぇ」の世界に突入。
(第13話:番外編:二日つづきのクリスマスイブ)
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