第17話 CAJON カホンは寝て待てない

 
カホン裏面

カホン叩き面
木製太鼓(CAJON)はペルーから

静岡・呉服町通りを歩いていたら、リズミカルな音楽が次第に大きく聞こえ、 青葉公園までくると、そこでは青空ライブの宴たけなわ。   様々な楽器のなかで、一風変わった物を見つけた。 どう見ても穴の空いた只の箱としか見えないが、 奏者がその箱に座って 、叩き出す音はドラムにしか聞こえない。 「いったい、これは何だろう?」と好奇心に駆られ、尋ねると、 カホンと呼ばれ、その昔、アフリカから連れて来られた奴隷達が、
「ドラムは生きる糧、欲しいホシー、叩きまくりたいヨー!」の一心から生み出した執念の 木箱の椅子太鼓だとのこと。
試に叩かせてもらったら、確かにドラム状の音が出た。 「これなら、自分でもいけそうだぞ!」と、日夜、ニューバージョンのカホンを 作り、練習に励む今日この頃です。



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