■深場へのいざない。(2005年08月初版、08年05月加筆)  ■戻る

深場用品案内
釣り方自体はさほど難しくない深場釣り。
初心者が懸念する仕掛の投入も、掛け枠に巻いてあるので思ったより楽です。
仕掛も使い捨てが基本なので、回収した仕掛は絡もうがお構いなしに船内に取り込めばよい。
最大の問題は道具です。
初期投資がかなり必要で、これが超えられない壁となって立ちふさがっていると思います。
実際、いくらかかるのかここで検証してみました。
揃えた後も仕掛製作に明け暮れる日々が続く訳だが・・・。
※最近釣具全般が値上がり気味で、既にこの価格で売っていない場合があります。
 ■各種ヨリトリ
右から二番目のヨリトリリングとフィンはステンレス板と丸棒を加工して自作した物です。  深場の胴突仕掛必需品、各種ヨリトリ器具。万が一、フグ等綱切り魚による高切れを想定し、予備も必要です。写真右側がそれぞれを接続した物。中オモリはアコウで使う。

 ヤマシタ製
 ゴムヨリヨリ・5ミリ・1メートル。
 ¥1,092円
 ヨーズリ製
 ゴムヨリトリ・6ミリ・1メートル
 ¥1,050円

 ミヤマエ製
 ヨリトリフィン 半円型
 ¥2,436円
 キャラマンリング I型
 ¥2,436円
 キャラマンリングW
 ¥5,040円

 下田漁具製
 ヨリトリチェーン5連結9号
 ¥1,960円・2本入り
 中オモリ80号
 ¥1,155円
 中オモリ100号
 ¥1,200円
 ボールベアリングサルカン9号
 ¥945円・5個入り
 クレン親子サルカン2/0×1/0
 ¥2,080円・100個
 クレン親子サルカン3/0×2/0
 ¥2,610円・100個
 スナップサルカン1号
 ¥770円・100個
 (全て税込・下田漁具)
 ■集魚灯1
メガフラッシュ、製造が中国との事で何気にメーカーHP見たら所在が上海市松江区松東路・・・。モロ勤務先の中国工場の近くって言うか同じ工業区内でした。たぶん見たことある。  アコウやマダラ等でで効果がある光物。フラッシュ点滅します。キンメでも効果があります。最近はLEDを使ったタイプもあり、カラフルな発色が可能となりました。赤青緑に輝くタイプはオニカサゴに有効、赤はアコウに特に効果があるようです。地域や船頭によっては使用が禁止されている場合があります。
 新製品、ミヤ・インビューライトは緑LEDがフェードイン、フェードアウトするように光ります。メガフラッシュは4色あり、青を購入、常時点灯しつつ、同色でフラッシュ点滅もするという今までに無い光方をします。

 ミヤエポック製
 フラッシュカプセルPRO
 ¥6,585(税込・桃太郎)
 フラッシュカプセルDX
 ¥3,225(税込・桃太郎)
 フラッシュカプセルS
 ¥2,822(税込・桃太郎)
 インビューライト 夜光
 ¥
 ルミカ製
 シンクロ C05-M600R
 ¥850(税込・下田漁具)
 サンヨーテクニカ製
 ¥メガフラッシュ FL−240 青色
 ¥10,800円
 ■集魚灯2
 集魚灯を取り付けるホルダーを自作しました。
 集魚灯本体はプラスチック製。強度的に問題ないと思いますが、負荷がかかる深場ゆえ、割れそうな気がして・・・。試作を重ねた結果、自分なりに完成を見たのがこれです。最大の特徴は上下にヨリトリ板の機能を兼ね備えた三角型取り付けステーです。なるべく潮流の抵抗を受けない形を目指した結果こうなりました。連結は径5ミリのシャフトでアルゴン溶接付けにて強度はバッチリ。キズ防止のためピンク色の熱収縮チューブをかぶせました。各接続部は全てボールベアリングサルカンです。
 フラッシュカプセルプロ、メガフラッシュそれぞれ専用型。
 ■深場仕掛け
 ミサキ製のムツ鈎です。
 19号
 25号
 ■フラッシャー
 藤井商会が販売している深場向けフラッシャー。各種あり。
 ■深場ハリス、その1
 仕掛けは一度使ったらハイおしまいの使い捨て方式なので、コスト最優先でハリスを選びました。とにかく安いです。
 これを幹糸・枝スの長さに切りそろえる。キンメの場合、概ね幹糸150センチ、ハリス70センチ。ベニアコウは幹糸300センチ、ハリス150センチがスタンダード。
 糸はナイロン製でカセ巻き状で売られています。長さは500メートル。
 下田漁具製。
 商品名も『金目一番』。
 40号 ¥1,030円
 35号 ¥880円
 30号 ¥755円
 28号 ¥725円
 26号 ¥680円
 24号 ¥590円
 22号 ¥570円
 20号 ¥510円
 18号 ¥460円
 16号 ¥450円
 10号 ¥390円
 (全て税込・下田漁具)
 ■カセクリ器
 上記のカセ巻状で売られている糸を引き出すのに使う道具です。『カセクリ器』です。これがないとうまく引き出せません。っていうか、これがないと事実上不可能といいますか、えらい手間がかります。
 地元静岡の呉服町にある手芸屋『まつなが』で購入。¥2,500円ほどでした。
 使い方は、根元に付いてる万力を机などに固定、カセ巻の大きさにあわせて傘を開くように広げます。後は必要長さに引き出し、はさみでカット。楽です。これは深場仕掛製作必需品の一つにあげられます。

 ロイヤル工業製
 ロイヤルかせくり器・くりくり
 ¥2,520円(税込)
 ■深場ハリス、その2
 1メートルの長さに切断済みのハリス。
 鈎の数が20個の深海胴突仕掛。それを投入回数分用意する必要があるわけで、キンメなら10回は投入する。つまり20個の鈎が付いた仕掛を10組用意するってこと。べらぼうな数の鈎やサルカンを結ぶことになる。ハリスを切りそろえる手間さえ省略したいと誰もが思うことでしょう。そんな手間が省けるハリスも売ってます。便利です。さらに鈎が結んである物も売られています。

 深場専用ナイロン
 14号、1メートル・2000本
 ¥2,100円(税込・下田漁具)
 ■仕掛け枠(治具)
 これが無いと始まらない、仕掛け枠(治具)。投入回数分必要です。これだけそろうと運搬も大変です。リョービの35リッタークーラー『プロターゲット』やシマノのウェーダーケースなどに入れて運びます。仕掛製作時も使います。
 投入回数は伊豆方面で8回前後です。

 耐久性を上げるため、木製フレーム部はウレタンニスで塗装しました。

 ミサキ製
 胴突仕掛用〈掛枠〉50センチ
 ¥1,760円(税込・原田)2個入り。
 ■仕掛け
 仕掛け枠に、仕掛けを巻いてみたの図。
 鈎は概ね20本。投入回数分作る必要があります。正直な話、とてつもなくめんどくさいです。この仕掛け製作が楽しめないと深場釣りは続きません。竿を作る方がよっぽど楽です。仕掛けは市販の完成品も売っているし、船宿仕掛け等もありますが、金額的に自分で作った方がはるかに安い。まあ、製作時間を金で買うか、その金を惜しむかってことです。経済観念が先にきてしまう僕でした。
 写真の仕掛はミヨシから投入する巻き方です。順巻きという。 トモからの投入の場合は鈎をシャフトに引っ掛ける向きが上下逆なります。これは投入時、鈎に付けた餌が下に垂れ下がるようにするためです。他に綾(あや)がけがある。
 仕掛製作の注意点として、仕掛枠に巻いた時、ハリスより幹糸がたるむよう若干長めに作ると良いです。ハリスがたるむと投入時のお祭りを誘発しやすいです。幹糸が長い分には問題ありません。
 ■自作枠
 自作した掛け枠です。
 左上2個は既製品でミサキ製の50センチと65センチサイズの枠。新島等伊豆南沖海域用
 右上2個は大島沖キンメ15本鈎用に自作した物でバーの長さが125ミリ。20本仕掛けまで巻ける。
 右下2個はマダラ等3〜10本鈎仕掛け用。
 左下は30センチ掛け枠でハリス40センチ、幹糸90センチと通常の半分サイズの仕掛け用で15本鈎まで巻けるように作りました。
 ■ステンレス自作枠
 ミサキ製50センチ掛け枠をステンレスパイプ仕様にアップデートしました。パイプは直径19ミリ肉厚1ミリを使用。意外と軽量です。そのままパーツを使うのも芸が無いので針を掛ける6ミリのバーは25ミリ短くし、幹糸を巻きつける5ミリのV字型の2本のバーは20ミリカットして携帯性を狙った。V字型バーの間隔も純正が35センチなのに対し、5センチ大きく取って40センチとした。これにより従来65センチだったハリスは75センチに、幹糸は140センチから160センチに拡大した。にもかかわらず、取っ手のパイプは3センチアップの53センチに留めた。これはシマノのウェーダーケースに収めるため。
 ■指サックと尻手ロープ
 指サックは必需品です。

 尻手ロープもがっちり結んでおきましょう。高価な道具が海の藻屑と消えぬように。

 ヤマシタ製
 蛍光パワーロープ1.5メートル
 ¥1,512〈税込)
 
 ミサキ製
 指ゴム、サイズM
 ¥135(税込)
 ■深場用電動リール その1
購入価格は¥146,737です。さすが!もも太郎釣具店。  事実上、深場用電動リールはミヤマエが独占している。最近ダイワもマリンパワーを復活させたが、あまりの値段の高さと、それに見合う性能ではないとの事で却下、定番のコマンドX・9SPに決めた。
 カタログ上、PE12号が1400メートル巻けることになっているが、テンションアジャスターSを使って巻くと1500メートルは巻けます。この時点で若干の余裕あり。まだ巻けそうです。
 リールっていうより、ウインチっていうたたずまい。巻き上げ時のメカニカルノイズも唸り声って感じです。
 電源コネクター部のふたが付いてないんだけど、ダイワ製がジャストフィットでした。
 リール収納袋もケチって入ってないんですね。色々探してイスカ製のブーツケースがぴったりです。

 ミヤマエ製
 コマンドX・9SP
 ¥146,737(税込)
 ■深場用電動リール その2
 話題になっているLT(ライト)深場に最適なサイズの電動リール、ミヤマエ製コマンドX・6HP。PE8号が900メートル巻いてあります。本来はムツ、アラ、マダラ等、中深場用に購入しました。これらを狙うに最適なサイズと言うか定番リールです。俗に言うX4クラスです。ダイワで言うと1000番クラスです。予想に反して高機能だったりする。シャクリ機能付きで、コマセ釣にも対応可能、タナ停止もできる。
 底物狙いには本機のようなレバードラグタイプの方が使いやすい。底物狙いに付き物の根掛り時にはレバードラグの操作性と耐久性が生きてくる。ダイワ製リールのような通常のクラッチ機構ですと、捨て糸切り離しなど道糸にテンションが掛かった状態になると、クラッチが重くなってクラッチレバーが操作できなくなる。

 ミヤマエ製
 コマンドX・6HP
 ¥60,847円(税込)
 ■道糸PEライン
¥20,790円(購入価格)  リールに巻く道糸。
 PE素材、サイズ12号1500メートル。
 巻く量が量なので、値段も超度級です。

 フグや太刀モドキ等、道糸を噛み切る魚がいるんですねー。道糸は1メートル毎に着色されていますが、その変わり目を狙うらしい。対策としてオールブラックの道糸も売っています。気になる方はどうぞ。高価な道糸です切られたらひとたまりもありません。

 先端は蛇口加工しました。

 ゴーセン製
 メーターテクミ・ゼウス
 PE12号1500メートル
 ¥20,790円(税込)

 ちなみにブラックカラーはこちら
 下田漁具製
 プロゲージ・ブラックカラー
 PE12号1400メートル
 ¥25,870(税込・下田漁具)
 PE8号800メートル
 ¥12,700(税込・下田漁具)
 
 ■テンションアジャスターS
 (写真左)
 リールに巻く道糸PEラインをフッ素コーティングするスプレー。
 バリバス製
 PEにシュッ!業務用¥2,835円(税込)

 (写真右)
 リールに初めて糸を巻くときに使う道具。さすがに1500メートルも巻くとかなり発熱します。ゆっくり巻いたんで時間も40分かかりました。スペック上、最高速で巻いても14分はかかるな・・・。色々使えるので、この装置は一家に一台でしょう。
 メインローラー内の品番6・スプールベアリングは市販のボールベアリングに交換した方が良いです。純正ですと、樹脂製のブッシュなので磨耗が激しいです。サイズは内径8、外形12ミリです。ラジコン模型用が容易に入手可能。
 ミヤマエ製
 テンションアジャスターS
 ¥7,560円(税込)
 ■キンメ用自作竿
 竿は高密度Bグラスソリッド・元径17ミリ・先径3.7ミリ・長さ2100ミリのブランクを使用した自作ロッド。2ヶ月の時間をかけ、じっくり作りました。自分で言うのもなんだが、かなりの完成度。コンパウンド仕上げ最高。

 部品代総額
 ¥60,000円
 ■ロッドキーパー
 ロッドキーパーも頑丈な物が必要です。なんせ、錘は鉄筋1.8キロ、鈎は15〜20本の大掛かりな仕掛です。これに魚がかかった場合の負荷はかなりのもになります。キーパー本体が樹脂で出来ている第一精工製・ラークシリーズや、ダイワ精工製・パワーホルダーシリーズなどですと強度的に不安があります。
 深場釣では定番の『ミヤ・ロボット竿受』をチョイス。本体アーム部は3ミリ厚のステンレスを折り曲げて作ってあり、かなり頑丈そうです。船縁固定用のクランプ部はアルミ鋳物製。ロッドサポート部は、ラークDXサポートが取り付けられるよう改造してあります。ラインホルダーもノーマルを取り外し、キャラマンリングを引っ掛けるシャフトを取り付け、その先にラークのラインホルダーを取り付けました。その他各部を小改造してあります。

 ミヤマエ製
 ミヤ・ロボット竿受け強化タイプ
 ¥16,000円(税込・改造パーツ代除く)
 ■クーラーボックス1
 数が釣れる深場釣り。サカナを新鮮に持ち帰るためには、余裕のあるサイズを選びたい。左はビッグレジャー75リットル、右は同56リットルサイズです。パジェロでいうショートとロングの関係で75リットルのほうが15センチほど長い。保冷力には定評があり、自衛隊も使っているとか。頑丈な作りも好感が持てる。一見頼りない取っ手だがキンメ満タンでもビクともしない。大きさの割には軽量に出来ている。この二つを持っていれば、ほとんどの沖釣りをカバーできる。深場・ワラサ・御前崎等では定番クーラーです。
どっちか選べといわれたら56リットルサイズをお勧めします。容量的にキンメ30枚、5キロ真鯛、ワラサ3〜4キロサイズも問題なし。
 ふたを開けたところ。
 機密性が高く、負圧でふたが開かなくなることもある。以前はマミヤ・オリムピック製でしたがマミヤが釣具事業撤退後、秀和が継続販売している。ふたに成型されているオリムピックの文字がビッグレジャーに変更されているのが外見上の違い。ふたが外せないので大きさもあいまって洗ったり、干したりといったメンテがしにくいのが難点。パッキン、水栓、金具等、釣具屋に補修部品も置いてあり末永く使える一品です。
 ■クーラーボックス2
 掛け枠(治具)を入れておくクーラーボックスです。リョービ製のプロターゲットシリーズです。35リットルサイズですとちょうど50センチ枠がすっぽり入る・・・。が奮発して最高スペック品を買ったのが間違い。重すぎて運搬が大変。保冷力は最高!なんたって全面真空パネル採用で魔法瓶構造。これが仇となって重量増を招いている訳だが。本来の目的での出番が多く、アジ五目や三保沖真鯛・ヒラメ、釣果が期待できそうに無い時期の御前崎などに出撃要請が出る。機密性も高い。ふたも外せて洗いやすいなど、重さを除けば、使い勝手がよい。良い買い物でした。枠の運搬はシマノのウェーダーケースで十分です。
 ■鈎休め(マグネット等)
 回収した胴付き仕掛けの鈎を並べておくマグネットやバーです。写真上の長さ150センチのマグネットパイプは『マグサイバー』という商品名で結構なお値段でしたが、謳い文句ほどの磁力はない。木の板とMCナイロンを削り出して作った自作ホルダーに固定して使っています。写真中は第一精工製『ウルトラマグネット』のMサイズを2個、Sサイズを1個を連結した物。これでマグネット部の窪みを25個にした。磁力は強力でマグサイバーの倍位はある。ステンレスの板を幅50ミリ長さ1200ミリにカットした物を裏蓋にして、アルゴン溶接でフルシールド。一滴も水の浸入を許しません。ようやく使いやすいマグネットが出来たって感じです。現在の主力マグネットです。写真下は寿広丸の常連さんが使っていたステンレス棒を使った針掛けをコピーした物。僕は仕掛け製作時に使っています。マグネットは仕掛けの消費を抑えたい、魚が釣れない時に回収した仕掛けを再利用したいといった消極的利用なのであると便利と言った装備です。
 ■深場用オモリ・鉄筋1
 深場釣りに使うオモリです。南伊豆方面のキンメ釣りでは500号を指示されます。重さにして1.8キロ。通常、釣りに使われるオモリは鉛でできています。これを釣り道具屋で購入すると、どんなに安い店でも500号¥525円します。深場の根魚釣りなので根掛かりも頻発というかわざと根掛かりさせて、回収時にはオモリを切り離して海底に置いてきぼり・・・。いったいどれだけ沈んでいるのやら。なので環境にも配慮しコスト的にも半分で済む鉄筋オモリが深場釣りでは主流です。鉄筋オモリは基本的に船宿支給で、無料だったり100〜300円ぐらいです。しかし、いっぱしの深場氏を名乗るなら自前で用意したいところ。実際、マイオモリ持参の方も多くいらっしゃいます。
 自分で鉄筋を購入する場合、1.8キロの値段は¥220円ほどです。最近は需要急増の影響で鉄の値段も上がっており、この限りでない。鉛オモリも値上がり気味です。
 ■深場用オモリ・鉄筋2
 自分で鉄筋オモリを用意する場合のサイズですが、船宿用意の物を見ると鉄筋規格サイズでD25もしくはD29が多いようです。数字は鉄筋の直径です。
 D25(写真上)で1.8キロになる長さは計算上5センチ200グラム・45センチで1.8キロとなります。
 D29(写真中)ならば4センチ200グラム・36センチで1.8キロです。
 上記を参考にしてください。実際にはこの長さで切断すると、若干軽くなる傾向がありますが気にしない・・・。
 購入先ですがホームセンターでこのサイズを扱っている所は無いです。建築資材屋で注文するのが確実です。鉄筋は原則定尺販売です。通常4.5もしくは5.5メートルありますので乗用車で運べるよう2〜3分割してもらうよう頼む事も忘れずに。持ち帰った後に高速カッター等で必要長さに切断します。 
 ■おかもち
オモリを運搬するおかもちです。写真はD29サイズ1.8キロの鉄筋と500号のオモリです。  オモリを運搬するためのおかもちです。よく見かけるのは木で作った物ですが、強度と耐久性でこれに勝る物なし。オールステンレスにて製作。自己満足ながらこれまた納得の一品です。便利です。おかもちのサイズは内寸で幅400ミリ、奥行き160ミリ、高さ90ミリ(全高220ミリ)です。D29・1.8キロの鉄筋が最大15本ほど入れられますが、あまりの重さに運用上は10本程度が限度。おかもちの重さが2.3キロありますので鉄筋10本と合わせると20キロにもなる。強度はバッチリでして、鉄筋を満載してもビクともしません。取っ手の上で足踏みしても歪みなし。底はパンチホール済みの材を使って船上で波を被った事態の水はけ優先。非売品です。念のため。
 ■キンメ餌その1
 キンメ釣りの餌はイカを短冊状にカットした物を針に付けます。伊豆方面のキンメ乗合の場合、船代に餌が含まれないことがほとんどなので、事前に自分で用意する必要があります。これがなかなか面倒で、安く売ってる店(1杯100円以下)を探し、必要数7〜10杯(大きさ、鈎数による)を購入、これを捌いて幅1センチ、長さ10センチにカットするわけです。腸とゲソを取り除いたつぼ抜きスルメイカなんかスーパーで見つけた暁には速攻大人買いです。
 写真は釣り餌のトップメーカー、マルキュー製の物です。バイオとあるように人口餌です。喰いは本物と遜色なし。50本千円とお値段は高めですが、再利用が可能でして釣行後持ち帰って、冷蔵庫に保存すれば次回も使えます。長さが13センチあるので一回使って鈎の穴が開いてしまっても、そこだけをカットすればいいし、ひっくり返して使いまわしてもよい。便利です。
 喰い渋り時は、サバタンが有効です。船宿はイカタンとサバタンを一個置きに針付けするよう薦めます。

 マルキュー製
 バイオベイトキンメ
 サイズ 幅1センチ、長さ13センチ
 ¥1,000円
 ■キンメ餌その2
 漁師の間で使われている鮭の皮です。皮だけなので値段も安い。半身の皮25枚入って¥1,250円程。餌さ持ちがよく千切ろうとしてもなかなか切れず、鈎からも外れない。量が半端でないので遊魚では使いでがあります。腹側の白い部分がキンメにアピールするそうです。キンメ以外にもオニカサゴ等根魚全般に使えますので、大変お買い得です。
 ■キンメ餌その3
 短冊状にカット済みのシャケ皮です。これで油ベトベトから開放される・・・。
 サイズは幅約10ミリ長さ110〜120ミリほど。
 シャケ皮を10枚ほど重ねて切断してあり、写真のようにスティック状になっています。1スティック10枚前後が1パックに12本入っています。計約120枚。
 1パック¥650円。お買い得度はこっちが上かも。
 便利な時代になりました。これと上記のバイオベイトキンメを買えば深場の餌は準備完了。あとは鈎に付けるだけ。なに、それもメンドくさい?釣り止めれ。
 ■深場用品調達先 その1 
深場用品の宝庫下田漁具。  静岡県下田市内にある『下田漁具』です。深場用品を効率的に揃えるならこの釣具店は外せません。深場用ナイロンライン『金目一番』や、ベアリングサルカンの各種サイズ、ムツ鈎などマストなアイテムを多数発売中。ムツ鈎と親子サルカンの種類と量は半端でないです。通常の釣具もちろん売っています。南伊豆に釣行した際、ぜひお立ち寄りを。伊豆急下田駅から徒歩5分ほどです。下田漁具製品は他の釣具店でも売っていますが、本店で買えば?%は安く買えます。

 HP開設したようです。

 下田漁具ホームページ
 ■深場用品調達先 その2
まさに『あ、あんなところにバルカン砲がっ・・・。』  僕と同じ静岡県中部地方にお住まいの方なら焼津市に下田漁具の姉妹店があります。その名も『焼津漁具センター』です。お店の看板に同じマークが書いてあります。同じような品揃(当然ですが)えで、『金目一番』もちろん売っています。値段も同じです。場所は大崩を越えて国道150号線から焼津漁港の入り口入って直ぐ左です。焼津漁港周辺には他にも漁業者向けのお店がありますので覗いて見てはいかが。ちなみに自宅から車で15分ぐらいです。深場用の餌も各種取り扱い。
 キンメ仕掛けの完成品『キンメさがり』、かなり売れてるようです。