10/23(火) できねー。
ということで、中間テストの採点が終わった。「くっそー、お前ら政経をなめとんのかい」と叫びたい気分。しかし、全て僕が悪いのである。もう突然センター入試で公民が必修になっても知らないぞ。
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10/19(金) ああ、中間が終わった
ということで、中間テストが終わった。採点をしなければならない、約290枚だ。教員の仕事の中で一番ストレスのたまるいやな仕事である
しかも、今回は出来ていない。授業中に教えたことを全然理解していないではないかい。
この日記もしばらく更新していなかった。僕自身も、この中間テストの期間中は情報発信者ではなく、受信者として、いろいろなことを勉強していた。特に富士高の受験指導に関してはいろいろ教わった。東大・京大へ20人合格する学校の受験システムとはどのようなものであるか
をちょっとだけ、考えた。
「政経の教え方が悪い」「こんなHPなどを作ってばかりいる」「家では採点を怠けて酒ばかり飲んでいる」ということで、もしかすると早々に転勤させられるような気がしないでもない。
もしかしたらTeacher Tommyの存在意義は、君達が受験で失敗(いろいろな意味で)した場合の言い訳を作りだすという一点のみであるのだろうか、困った。
話は変わるが、テスト期間中に読んだ本の中では、新潮社の「東電OL殺人事件」(佐野真一著)が圧倒的に面白かった。佐野真一という人は「日本のゴミ」「カリスマ」「旅する巨人」などのルポルタージュを書いた当代一のルポライターである。
4〜5年前に起きた、昼は東電のエリートOL、夜は娼婦という多重人格的な一人の女が殺された事件である。高校生には刺激が強い部分もあるかと思うが、心理学や法学を目指す人、もちろんその他誰でもいいが一読をお勧めする。学校で貸します。
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10/13(金) 教育を斬る(濃い)
ということで、このページに受験産業の業者さんも加わった。さて、これは昨日仕入れた情報であるが、某F高校は1年生の7月模試で全国65番だそうである。凄い偉い学校だと改めて恐れ入った。僕が某F高の頃、自虐的に「東海の3流校」と名乗った。どうせ「県立」が付くから、というオチがついたのである。そうです、昔は「都立某F高」という学校があって(今もあるだろうきっと)そこが凄く出来が良い子が集まってくるところで、模試をやった後に見る成績上位者(あれは、何か景品があるか?もらったらことがある人は教えて欲しい)にフジとあると、その横に東京都なんて書いてあった。しかし、この頃は本当に我が某F高が載るのである。凄い、 こんな風であるから、全国4000番クラブ(このクラブに加入すると東大か京大、医学部に入れる、世界400万台クラブにもじってつけた。世界400万台クラブとは、乗用車の生産が年間400万台を超える、GM・フォード・トヨタ・VW・ダイムラークライスラーのこと)に入っている某F高生は25人もいるのである。某F高の2年後の進路は東大京大25人だ。
しかし、来年から完全週休2日制になるそうである。またまた、授業日数が減る。年間185日くらいになりそうだ。今,だいたい205日くらいだろう。僕の学生時代、昭和55年頃は年間授業日数は250日もあったらしい。この数は「黒川教頭」が数えた。某F高のオールドなみなさん。いまあの”黒川”先生が教頭である。20年間で50日も減っている。高校3年間で150日減だ。中学校も同様に減少しているので、そこでも授業日数は3年間で150日の減少それだけでもまるまる1年分以上の授業日数が減っている計算になる。この頃、大学生の学力低下、その他あらゆる年代での学力低下が叫ばれるが、当然でしょう。学校に行っていないのだから。
労働省対文部省の対決に文部省が負けたと言いたいところだ。だが、日本には土曜日も授業をしている高校があるのですよ諸君。ニッポン全国完全週休2日ではないのだ。これは「公立学校の学校5日制」というのが正しいのだから、当然私立の学校は関係ない。普通に土曜日に授業をやっっている。これからは、頭の良いのは私立の中高一貫の高校のみということになる。これはキタネー。そんなそんな学校の生徒のお父さんの職業を調べてみると、ほとんど「高級官僚」だったりして(これ半分冗談だが、決して冗談と言えない部分もあるらしい)
すると、これから、一番損をするのは「田舎の秀才」である。もう文部省は「田舎の秀才」のことなど眼中にない。切り捨てられた。頑張れ富士高生、「田舎の天才達」よ頑張ろう。田舎の秀才達よ頑張ろう。もっともっと勉強して、東大京大にはいって、国家公務員上級試験に受かって高級官僚(キャリア)になろう!そして文部省を希望しよう(誰も希望者がいないので一発で入省できるらしい)そして、変えよう。教育を。目指すは某F高の独立行政法人化、つまり自由にやらせろ。
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10/10(火) 日本とはなにか(濃い!)
ということで、今日は一生懸命に読書をした。広瀬隆さんの「私物国家日本」という題名の文庫である。金融業界やゼネコン業界や原子力産業界と政界および官僚との癒着を暴き出した本である。実に面白い。しかし、こんなような話を広瀬隆しか書かない、ジャーナリズムもどうかしている。日本って、産業界も政界も官僚も、癒着の泥沼にはまって抜け出せず、その底無し沼にどんどん我々の税金が吸い込まれている国なんだという事実を改めて痛感した。
そして、閨閥という閥が実際に存在し、これは派閥より強く、学閥を超えて日本を支配していることもよくわかった。○○は○○の娘婿・養子一族などという話ばかりであった。広瀬隆の方法論は間違っていない信頼できる。
広瀬隆のような信頼に値するジャーナリストがはたしてニッポンに何人いるだろうか?はだはだ信用できない。今まで政府を非難していていて突然手のひらを返した人物は要注意だ。きっと、未公開の株式が飛び回っているに違いない。(武富士の未公開株をもらってすぐに換金したジャーナリストは多い。)広瀬隆・櫻井よし子・井沢元彦・副島隆彦・玉木正之、稲垣武が本当に読むに値するジャーナリストだ。
いま、授業では「通産省と産業政策論」を教えている。これは、絶対日本オリジナルな論理で、この産業政策によって日本は世界のスーパーパワーにのし上がった。傾斜生産方式から国民所得倍増計画、貿易の自由化、官民一体の技術開発、産業調整政策どれも日本に必要と言われたものばかりである。この頃「官僚」という文字だけでネガティヴなイメージになってしまうのでその反論のつもりで授業をやった。
しかし,広瀬隆のいうとおり、そこにはブラックな癒着や腐食が大きく存在している。ゼネコン・電力・金融という分野はとにかく酷い、国民のことなど何にも考えていない。頭の中を占めるのは「自分の仲間たちの財産と既得権益をいかに守るか」だけである。当然のごとくこの業界から多額の選挙資金を得ている政治家も同じ穴のムジナである。
授業で用いたプリントに「ジャパニーズライフスタイル」というのがあった。僕達小市民の理想的なライフスタイルとは何か、家の近くの小川には魚が戯れ、休日にはピクニックができ、且つその地方地方には働く場所があり、誰でも気楽にスポーツが楽しめ、時にはその地方のプロチームの試合を観戦できる。そんな地方都市が、これからの「ライフスタイル」の理想郷だろう。
しかし、今、田舎の自然を破壊して不必要な公共工事ばかり立ち上げ、それを誘致するためにゼネコンから多額の選挙資金をもらい、その金を土建屋とヤクザにばら撒き、自分は東京に住み、金融業界からの接待をうけまくる政治家たちが日本を動かしているのだ。
僕が富士市長になりたいと言ったのは、全く戯言ではない。その選挙資金を宝くじやTOTOでまかなうと言ったのももちん戯言ではない。
誰からも援助を受けず、いったい、選挙にはどれくらいお金がかかるのかをレポートしてみたいのだ。そして、富士市長になった時には、どの方面から、どのような圧力がかかり、どんな接待をされ、どんな苦情がくるのか、それを、匿名なしで全部詳細にレポートしてみたいのだ。
もしも、奇跡が起こって富士市長になっても、たぶん次の選挙で徹底的につぶされるだろう。静岡は中央政府と癒着しまくり県だから、土建屋の代理人の石川知事や浜岡原発工事の黒幕の原田左右ななとかや金融業界の犬である柳沢伯なんとかや、中曽根のかばん持ちの斉藤なんとかが徹底的にそんな富士市長をつぶしまくるだろう。しかし、それも徹底的に詳しく実名でレポートしてやる。
その後は、喫茶店でもやるから、そこでつぶされてもかまわない。どこかの高校の講師でもやろう。そして生々しく行政と政治をレポートしてやる。このHPにも全部掲載する。そこで、踏み込まないと日本はだめになる。本当はそれがジャーナリズムの役割なのだ。
実はここを一番言いたい。日本のジャーナリズムがダメなのである。「読売新聞の発行部数と日テレの視聴率のため」を「プロ野球発展のため」と言い替えているジャーナリズムや「高校生の教育としての高校野球」と言いながら、日本で一番スポーツに不向きな季節にトーナメント戦を行い、たかだか野球の為に親元を離れ、地元の選手が一人もいない学校を郷土の代表として扱うような某朝なんとか新聞は決してジャーナリズムとは言えない。もちろん「久米なんとか」はジャーナリストではなく芸人である。
この毒舌日記は続く。今後も必死になって裏情報を探し、読者の皆様に伝えていくのよどこまでも、
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