PAGE26 家族愛

善い悪いとかは抜きにして『赤穂浪士』が好きです。
特に好きな場面は・・・
って趣旨が変わってしまうのでヤメます(笑)。

で、とは言っても自分で史実を調べたり、縁の地を訪ねたりするほどではありません。
でもテレビの歴史特集なんかは見ますね。

今日(12/14)、某国営放送の歴史番組の番外編(?)で”赤穂浪士”について放送されました。
内容はいつもとちょっと趣向を変えて”対決”形式です。
(放送内容についてはこちらを参照。)
”理想””現実”それぞれの選択を選んだ人達の事を紹介してました。
”理想”は仇討ちに参加した人達。
”現実”は仇討ちに参加せず、家族の為に生き延びる選択をした人達。

この仇討ちに参加しなかった人については全く知らなかったので中々興味深かったです。

例えば、赤穂を離れて各地を転々とし、ある地に落ち着いて、武士を捨て名を換え田畑を開墾した人。
この人が開墾した畑はこの人の名前で現在も残っているそうです。

それとか、自分が討ち入りに参加しなかった為に”裏切り者”と周りから言われ、その息子は仕官できず娘は離縁されてしまった人。
この人は
「自分は裏切り者と罵られても仕方が無いが、子供らにもその罪はない」
として、色々と帆走・尽力し、娘は再婚先が決まり、息子も仕官先が決まりました。
そしてその息子の方は後に厳島神社の鳥居建立に携わったそうです。

つまり、ここでは”現実””家族愛”に置き換え、その選択をしたが為に後々子孫や建造物を残す事が出来たことを言っています。

そうそう、前者の田畑を開墾した人の子孫は現在も残っていて、その人の、
『裏切り者と呼ばれても、討ち入りに参加せずに生きる選択をした為に、今のわたし達がある(一部略)。』
という言葉が印象的でした。

当たり前ではありますが、討ち入りに参加しなかった人にもドラマがあったんですね。
ちょっと感動しちゃいました。
マジで。

で、チャンネルをそのままにしていたら、ニュースになり、昼間行われた国会証人喚問の様子が流れました。
そう「耐震偽装問題」です。
某・元一級建築士の証言。
『断れば仕事が無くなり、入退院を繰り返している妻の事もあって、家族を養っていけなくなると思ってやった。』
というような事を言っていました。

ここでも”家族愛”ですね。

バ・カ・ヤ・ロ・ウ(怒)

2005/12/15