PAGE36 遠くなる戦争

まぁ僕も体験者ではないので偉そうな事は言えないのですが・・・。
8月15日の終戦記念日に近づいてくると戦時中の事をあつかったドキュメンタリーなどの番組が増えますね。
ある日の晩、その手の番組を見ようとしてチャンネルを変えた時に母が中学生の姪に
「こういうのも見なさいよ」
と促すと
「学校で習うからいい」
との返答。
確かに情報としてだけならそれでいいかもしれない。
(でも最近のゆとり教育で情報量減ってるだろうからそれはそれで心配だけど)

でもさ、当時の心情や状況なんて教科書には載らないじゃない。
そういう所が大事だと思う。
僕の場合祖父母がそういうのを語ってくれたので当時の事をちょっとだけ知れる事ができた。
でも今はどちらも亡くなってる。
なのでこういう番組を見て貰いたいものなんだけどな。

ただ、押しつけるのもなんか違う気がしたので一言言うに留めるだけにしたけど。

でもなぁ・・・。

あ、でもウチの船が戦時中徴用船にかり出されて戦域で沈没したと言うことは教えないと。
これは教科書とか関係なく”家”の事でもあるから。

余談:
この徴用船は慰霊碑があって、後ろを見ると船員の名前や年齢が掘ってある。
それみると18歳とか何人かいてちょっと心が傷む。

2012/08/15