第4号:1999年8月26日
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清掃センターの電気集塵機の爆発事故について
虹と緑の500人リスト・政策情報センターが発足
茨城NPOセンターに行って来ました。
あかなすの里事件の裁判記録の閲覧許可が出されました!
毎日、扇風機を一晩中つけっぱなしのせいか、調子はイマイチ。でも、ちょっと涼しくなったかな。9月の市議会も近づいてきたし・・・
清掃センターの電気集塵機の爆発事故について
今度は死者はでなかった
報告が遅くなりましたが、去る7月26日(月)の夕方、清掃センターの焼却施設の一部である電気集塵機の爆発事故がありました。幸い負傷者はいなかったのですが、もしそこに人がいたら死傷者がでていた筈です。
昨年の秋の死亡事故があったばかりでまた!いったいどうなってるんだと思います。
いまのところ、市の説明によると・・・、
・焼却炉の炉内圧が急激に高まり、この圧が逃げ場を失い集塵機が爆発した。
・焼却炉の炉内圧は、焼却炉上部の冷却室に付着していた灰(水分を含んでいる)が落下し、水分が急激に気化したので圧が高まった。
と説明してます。(8月13日、各派代表者会議で)
でも、この説明は疑問だらけ。詳しくはスペースの関係で言いませんが、炉内圧にしても、集塵機の様子にしても、データがまったく示されません。(コンピューターのバックアップデータが在る筈)市の説明は運転管理を市から委託されて行っている荏原グループ(この焼却プラントを建設した)が言ってることの受け売りなのです。つまり、客観性、第3者性に欠けているのです。
原因がどこにあるのかかわらないまま、爆発した集塵装置の補修工事がはじまっています。この費用は4000万円あまりですが、これは保険から支払われます。原因に対し、引き続き調査・究明後、市議会に報告することになっていますが・・
虹と緑の500人リスト・政策情報センターが発足
8月21日〜22日、静岡市で行われた虹と緑の500人リストの発足集会に行ってきました。この500人リストは全国から実にいろんな人が参加(150人くらい)。たとえば沖縄読谷村議員の、あの知花昌一さんも参加してました。知花さんは介護保険の分科会に。栗原はこの分科会の進行役を務めたので、知花さんの挙手に対し、指名するという、かなり恐れ多い(?)図でした。
政策情報センターは発足し、さっそく機能開始です。パソコンを道具として積極活用し、資料や会議、データベースとして利用できます。詳しくは栗原までどうぞ。
介護保険条例案についての分科会では
介護保険の分科会では、「介護保険条例案」についての検討がされました。厚生省は既に去る4月の段階で条例準則を示しています。黙ってれば、三島市もこの準則通りの条例案が3月議会に提案される見込み。この条例案では介護保険の問題をまるごと抱え込んでしまうのです。そこで、独自条例案を提案していこうという趣旨。その独自の条例案について、堀越栄子(日本女子大教員)氏らがワークショップを重ねてつくったもの。この条例案はよくできている。たとえば、
@介護保険を
介護の社会化の一部
として位置づけ、障害をもつ人、子ども〜高齢者まで、介護保険以外の一般会計による福祉施策もすべて条例に表現する「総合介護条例」となっている。
A介護認定から漏れたとしても、家事援助など一般会計による支援・介護などが受けられることを利用者に解るようにする。
A介護保険では利用者と事業者との契約で介護がされるが、この場合どうしても利用者の立場は弱くなる。そこで、そうならないように契約約款を市が示す(行政指導)などして利用者の立場を守る。
C悪質な事業者に対し、市が勧告、事業者名の公表などできる。
D認定などに対する不服審査を高齢者がやるのは困難。だから相談員を起き、不服審査請求を起こさなくても第一時的な解決が市のレベルで図れるようにする。
E介護保険や介護事業についての市民運営協議会を設け、政策評価(チェック)をし、反映されるシステムをつくる。
などです。
茨城NPOセンターに行って来ました。
8月24日(火)、茨城NPOセンター・コモンズに勉強に行って来ました。これは、福祉分野や環境分野などいろんなNPO法人を立ち上げるためのNPO法人なのです。完全な民営です。水戸駅から歩いて15分。マンションの一階の一室。パソコンと書棚だけのシンプルな事務所でした。
事務局長の横田能洋さんは31歳でサラリーマンを辞めてこの世界に入ったそうです。その腹のくくり方がスゴイ。サラリーマン時代に「企業の社会貢献」ということをやってて、「民間・非営利」という概念があることに気づき、また、「公共=官(行政)が担うものとは言えない」と思ったそうです。そういうことを言ってるだけではダメなので、実践しているとのことです。キャシャな風貌で、繊細かつたのもしい存在です。
でも運営はかなりたいへんそう。年会費5000円の会員が100人。収益事業も各種講座企画などを行ってやりくりしているようです。有給スタッフは横田さんを含め3人。あとはボランタリーな活動で運営。
現在、@フリーマーケット開催、A高齢者がまちに出てこれるように、電動3輪車の貸し出し事業(商店街と連携で)B障害をもつ人へのパソコンサポート、などのプロジェクトを行いそれぞれがNPO法人化できるように進めているとのことです。
「また会いましょう」と水戸駅で別れましたが、もっと話を聞きたかったです。
あかなすの里事件の裁判記録の閲覧許可が出されました!
静岡地方検察庁に対し、栗原が申請していたあかなすの里汚職事件の裁判記録の閲覧請求が許可される運びとなりました。この申請をめぐり、検察庁の担当者と一戦交えたカッコできましたが(刑事確定訴訟記録法の解釈の問題)、許可されることが電話連絡されました。
この担当者、「でも、書類は厚さにして1m以上はありますよ」と冷笑するかのようでした。明日(8/26)閲覧の日程について打ち合わせします。
検察が証拠として裁判所に提出した調書なども閲覧できるのか、行ってみないとわかりませんが、どんな記録なのか興味津々。(興味本位で閲覧してはいけないらしいが)とりわけ、リベート問題について注視してきます。また、報告します。
それにしても、市の「最終報告」はズサン。補助金に被害なしと県の報告を鵜呑み。しかも、県からの報告文書もなく、電話でのやりとりでそう結論づけたとのこと。市議会にどのような形で正式に報告されるのか、これは8月31日の各派代表者会議で話し合われる筈です。
編集後記
◆「
市議会速報」といっても近況報告みたいになってしまいました。◆その都度、スタイルが違うこの速報です◆メール環境ができました。アドレスは
yamaneko@tokai.or.jp
◆ホームページの準備にとりかかります◆国の省庁はかなりの情報を出しています。検索できますのでお知らせください◆まだ暑い日が続きます。体調に気をつけて◆栗