第6号:1999年9月12日





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いよいよ見えてきた介護保険 その正体は?!



 
議会傍聴をぜひ。*今議会からケーブルTVで放映されます 

◎各議員の一般質問の内容は、別紙のとおりです。

いよいよ見えてきた介護保険 その正体は?!

 下の表は、きのう委員会で報告された「三島市介護保険事業計画(骨格案)」に示された数値を栗原がとっつけはっつけしてつくったものです。これを見てどう思われますか?
えっ〜?! うっそ〜と思いませんか?
◆介護保険の要支援・要介護認定(介護度1〜5)を受けられる人は2116人(2000年度)と見込まれてます。これは、65歳以上の人口17,710人の約12%にすぎません。この人たちだけが、保険による介護を受けられます。その2,116人に対する各サービス(在宅介護の代表的なもの)についての必要回数、供給回数、供給率を示したのが下の表です。それが5年後にはどうなるかも示しました。
◆尚、各々のサービスは介護度に応じ、平均的な利用回数が設けられ、さらに「利用希望率」が掛けられ、必要回数が定められています。ですから、必要回数というのは2116人全員が必要としてる回数ではなく、これにご丁寧に「利用希望率」(約60%)が考慮され、あらかじめ少ない数値に仕組まれているのです。
              【2000年度】  【2005年度】

 
 必要回数
(回/週)
供給回数
(回/週)
供給率
 
 必要回数
(回/週)
供給回数
(回/週)
供給率
 
@ホームヘルプ
5448回
1841回
33.8%
5957回
3574回
60.0%
A訪問入浴
36回
36回
100.0%
32回
32回
100.0%
B訪問看護
1430回
461回
32.2%
1499回
899回
60.0%
C訪問リハ
153回
23回
15.0%
124回
74回
60.0%
Dデイサービス
・通所リハビリ
2608回
1772回
66.0%
3245回
2596回
80.0%
Eショートステイ(半年で)
3617週
2190週
60.5%
3891週
3113週
80.0%

必要回数というものがそこまで少なく見積もられているにもかかわらず、供給はこれにもぜんぜん追いつかないと、この表が物語っています。例外として、訪問入浴は100%となってますが、コレ、必要回数が36回です。2,116人に対して延べ回数はたったの36回(週)なのです。信じられますか?
◆訪問リハは、なんと供給率たったの15%。5年後には60%に上がりますが、実は必要回数が124回に減っているのです。理由は「特別養護老人ホームなどに入所する人がいるので、対象者が減るから」とのこと。でも施設関係はもっとヒドイ数値なのです。 
◆これで、保険料(約3000円・月)払えって?市費は2億円くらい浮きますが・・