第8号:1999年9月24日





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栗原の一般質問その2...介護の社会化を進めるために








 
栗原の一般質問その2...介護の社会化を進めるために

 【質問の趣旨】
 介護の社会化のために、従来からの一般会計による福祉事業をこそ充実させるのが必要だ。なぜなら、介護保険では介護を受けられる人(要支援・介護認定されるひと)は、65歳以上人口の約12%程度に限定されてしまう。これでは広く高齢者を支えることはできない.

Q1
 予算編成時期も近づいた。小池市長は介護保険により、高齢者福祉を後退させないと言ってきたが、その意志を改めて問う。
A1
 後退させないという意志は変わらない。ちなみに、現在行われている高齢者への福祉サービス24種のうち、介護保険に移行する種は8種。残り16種はすべて継続させたい。


参考資料   この小池市長の答弁の意味するところは下の表のようになります。
現行サービス種のうち、介護保険に移行するもの=●
一般会計の事業として継続するもの=◎
   現行サービスの種類       主な内容
 
1 ホームヘルプ家事援助・身体介護など
2 デイサービス日帰りで入浴・食事・日常動作訓練など
3ショートステイ特養ホームで一週間程度の滞在
4 高齢者介護ホーム日帰りで入浴・食事など
5 入浴サービス移動入浴車で家庭で入浴・老人福祉センター特殊浴槽に移送
6 給食サービス昼食の宅配
7日常生活用具給付特殊ベッド、入浴補助具、車椅子など給付・貸与
8 福祉電話設置電話の貸与・テレホンサービス
9緊急通報システムボタンを押すと消防署に通報がはいる
10 紙おむつ給付200枚/月の範囲で無料配布
11 痴呆老人生活指導特養ホーム併設の痴呆老人ホームに3週間滞在
12 在宅寝たきり介護者手当10万円/年の支給
13 高齢者住宅整備資金貸し付け貸付限度額420万円・年利3%
14 地域福祉サービス掃除・洗濯、通院介助など
15 福祉・家事援助サービス掃除・洗濯の家事援助サービス
16 健康診査医療機関で、血圧・尿・血液検査など受診とガン健診
17 訪問審査寝たきり状態の人に、医師が訪問して健康診査
18 寝たきり在宅者歯科診療寝たきり状態の人に、訪問して歯科診療
19健康相談寝たきり予防などの相談会の実施
20機能訓練理学療法士・医師のアドバイスによる日常生活自立支援
21訪問指導保健婦・看護婦などの訪問により療養・健康自己管理など
22 訪問看護医師の指導のもと、看護婦が訪問し病状観察など
23 老健施設ショートステイ老健施設への短期滞在(14日以内)
24 老健施設デイケア老健施設に日帰りでリハビリ・食事・入浴など

Q2
 それでも、尚、問題が発生する。今まで、ホームヘルパーの派遣を受けていた人で、要支援・要介護認定から漏れることがあり得る。この場合、一般会計の福祉サービスによる「受け皿」が無いと、必要な介護が受けられなくなる。どうするのか?
 今までの派遣は、「派遣が必要である」という市の決定のもとに行われていたのだから、その決定に対し、責任をもつべきではないか?
A2
考えたい。
Q3
 今までホームヘルパーの派遣など、福祉サービスを受けていた人でも、認定から漏れてしまい、介護保険によるサービスが受けられない人の割合を、厚生省は10%程度と予想している。福祉自治体ユニットの調査では25%程度と見込まれている。三島市はどのような想定をしているか?
A3
 パーセンテージまでは予想していない。


 この他、「ケアプランの作成が利用者の希望どおりになってるかなどのチェック」「サービスの利用者の保護」「権利擁護についてどうするのか」を問いましたが、コレと言った答弁はされてません。また時間もなく再質問もできませんでいた。課題として残ります。





【次号の予告】
 9月議会の報告は次号分で終わりにします。内容は「介護保険事業計画骨格案について」全員協議会での議論の様子をお伝えしま
す。それから、「あかなすの里最終報告」です。発行は来週の半ばになりそうです。
 このニュースはFAXで送らせて頂いてます。機械の都合からか、スムーズに送れない時もあり、結局届かない場合もありますがご容赦ください。また、最近プリンタの調子が悪くて、字が鮮明にでません。FAXで余計読みにくいと思いますがごめんなさい。
パソコンから放射状にイッパツで送れるシステムも考えてます。よろしくお願い致します。栗。