第14号:99年12月24日
  ついに借金地獄の一丁目!
98年度決算書は雄弁に語ります
 

       事業よりも借金返済

初めてこんなことに
 借金返済額が、投資的事業に充てた額を上回りました。

事業財源がこんなに減ってます。
 道路をつくったり直したり、また、新たな福祉事業などにも必要な財源はこんなに減りました。(投資的経費充当一般財源が約28億円)

借金返済額はうなぎ登りです。
 一方、借金の返済額はこんなに増えてます。(公債費は約32億円)







原因は石井前市長時代の超大型事業の一挙集中です
      
@96年度に巨額の借金
 
生涯学習センター、市役所大社町別館、中郷文化プラザの建設を集中させたため、96年度に借りれたお金(市債)は89億5千万円。グラフでわかるとおり、突出してます。








Aそれで返済額が急上昇

 そのため、借金の返済額(公債費)は急上昇。98年度は約32億円に及びました。これが財源を大きく拘束しているのです。 










深刻です。この財政悪化

 財源は増えている。でも事業費が生み出せない


あたりまえのことですが、財源が増えればそれだけ事業費を捻出できます。
ところが、いまの三島はあたりまえのことが通用しません。
それは、財源の増え方に対し、借金返済額の増え方が上回ってしまってるからです。
 
*グラフは経常一般財源の大きさの推移です。
経常一般財源とは、市の収入の基本的なものです。


必要経費を節減しても事業費が生み出せない

98年度の必要経費は97年度に比べ、ほぼ横這い。「公債費」を除けば、減少してます。これは、かなり節減をした結果です。
必要経費(経常経費)の推移 単位:千円
項目
1994
1995
1996
1997
1998
義務的経費人件費
6,815,489
6,606,219
6,875,429
7,137,460
7,132,383
扶助費
769,281
802,916
851,968
964,936
1,016,693
公債費
1,987,196
2,421,625
2,362,993
2,827,787
3,214,956
一般
行政費
物件費
2,443,397
2,691,825
2,995,180
3,223,704
3,437,388
維持補修費
298,967
324,732
332,665
335,584
180,814
補助費等
1,145,241
1,097,641
1,365,310
1,592,607
1,313,547
その他
6,646,630
7,194,404
7,395,461
6,284,439
6,216,342
20,106,201
21,139,362
22,179,006
22,366,697
22,512,123

あたりまえのことですが、必要経費を節減すれば事業費を捻出できます。
ところが、いまの三島はあたりまえのことが通用しません。
それは、経費節減に対し、借金返済額の増え方が上回ってしまってるからです。

*表は三島市の行政レベルを維持していくための
必要経費(経常経費)です。人件費などの義務的な経費、
物件費(ゴミ収集処理、ホームヘルパーなどのすべての委託料など)
など一般行政費、その他です。



 が同時に起きています。
それが98年度決算からわかる三島市財政の姿です。

今後、錦田小の移転改築、ダイオキシン対策で巨費を要します。また借金です。
今後、不況に加えて税を担う人たち(生産人口)が減少します。(市議会速報13号を見て下さい)
ますます深刻になります。。
 このとてつもない問題、いっしょに考えませんか?
 
各会派の決算承認に対する態度
緑水会
共産
×
公明
新未来21
社民
市民ネット
×

は賛成、×は反対